国内のヘッジファンドの先駆けとして運用を開始し、運用9年目に突入するBMキャピタル。
今では暴落に強く、安定した抜群の成績が評判を呼び高い評価を集めています。
筆者は、まだBMキャピタルが有名になる前の2013年に友人の紹介で資産を預けている長期投資家です。
BMキャピタルは投資信託のように公募ファンドではなく私募ファンドです。そのため、なかなか実態を把握しにくい部分があると思います。
本日はそのような方に向けて長期投資家である筆者の目線から、どのような投資ファンドなのかという点について実体験も交えあらゆる角度からお伝えしていきたいと思います。
BMキャピタルの概要とは?
安定のバリュー株複利運用
BMキャピタルの大きな特徴をあげると以下の5つの点に集約されます。
- 過去11年間で相場によらず安定して年率10%以上のリターンを叩き出している
- 過去年度ベースで幾度の暴落局面を全て運用リターンプラスで乗り切っている
- 安全なバリュー株投資で堅実な運用手法を実践している
- ファンドマネージャーを含め構成員は東大と京大卒で固められている
- 合同会社として運用している
筆者は2013年に投資した当時、運用で増やす必要性については自覚しながらも、投資について全くの初心者でした。
運用先を探している時に、偶然職場の先輩の紹介で非常に優秀なファンドマネージャーがファンドを立ち上げたという話を聞いて縁があり投資しました。
ファンドマネージャーは後程お伝えするアクティビスと投資の過程として上場企業の取締役にもなっています。
上場企業の役員になるためには経歴チェックや反社会的な人物ではないかなどの審査を通過する必要があります。
上場企業役員になっているということは、しっかりとした人物であるという担保があるということを意味します。
それでは、各特徴について詳しく説明していきたいと思います。
BMキャピタルの安全で堅実な運用成績
投資初心者であった筆者としては資産運用に対して最も恐れていたことは大切な資産を失ってしまうことでした。
人間は極度に損失に対して恐怖を抱くという性質が備わっており、私も例外なく損失を恐れて資産運用に一歩足を伸ばすことを躊躇っていました。
筆者は信頼できる先輩からBMキャピタルの紹介を受けた当時、確かにまだ有名ではないBMキャピタルに投資することに不安を抱いていました。
しかし、ファンドマネージャーはリーマンショックでも見事プラスのリターンを出した東大卒の外資系金融出身の腕利きであるという話を聞いて賭けてみようと投資を決心しました。
今まで8年間の成績はというと非常にすぐれています。BMキャピタルが運用を開始した2012年からの以下の日経平均のチャートをご覧下さい。
- 2011年の東日本大震災を含めた民主党政権時の株価の停滞
- チャイナショックやコモディティショック(2015年-2016年)
- 2018年の年末の世界同時株安
- 2020年年初のコロナショックによる大暴落
- 2022年の全世界的な下落相場
と幾度とない暴落を経験してます。時には30%-40%の暴落を経験しています。
仮にあなたが1000万円をTOPIXと連動した商品に投資していた場合、場合によっては1年で300万円-400万円を失うことになり狼狽してしまう年が何度もあるのです。
怖くなって損切りをした後に株価が上昇して大損をしたという経験は誰しもあるのではないでしょうか?
暴落に対して人間の心は脆弱にできています。自分の老後などの安定資産とする場合は、できる限り暴落を避けながら投資をしていきたいですよね。
一方のBMキャピタルはというと、上記のTOPIXのチャートと同期間で一度もマイナスの運用成績を出さずにリターンをだしています。
更に、守りに優れているだけではなく、リターンもしっかりと出しています。
BMキャピタルは年率10%以上のリターンを安定して出し続けており、筆者も運用開始から資産を2.5倍にまで増加させることに成功しています。
定期預金に入れていては殆ど増えない中で、強い暴落耐性を有しながら資産を倍増以上できているということで当時の自分の判断に感謝しています。
安定のバリュー株複利運用
ではなぜBMキャピタルはこのような素晴らしい成績を残せているのでしょうか?
次の項目でBMキャピタルの運用手法について詳しく見ていきたいと思います。
今後ますます期待!?BMキャピタルの投資手法とは?
では、肝心のBMキャピタルの運用手法について紐解いていきたいと思います。
運用手法は日本株の伝統的なバリュー株投資
ヘッジファンドというと以下のイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
- レバレッジをかけている
- 空売りやオプションを積極的に活用している
確かに欧米のヘッジファンドの中にはレバレッジをかけて運用しているファンドも多く存在しています。
しかし、レバレッジをかけることで致命的な損失を被ることも多々あるのです。
BMキャピタルは場合によっては上記を実行することもありますが、メインは確立された伝統的な理論に基づくバリュー株投資で投資を行っています。
→ バリュー株投資とグロース株投資はどっちがおすすめ?あらゆるデータから両者を徹底比較する
投資手法についてはBMキャピタルの公式ホームページでは以下のように解説されています。
株式市場はあらゆる要因に常に左右され、株価は必ずしも本質的な価値を反映していません。BM CAPITALはいかなる市場状況においても収益を生むべく、徹底的な企業分析によって株式価値を把握し、株価が十分に割安な状況においてのみ投資を行います。
これだけではあまり良くわかりませんよね。ただ、BMキャピタルは四半期に一回運用レポートを投資家向けに発行しています。
頂く運用レポートの中では、現在のファンドマネージャーの相場の捉え方だけではなく、実際に利益を確定した銘柄の紹介がでています。
その中で、なぜ投資を行ったのか?
という理由についてまで詳細に書かれています。筆者はBMキャピタルの長期投資家であり、毎四半期レポートを見ているのでBMキャピタルの運用手法について研究しました。
結果として、詳しく運用手法が見えてきたのでお伝えしていきたいと思います。
BMキャピタルの理論の元になるのはベンジャミン・グレアム
通常、バリュー株投資といえば、低PERや低PBRといったような指標で判断する投資手法をイメージされる方が多いかと思います。
しかし、BMキャピタルは米国の金融街の聖地であるウォール街の父と称されるベンジャミン・グレアムの開発した伝統的なバリュー株投資を独自にアレンジして投資を実行しています。
ベンジャミン・グレアムは投資の神様として君臨しているウォーレン・バフェットが師匠として仰ぐ大賢人です。
彼が1934年に出版した著書「証券分析」の中で紹介した投資手法は90年近くが経過した現在でも投資の世界のバイブルとして広く活用されています。
本格的なバリュー株投資の実態とは?どんな条件の銘柄を選んでいるのか?
では具体的な投資手法の内容に入っていきます。
ここからは若干小難しい内容になりますので、難しい話は御免被るという方は読み飛ばしていただければと思います。
BMキャピタルでは「今企業が保有している確かな資産」をベースに企業価値を算定して割安な銘柄に投資をしていきます。
まず、企業が将来生み出す利益については不透明性が低いので理論的な株価の算定からは除外します。
つまり企業の収益に関するPLはあてにせずに、今保有している資産だけを元にして企業価値を見積もっていきます。
事実、グレアムも著書の中で将来企業の利益がどうなるかは不透明で不確実性が高いから考慮するべきではないとしています。
一言に保有している資産といっても様々なものがあります。
現金や有価証券、営業債券といった現金性の資産はすぐ換金することができる確かな資産です。
一方、「商品」や「設備」等の事業性資産は経年劣化や陳腐化で本当に企業のバランスシートに記載されている金額の価値があるのか分かりません。
そこでBMキャピタルでは現金性資産だけを資産としてカウントして企業価値を評価しています。
具体的には現金性資産から総負債を引いた純現金性資産が企業の価値である時価総額より高い銘柄を投資対象候補とします。
図を用いて解説すると、純現金性資産とは以下の通りとなります。
この純現金性資産が時価総額より高い銘柄を投資対象とします。時価総額というのは「発行済株式数×株価」で算出される数値です。
つまり、今企業を丸ごと購入する場合に必要な金額はいくらかということですね。
上記の条件を満たす銘柄を絶対的安全域のある銘柄と呼ぶこととします。
絶対的安全域のある銘柄の正体を暴く
では先ほどの条件を満たす銘柄はどのような意味を持つのでしょうか?
まず通常理論的な株価というのは、保有している純資産に今後の利益の現時点での価値を足し合わせて算出します。
純資産と今後の利益の現在価値を足し合わせたものを合算して発行済株式で割返したものが理論株価です。
ここで絶対的安全域を満たす銘柄はまず、今後の利益については加味せずに考えます。
更に、純資産価値の中から商品や設備や「のれん」などの事業性資産を差し引いた純現金性資産だけを加味します。
純現金性資産を発行済株式数で除した超保守的な理論株価だけで時価総額を超えている銘柄こそが絶対的安全域を持った銘柄なのです。
図で示すと以下となります。
純現金性資産を発行済株式数で除した超保守的な理論株価だけで時価総額を超えている銘柄こそが絶対的安全域を持った銘柄なのです。
つまり、今借金を返済したあとに保有している現金同等物だけで時価総額を上回っている銘柄となります。
何が言いたいかというと、借金のない1億円の現金を持っている企業が存在しているとします。しかし、このような銘柄が7000万円で売られていたらどうでしょうか?
売られている金額よりも高い現金を持っているのですから、理論的には確実に上昇が見込めるどころか下落する可能性も非常に小さいことが分かります。
何度もいいますが、今後の利益や事業性資産をゼロとして考えていますので実態の企業価値は1億円を大きく上回ることになります。
絶対的安全圏を持つ銘柄を探すには財務諸表を一つ一つ精査しなければなりませんし、皆さんが知っているような大型銘柄には存在しません。
大型銘柄は証券会社によって分析されるのである程度、適切な株価がつけられているからです。
今まで説明してきたような絶対的な安全域を持つ銘柄は明らかな市場のミスバリュエーションです。
市場が間違っている時に購入して利益を得るのはバフェットが得意とする投資でもあります。
そして、市場が間違いやすい銘柄は小型株に多く存在しているのです。
日本株の上場銘柄は3500社にも上り、証券会社が小型株に対しては分析できていませんからね。
そのため、絶対的安全圏を有する銘柄を探索するのに膨大な時間を要するのです。
この手間を省くだけでなく、更にBMキャピタルで投資をすることには次の項目で説明するメリットがあります。
アクティビストとしての動きでリターンを加速
絶対的安全域を持つ銘柄は市場から放置されている小型株にあることをお伝えしてきましたが、一つ大きな欠点があります。
それは今後も市場から無視され、株価が下がらないものの上昇することもない可能性があるということです。
株価は人気投票なので注目されることで上昇していきますからね。
市場から注目される事象が発生して初めて株価は急騰していくことになるのです。
市場が注目する事象としては例えば以下のようなものが挙げられます。
- 自社株買を行う
- 大幅な増配を発表する
- 大幅な決算の伸びを記録する
- 買収される観測がでる
- 敏腕経営者に交代となる
普通の個人投資家であれば、これらの事象が発生するのをひたすら待つことになります。場合によっては数年、長ければ10年以上待つことになる可能性もあります。
しかし、BMキャピタルは豊富な資金力と、ファンドマネージャーの人脈によって投資している企業に「物言う株主」として働きかけることができます。
結果として能動的に市場からの注目を集め、株価を引き上げることができるのです。結果として守備だけでなく、攻撃力も備えたリターンを叩き出すことができているのです。
ちなみに筆者が調査したところ、BMキャピタルのような運用を行っている投資信託は存在しませんでした。正にBMキャピタルだからこそできる投資であるといえるでしょう。
安定のバリュー株複利運用
2024年以降に特にチャンス到来!中小型のバリュー株投資の時代が来る
そして現在2024年時点ではBMキャピタルが投資対象として中小型のバリュー株銘柄に大きなチャンスが訪れています。
バリュー株相場が到来している
2021年末まではグロース株相場となっていますが、2022年再びバリュー株相場が訪れています。
以下のグラフを見て欲しいのですが、2012年からグロース株に有利な市場環境が続いていました。
しかし、歴史的にみると基本的にはバリュー株がグロース株を凌駕する成績となっています。
長期的にはバリュー株が下落を免れ高い利益を安定的に出しているのです。
現在、コロナ禍でグロース株が大きく上昇していましたが大きく暴落しています。そして、バリュー株が今後は長らく市場を牽引するものと見られています。
BMキャピタルはバリュー株に不利な市況の中でも、下落を許さずグロース株並みに高いリターンを実現してきました。
実際、2022年も全世界的に株価が大きく下落する中でも、BMキャピタルはプラスのリターンを叩き出し抜群のアルファリターンをだしています。
東京証券取引所によるPBR改革
2023年に東京証券取引所の旗振りで資本効率の低い日本企業に対して改善策を求める動きが活発化しました。
東京証券取引所がPBR(株価純資産倍率)の低迷する上場企業に対して改善策を開示・実行するよう要請したことが、企業や投資家に波紋を広げている。東証の要請を受けて、株式市場では「低PBR企業の資本効率や収益性が改善する」との思惑が広がり、海外投資家などから割安株への買いが入る場面もあった。
参照:東洋経済
つまり、米国株式市場などに対して割安に放置されている日本企業に対して改善を促しているということです。
不必要な持ち合い株式を処分させたり、あまった資金で自社株買いを実行させるなどして能動的に株式価値を引き上げているBMキャピタルには追い風です。
今後、割安企業の価値が見直されることで大きな値上がり益を期待することができます。
大型株を買い支えてきた日本銀行が売りに転じている
アベノミクスのもとで大規模金融緩和を続けてきた日銀は世界にさきがげて株式ETFを大量に購入してきました。
しかし、最新のデータで2023年には日銀が売りに転じていたという発表がありました。
10年以上にわたり上場投資信託(ETF)を購入し、事実上の株価下支えという異例の取り組みをしてきた日銀が、2023年に株式の売り手に転じたもようだ。暦年ベースで株式の売り手になるのは、10年のETF買い入れ開始後では初めてだ。
参照:日経新聞
この日銀の買い入れ対象としているのはTOPIX連動型です。つまりTOPIXに採用されている大型株は今までの追い風がなくなり、逆風が吹いているのです。
一方、BMキャピタルが投資している小型株は日銀の売買の対象ではないので影響はうけません。今後、日本の大型株は厳しい環境が続くと考えられます。
相対的に小型株に投資しているBMキャピタルの魅力が高まります。
合同会社という運営形態は怪しい?
ここで一息をつきたいと思います。BMキャピタルに投資する方の中には合同会社であることに不安を持たれる方が多いと思います。
名称 | ビーエムキャピタル合同会社 |
英名 | BM CAPITAL LLC |
所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木7-18-1 |
事業目的 | (1)金融商品取引法に基づく有価証券及びデリバティブ取引 (2)各種事業への投資 (3)有価証券の自己募集 (4)経営コンサルティング業務 (5)前各号に附帯する一切の業務 |
それでは、この点についてcoffeeBrakeとしてお伝えしていきたいと思います。
弁護士も認める!合同会社の社員権販売は合法的なスキーム
BMキャピタルは合同会社の社員権の販売という形で出資を募っています。
このスキーム自体は法律上問題なく、弁護士や行政書士も以下のように認めているスキームとなります。
株式や債券等、「有価証券」そのものでなくても、金融商品取引法上のみなし有価証券の私募については原則として金融商品取引業の登録が必要です。
しかし、合同会社が自らの資金調達のため、社員権を自ら募集又は私募する行為は、金融商品取引業の登録を受けずに行うことができます(金融商品取引法2条8項7号参照)。
これが、「合同会社の社員権募集スキームが金融商品取引法の登録の例外」といわれるゆえんです。
合同会社の社員権を、自ら販売する場合には、金融商品取引業の登録が必要がありません。そのため、資金調達の手段として、合同会社の社員権販売が行われているのです。
参照:弁護士「中野秀俊」
そもそも、もし違法であったなら8年間も運用できるわけがありません。
途中で金融庁から警告がでるはずですが、BMキャピタルに警告ができた形跡はありません。
ポンジスキームではなく詐欺ファンドでもない
また、実際には運用しておらず新規の投資家からの資金を既存の投資家に分配するポンジスキームを気にされている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、BMキャピタルは実際に投資を行っている形跡があります。
ダントーHD[5337] 株式買付 買付人
…
淡路交通 買付数…224万株(7.7%)
応募株主
Black Clover Ltd…214.2万株 ・
BMキャピタル…9.8万株
萬世電機の株主欄にいつのまにかBMキャピタルが入っていた。ブラッククローバーは12月に買い増したし、光通信もまだ1.5%持っているのだろう。 バリューファンドが集う…。
参照:@boss_value
実際に投資をしていることが確認できるのでポンジスキームではありません。また、ポンジスキームの特徴として異常に高い利回りを喧伝している点があります。
毎年50%異常のリターンや、毎月3%などの通常ありえないレベルの利回りを謳っているファンドには注意しましょう。
頭に入れておいて欲しいのはバフェットですら長期成績が20%であるということです。
あまりに高いリターンを喧伝するファンドには注意した方が賢明です。その点、BMキャピタルのリターンは堅実で信頼感があります。
以下で詳しく纏めていますので参考にしていただければと思います。
→ BMキャピタルは怪しい?ポンジスキームの可能性を踏まえて詐欺ファンドなのかを徹底検証!
そもそも、後述しますが経歴が綺麗であればあるほどポンジスキームをする必要すらありませんし、その発想すらないと思います。
筆者が絶対にファンド選びをする際はファンドマネジャーと運営メンバーの経歴を確認することを怠らないようにと言っているのはこのためです。
人生で積み上げてきた努力を一瞬で水の泡にするようなことをしないのが優秀な経歴の人たちの特徴です。
ファンドマネージャーを中心に優秀な人材で構成
それでは話を本題に戻してBMキャピタルの主要メンバーについてお伝えしていきます。
社長は森山武利氏
社長は森山氏です。森山氏はバブル期に絶頂を迎えていた旧山一証券でのキャリアをスタートさせ、日本ユニコムを経てBMキャピタルの社長に就任しています。
日本ユニコム(株)コンシェルジェ・サービス室所属
弊社製作のユーストリームの番組の中などの相場解説には定評あり。今までの経験(営業の前線で27年)を生かし、独自の視点と切り口で面白く、かつ役に立つが信条。
参照:森山氏
確固たる経歴をもっている方によって運営されているのは心強いですね。
ただ、ファンドマネージャーは森山氏ではありません。
ファンドマネージャーは東京大学卒外資系金融出身
ファンドマネージャーは東大卒のエリートが担っています。
実際に営業員の方から話をきくと、非常に聡明で誠実そうな方で絵に描いたような青年実業家という見た目をされていました。
同氏は東京大学在学中に興した事業で得た利益を株式投資したところ、大きなリターンがでたので継続していったとのことです。
当時はリーマンショック真っ只中だったので舌を巻きますね。
卒業後は英国の一流銀行であるバークレイズ銀行で研鑽を積んだあと、独立してBMキャピルを立ち上げたそうです。
また、ファンドの構成員は以下のように錚々たる顔ぶれで運用されており、まさに新進気鋭のファンドであるということができるでしょう。
- 東大卒財務省官僚
- 京大卒外資系金融
- 東大京大卒総合商社
BMキャピタルの手数料とは?
ヘッジファンドの手数料は非常にわかりづらいので、担当者に直接聞いてほしいですが、
概念は以下の記事で詳細に解説していますので、参考にしてください。
ハイウォーターマークとか、難しい単語があるので混乱しそうですが至ってシンプルです。
ヘッジファンドはどこも同様ですが、BMキャピタルも大きく3つあります。
- 購入手数料
- 管理手数料
- 成功報酬
詳しくは以下の記事で解説しています。
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BMキャピタルの手数料(コミッション)形態について解説!
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分かりづらいヘッジファンド投資の成功報酬型の手数料体系をわかりやすく解説!ハイウォーター・マーク方式とは?
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BMキャピタルの口コミや評判とは?
筆者としては8年間投資してきて運用成績やレポートなどに非常に満足していますが、その他の投資家の声も見ていきましょう。
口コミ①
さっきヘッジファンドBMキャピタルと面談してきた。 3年前に1回して以来2回目。成績ずっといいし投資することに。 怪しんだ過去の自分に後悔・・
口コミ②
BMキャピタルというヘッジファンドがある。なんでも東大卒の超エリートが運用しているようで最低投資額は1000万らしい。年間利回りがこれまでのすべての年で10%以上の成績を誇っている。とてつもなく凄いファンドじゃないか。私も米国株を現金化して、こいつに1000万の金を突っ込もう
口コミ③
【BMキャピタル】 ・設立 2013年 ・代表 森山武利 外資系投資銀行出身の金融エリートが多く在籍。 豊富な知識・経験を活かし、高い分析能力と調査能力で「マイナスを出さない」運用手法で安定した成績をあげている。
口コミ④
日本にもヘッジファンドはあって、BMキャピタルなんかは有名どころ。 2013年から運用開始で、チャイナショック、コロナショックも乗り切って2020年もプラス‥過去マイナス0回。さっきHPなんとなく見てたら、会社の信条に「損失を出さない事」って書いてあった‥やっぱり守りなんですね(・_・;
また、ファンドマネージャーに会ったことがあるという方の中には以下のような印象を持ったという内容もでていました。
ファンドマネージャーの印象はとにかく聡明という感じです。いよいよ一流の人材がヘッジファンドとして出てきたかと感嘆します。普段は柔和で笑顔も朗らかですが、相場に関して質問すると、的確な返答を淀みなく返してくれます。私が直接お会いしてお話させてもらったファンド会社の代表の中では、文句なしの経歴の持ち主と言えます。
筆者はやはりBMキャピタルの公式ページにも歌われているように、誇大な利回りを喧伝しないところに誠実さを感じました。
結果として、下落することなく安定的に資産を増やしてくれていますし、非常に満足しています。
今後も筆者の資産形成のコアとして増資を含めて検討していきたいと考えています。
評判と口コミについては以下の記事で詳しくまとめていますので、興味のある方はご覧頂ければと思います。
関連:BMキャピタルの気になる評判や口コミとは?老舗ヘッジファンド「BM CAPITAL」の口コミを紹介する!
最低出資額はいくらから?1000万円以下でも投資できる?
BMキャピタルの最低出資金は1000万円からという話が出回っています。では実際のところどうなのでしょうか?
BMキャピタルはHP上で最低出資額について以下のように謳っています。
Q:最低投資金額はいくらからですか?
A:原則として1,000万円から受け付けております。1,000万円以下での投資希望の場合は弊社役職員とご相談ください。
ここで注目すべき点は後半の一文です。
1000万円以下であったとしても投資をすることは相談の上ではありますが、可能ではあります。
何を隠そう2013年当時筆者が投資した時の投資額は500万円だったのです。
1000万円の資金を作ることは出来ないが、運用に満足がいったら増資をして引き上げていくという話のなかで500万円でも受け入れてもらうことが可能となりました。
そもそも、何故敷居を設けているのか疑問に思ったので聞きました。
理由としては、コストを抑えるため最小限の人数で運用しており、一人当たりの出資金が少ないと顧客対応が難しくなるため閾値を設けているという理由でした。
確かに通常の投資信託では顧客対応はありませんからね。直接募集ならではの事情ということで納得感はありました。
海外のヘッジファンドでは少なくとも1億円から、場合によっては5億円からという閾値があることを考えると、相対的に低い閾値とみることもできますね。
関連:BMキャピタルの最低出資金額を実際の投資家が説明する!1000万円未満でも問い合わせを行っても大丈夫?
解約をすることはできる?比較的短いロックアップ期間を提供
投資をするのに気になるのは、しっかりと解約ができるかということではないでしょうか。
海外のヘッジファンドなどは新規の出資引き受けや、解約の受付は年に1回となっています。
しかし、BMキャピタルは4半期に1回、新規の受け入れや解約を受け入れています。
詐欺的なファンドの中では、解約を抽選としているものもあるそうですが、BMキャピタルはしっかりと毎四半期引き出すことができます。
実際、住宅の購入などの資金需要が発生して一部引き出したという方もいらっしゃるので安心できますね。
そもそも、引き出しができないようなファンドが10年間も存続できるわけないわけですが・・・。
まとめ
今回のポイントをまとめると以下になります。
- BMキャピタルは過去8年間幾度とない暴落を無傷で乗り切る安定ファンド
- リターンもしっかりと年率10%以上をだしている
- 伝統的な理論に基づくバリュー株投資で成果をだしている
- 「物言う株主」としてBMキャピタルにしかできない運用ができている
- 今後バリュー株相場が見込まれ益々期待できる
- ファンドマネージャーをはじめ構成員はエリート集団
- スキームは完全に合法的で弁護士も認めている
- 1000万円未満でも出資は可能
- 4半期に1度は解約も増資も可能
投資を検討されている方は、直接営業員の方から話を聞いてみて判断されるとよいかと思います。
安定のバリュー株複利運用