【ブログ更新】評判の「セゾン資産形成の達人ファンド」は2022年は危ない!?実績を中心に徹底評価!世界の株価指数と比較を通して分析する。

日本の投資信託(含むETF)分析

【ブログ更新】評判のセゾン投信シリーズの「セゾン資産形成の達人ファンド」は2022年は危ないからおすすめしない!?運用実績と今後にの見通しを中心に徹底評価!

セゾン投信は「ひふみ投信」や「さわかみ投信」と並んで日本の有望な独立系の投資信託です。

セゾン投信と一言にいっても以下の二つの投信が存在しています。

 

 

本日は、セゾン投信の中でも評判の高い「セゾン資産形成の達人ファンド」について取り上げていきたいと思います。

純資産額は上昇し、運用資産残高は1500億円にまで膨れ上がっています。

 

セゾン資産形成の達人ファンドの純資産額と基準価格

 

しかし、2022年は正直申し上げて今までの成績が良くなってきているからといって、

セゾン資産形成の達人ファンドに投資をするのは危険な環境になっています。

本日は達人ファンドの特徴についてお伝えした上で、成績や実績そして重要な今後の見通しについて他の株価指数と比較しながら見ていきたいと思います。

 

 

セゾン資産形成達人ファンドの特徴とは?

まずセゾン資産形成の達人ファンドの特徴についてお伝えしていきたいと思います。名前が長いので今回の記事では「達人ファンド」と呼ばせていただきます。

ファンド・オブ・ファンズ形式で運用

達人ファンドは、達人ファンドが投資信託に分散投資をするという「ファンド・オブ・ファンズ形式」で運用しています。

 

セゾン資産形成の達人ファンドのファンド・オブ・ファンズ形式について

参照:目論見書

 

じゃあ、直接投資家がファンドに投資すればいいのでは?

という疑問も起こりそうですが、達人ファンドが投資しているファンドは個人はアクセスすることができません。アセマネ会社が機関投資家向けに組成しているファンドなのです。

他のファンドオブファンズ形式で運用されているファンドも取り上げていますので参考にしていただければと思います。

 

 

組み入れている投資信託はアクティブ型

達人ファンドが組み入れている投資信託はアクティブ型の投資信託です。

 

→ インデックス型投信(=パッシブ)とアクティブ型投資信託はどっちがおすすめ?成績や手数料を中心に金融庁データをもとに徹底比較!

 

アクティブ型投信は対象とする指数に対してオーバーパフォームすることを目的とした投信です。

組み入れているファンドのリターンは以下の通りとなっています。なかなか優秀な成績を残していますね。

セゾン資産形成の達人ファンドの組み入れファンドの推移

一方の、セゾン投信のもう一つのシリーズであるセゾンバンガードグローバルバランスファンドはインデックス型の投資信託を組み入れています。

 

組入国別比率を世界株指数と比較

達人ファンドとMSCI All Country World Indexの国別構成比率の比較は以下となります。

達人ファンドは米国を少なく、一方相対的に割安な日本や欧州を多く組み入れていることが分かります。

 

セゾン資産形成の達人ファンドとMSCI All Country World Indexの国別構成比率の比較

達人ファンド MSCI All Country
World Index
米国 44.2% 61.5%
日本 12.1% 5.7%
フランス 4.9% 2.8%
中国 4.3% 3.8%
インド 4.3% 1.4%
スイス 4.2% 2.5%
オランダ 4.1% 1.2%
アイルランド 3.3% 0.2%
イギリス 3.0% 3.5%
デンマーク 2.3% 0.7%
その他 12.5% 19.6%

参照:2022年3末時点のレポート

 

わかりやすく地域別の構成比率を表したものが以下となります。

セゾン資産形成の達人ファンドの地域別構成比率

 

現状、米国株が大きく上昇してバリュエーションが高くなっているため、米国の比率を低くしていると推察できます。

 

比較的高い手数料水準

達人ファンドは購入手数料は0%ですが、信託報酬は年率1.35%±0.2%という比較的高い水準になります。

セゾン資産形成の達人ファンドの手数料

 

なぜ±0.2%がつくのか疑問に思われた方もいらっしゃると思います。これはファンド・オブ・ファンズ形式であることが影響しています。

 

投資しているファンドも手数料が発生しているので、当然投資家としては二重で手数料を支払うことになっているのです。

金融庁の調査でもファンド・オブ・ファンズ形式のファンドの手数料は比較的高い水準となることが明らかになっています。

アクティブ型投信とパッシブ型投信の手数料率の推移

 

ファンド・オブ・ファンズ形式のファンドの平均という水準ですね。

関連:インデックス型投信(=パッシブ)とアクティブ型投資信託はどっちがおすすめ?成績や手数料を中心に金融庁データをもとに徹底比較!

 

セゾン資産形成の達人ファンドの成績とは?

では肝心な達人ファンドの成績について切り込んでいきたいと思います。

暴落を乗り越えながらも大きく基準価格を上げている

達人ファンドはリーマンショックやチャイナショック、コロナショックで大きく基準価格を落としながらも基準価格を2.6倍に引き上げています。

セゾン資産形成の達人ファンドの純資産額と基準価格

 

短期的には大きな損失を被る可能性がありますが、長期でみると素晴らしい成績を残していますね。

 

MSCI All Country Indexをオーバーパフォーム

達人ファンドが優秀な成績を残しているかは指数と比較しないといけません。

達人ファンドは世界の株価指数に投資しているので、世界株指数と比較する必要があります。比較に最適な指数はMSCI All Country Indexです。

以下はセゾン資産形成の達人ファンドと、MSCI All Country Indexつまり世界平均株価への連動を目標とするeMAXIS全世界株式との比較です。

青色:セゾン資産形成の達人ファンド
橙色:eMAXIS全世界株式

セゾン資産形成の達人ファンドとeMAXIS全世界株式インデックスの比較

 

殆ど同じ値動きとなっていますね。むしろ全世界株は配当金をだした後のリターンなのでeMAXIS全世界株式の方が高いリターンということになります。

あとでお伝えしますが、この世界株と同じ動きをしているという事実が筆者のセゾン資産形成の達人ファンドが2022年の暗い見通しの基となっています。

 

「ひふみ投信」と比較

他の日本のアクティブファンドと比べてみましょう。

日本で最も有名なアクティブ投信である「ひふみ投信」が運用を開始した時点からの比較は以下となります。

青:セゾン資産形成の達人ファンド
赤:ひふみ投信

ひふみ投信とセゾン資産形成の達人ファンドの10年比較

 

一見すると大きく負けて見えますが、過去3年でみると全く違う景色が見えてきます。達人ファンドが一転して優れたパフォーマンスを見せています。

ひふみ投信とセゾン資産形成の達人ファンドとの直近3年比較

 

「ひふみ投信」は純資産残高が急騰したことでファンドマネージャーの藤野英人氏が得意とする超小型成長株投資ができなくなってしまいました。

結果的に近年は不調で、達人ファンドの成績に大きく劣後する成績となっています。

 

→ やめたほうがいい?幾度の暴落を経験した「ひふみ投信(プラス)」の時代は終わった!?評判のアクティブ投信の近年の不調の原因と見通しを徹底評価!

 

セゾン資産形成達人ファンドの今後の見通しと投資判断

では今後について考察していきたいと思います。

概ね世界株と同様に増加することが見込まれる

先ほど見てきたように、今後もセゾン投信は世界株の平均的な成績と同等の成績となることが予想されます。

つまり、毎年平均的に5%-7%のリターンを安定的に見込むことができます。

比較的高い手数料を支払う必要があることを考えると、全世界のインデックスでも十分であるとも考えられます。

 

2022年は全世界の株式が大きく調整する可能性がある

概ね全世界の株式と同じ動きをするということは全世界の株式の動向が非常に重要になっています。

全世界といいながらも現在米国株式が全世界株の約65%を占めています。

つまり米国株式の行く末が世界の株式市場の趨勢を決定つけるといっても過言ではありません。

そして、この米国株の行く末が2022年に発生するyスタグフレーションによってもたらされ暗くなってきています。

スタグフレーションとは「インフレ」と「不況」がセットにやってくることです。

 

日本にいるとわからない方と思いますが、米国はパンデミックでお金をばらまいたことと、人手不足によってサプライチェーンが混乱して大きなインフレが発生しています。

以下2022年6月に発表された2022年5月のインフレデータです。

 

労働省が朝方発表した5月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.6%上昇と、1981年12月以来、40年5カ月ぶりの大幅な上昇率を記録。ガソリン価格が過去最高となり、サービス価格も上昇したことで押し上げられた。

参照:ロイター

 

直近インフレ率が止まるところをしりません。以下過去25年の米国のインフレ率の推移ですが、直近急激に上昇しているのが見て取れますね。

米国のインフレ率の推移

 

 

年率インフレ率が8.6%ということは昨年1000円だったものが、今年は1086円になっているということです。

米国はインフレ率の目標を2%とおいていることから、大きく上回っているということで国民の不満も高まっています。

 

インフレを抑えるためには金融引き締めをする必要があります。

つまり金利をあげたり米国の中央銀行であるFRBのバランスシートを縮小したりして景気を冷ませてインフレ率を抑えるということです。

この金融引き締めは歴史的に株価を押し下げてきました。景気を冷ますので当たり前ですよね。

 

しかし、今回のインフレによって国民の消費活動が停滞して金融引き締めが発生するまえに景気が悪化する前兆が様々な指標からでてきています。

小売や景況感指数が軒並み悪い結果を叩き出しているのです。一方、今回のインフレは供給制約による側面もあり景気が冷めたと言ってもおさまるかは不明です。

既に米国株は大きく下落に転じていますが、底はまだまだ見えません。以下は米国のS&P500指数の推移です。

 

S&P500指数の推移

 

景気が下火になっているなかで、中央銀行が金融引き締めを行うとショックをともなって 米国株市場が大幅に減少する可能性が十分にあります。

2020年と2021年が好調で米国株が高くなりすぎた副作用を2022年は払わされる可能性が高くなってきているのです。

 

このような状況で世界株と同じ動きをするセゾン資産形成の達人ファンドに投資をすることは筆者としては危険であると考えています。

ではどうしたらよいか?

その選択肢を次の項目で記載しています。

安定的な値動きで年率10%以上で運用する方法

達人ファンドは有力な選択肢ではありますが、世の中には更によい金融商品もあります。

それがヘッジファンドです。ヘッジファンドは暴落局面でも収益を出すことが求められる絶対収益型のファンド形態です。

 

 

ヘッジファンドは以下の通り、長期的に米国株指数や世界株指数を大幅にアウトパフォームしています。

更にリスク低く安定的な値動きとなっています。

ヘッジファンドとS&P500指数と世界株式指数のチャート

 

特に筆者が投資をしているBMキャピタルは市場平均と連動しない確固たる理論に基づいて運用を行い、市場が悪い時でも安定してリターンをだしつづけてくれています。

以下で筆者が投資している日本人投資家でも投資できるヘッジファンドについて詳しくお伝えしていますのでご覧いただければと思います。

 

 

 

まとめ

セゾン資産形成ファンドについてお伝えしてきました。纏めると以下となります。

  • ファンド・オブ・ファンズ形式で運用している
  • 組み入れているのはアクティブファンド
  • ファンド・オブ・ファンズのため手数料は高め
  • 米国株比率が低く、日本と欧州が多くなっている
  • 成績はよいが殆ど世界株平均と同じ
  • 度々暴落局面を迎えるのがデメリット
  • 更に魅力的な選択肢も検討しよう

締め括り

 

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長期で資産を着実に育てる

 

資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。

過去の歴史を見ると、それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

各資産の超長期リターン

 

しかし、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てません。であれば、我々は早々にリスクの高い個別株投資という選択肢は捨てるべきです。

そして、投資のプロが運用する「ファンド」(投資信託、ETF、ヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

ここでファンド選びが最も大切です。長年、筆者も資産運用を実施してきました。

 

結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続けるファンド。このようなファンドを活用することがベストプラクティスであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

 

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

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