日本の投資信託(含むETF)分析

のむラップ・ファンドの評判はどうか?堅実な利回りを実現するも、今後の相場次第では下落もあり得る?

今回は巷でも中々評判の良いのむラップ・ファンドを取り上げてみたいと思います。

これまで様々な投信を分析していますので、他の分析も参考になさってください。

筆者自身は良い投資先を見つけるため、また自分の目利きが衰えないように日々鍛錬のために分析している側面もあります。

 

日本の投資信託(含むETF)分析

 

 

のむラップ・ファンドとは?

のむラップ・ファンドは、その名の通り野村アセットマネジメントが組成している投資信託になります。

具体的に、目論見書をもとに概要を紐解いていきましょう。基本的には日本を含む世界株や債券で運用しているファミリーファンドとなります。

ポートフォリオマネジャーの手腕が問われる内容ですね。

のむラップ・ファンド概要

 

 

運用は野村アセットマネジメント株式会社

野村アセットマネジメント株式会社が自社で行なっています。のむラップ・ファンドで個人投資家より資金を集め、自社の各資産運用部隊(マザーファンド)へ投資をしていく形となります。

ファンド方式

のむラップ・ファンドで配分を決め、運用は各マザーファンドが責任を持ってやっていく形ですね。

REITや国内株式などは2022年は酷い年でした。債券も売られ、結果的に現在は高利回りになっていますが、どんな成績になっているのか見ものですね。

 

 

積極型・普通型・保守型

「国内株式マザーファンド」、「外国株式 MSCI-KOKUSAI マザーファンド」、「世界 REIT インデックス マザー ファンド」への投資⽐率の合計が、「積極型」は制限なしで運用が行われます。ポートフォリオマネジャーの腕が最も反映されるのがこの積極型です。

 

保守型 やや保守型 普通型 やや積極型 積極型
50%以内 60%以内 75%以内 85%以内 制限なし

 

各マザーファンドへの投資⽐率は、上記制限のもと、下記を上限の⽬処とされています。

 

保守型 やや保守型 普通型 やや積極型 積極型
国内株式マザーファンド 20% 25% 30% 35% 40%
国内債券NOMURA-BPI総合 マザーファンド 80% 70% 60% 50% 40%
外国株式MSCI-KOKUSAIマザーファンド 30% 35% 45% 50% 60%
外国債券マザーファンド 50% 50% 50% 50% 50%
世界REITインデックス マザーファンド 20% 25% 30% 35% 40%

 

保守型はやはり国内債券の上限が高いですね。積極型も普通型と比べそこまで突出してリスクを取るという感じでもありませんね。

 

 

買付手数料、信託報酬

購入単位は⼀般コースは1 万⼝以上 1 万⼝単位です。1万円からですね。

⾃動けいぞく投資コースは1 万円以上 1 円単位となっています。

 

購⼊時⼿数料は購⼊価額に1.1%(税抜1.0%)以内で販売会社が独⾃に定める率を乗じて得た額となっています。

信託財産留保額は基準価額に0.3%の率を乗じて得た額を1⼝あたりに換算して、換⾦する⼝数に応じて負担することになります。売買で最低1.4%かかるということですね、

 

信託報酬率は積極型、やや積極型、保守型、やや保守型、普通型で異なります。

 

保守型 やや保守型 普通型 やや積極型 積極型
年1.188%(税抜年1.08%) 年1.2705%(税抜年1.155%) 年1.353%(税抜年1.23%) 年1.4355%(税抜年1.305%) 年1.518%(税抜年1.38%)

 

当然ですが、積極型が一番高くなります。ファンド間のスイッチングも可能なので、手数料なども検討に入れて運用を行なっていくのが良いでしょう。

各ファンド間でスイッチングができます。 スイッチングの⽅法等は、購⼊、換⾦の場合と同様です。 (販売会社によっては、⼀部または全部のスイッチングのお取扱いを⾏なわない場合があり ます。) なお、販売会社によっては「(年 3%⽬標払出)のむラップ・ファンド(普通型)」「(年 6% ⽬標払出)のむラップ・ファンド(普通型)」の換⾦代⾦をもって、各ファンドへのスイッ チングが可能です。

目論見書

 

 

のむラップ・ファンドの過去の基準価額推移、運用成績、利回りは?

それでは成績を見ていきましょう。まずは成績を羅列していきますが、最後に比べていきます。

 

のむラップ・ファンド(保守型)

〈のむラップ・ファンド(保守型)〉

 

1カ月 3カ月 6カ月 1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 2.60% -0.48% -0.12% -0.94% 2.63% 2.07% 4.71%

 

 

 

やや保守型

のむラップ・ファンド(やや保守型)

 

1カ月 3カ月 6カ月 1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 3.60% -0.11% 0.32% 0.06% 4.79% 3.56% --

 

 

 

普通型

のむラップ・ファンド(普通型)

 

1カ月 3カ月 6カ月 1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 4.82% 0.31% 0.75% 1.14% 7.15% 5.18% 8.77%

 

 

やや積極型

のむラップ・ファンド(やや積極型)

 

1カ月 3カ月 6カ月 1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 6.12% 1.05% 1.50% 2.31% 9.09% 6.43% --

 

 

 

積極型

やや積極型

 

1カ月 3カ月 6カ月 1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 7.03% 1.67% 2.04% 3.15% 10.99% 7.79% 11.29%

 

 

 

各ファンド成績の比較

過去10年の結果は以下の通りとなりました。できるだけ長い年数でファンドの成績は見るべきですが、積極型は非常に良い感じの運用ができていますね。

稀に見る、しっかりと運用されているファンドかもしれません。辛口な筆者でも投資妙味があると言わざるを得ません。

 

1カ月 3カ月 6カ月 1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
保守型 2.60% -0.48% -0.12% -0.94% 2.63% 2.07% 4.71%
やや保守型 3.60% -0.11% 0.32% 0.06% 4.79% 3.56% --
普通型 4.82% 0.31% 0.75% 1.14% 7.15% 5.18% 8.77%
やや積極型 6.12% 1.05% 1.50% 2.31% 9.09% 6.43% --
積極型 7.03% 1.67% 2.04% 3.15% 10.99% 7.79% 11.29%

 

あえて、積極型に苦言を呈すならば、それは下落耐性のなさが挙げられます。2020年、2021年はパンデミックによる株式市場の急落後、米FRBが歴史上類を見ない緩和を行い、株式市場はバブルとなりました。

積極型はコロナショックを被弾し、2020年はバブル相場だったにも関わらず、米国の代表株価指数である S&P500、ナスダックに大幅にアンダーパフォームしています。2021年はなんとか盛り返したものの、2018年の年間リターンがー10%などを見ても、下落相場における操縦に少し不安があります。

 

<積極型年間運用成績>

1-3月期 4-6月期 7-9月期 10-12月期 1-12月期
2022年 1.19% -5.02% -1.96% -- --
2021年 9.45% 5.75% 1.31% 7.37% 25.90%
2020年 -16.60% 10.82% 4.17% 8.22% 4.19%
2019年 9.87% -0.18% 1.74% 6.58% 18.93%
2018年 -6.96% 4.21% 5.45% -12.02% -10.05%

 

10年の年平均利回りが10%というのも、2020、2021年があまりにも異次元相場だったため、少し基準をきつくしたくはありますが、それでも他の投資信託に比べると相対的には素晴らしいです。

 

 

掲示板などにおける口コミ評判

 

 

 

今後の見通し

今後の見通しですが、積極型の場合はやはり米国株市場次第でリターンが決定する部分あり、つまりはS&P500の行方を占えば良いことになります。

現在11月末時点で、米FRBはまだまだ利上げを継続しており、これは株式市場に逆風となります。

実際に2022年より急速な利上げを行なっておりますが、のむラップの積極型も今年はマイナス運用になっています。そして、利上げに関しては2023年も続くでしょうし、また株式市場は歴史的に利上げを終え、利下げに転じたところで暴落に見舞われることがほとんどです。

 

つまり、のむラップファンドは非常に優秀なのですが、今からあえて買うかというと、無理はしなくても良いと思います。FRBが利下げ転換した後に、じっくりと買っていくのが良いのではないでしょうか。

今の時点でも投資妙味があるファンドは以下でもまとめていますので参考にしてみてください。

 

【2022年】日本国内の優良ヘッジファンド(&投資信託)のおすすめ先を紹介!選択に必要な知識と魅力的な金融商品をランキング形式で初心者にもわかりやすく解説
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締め括り

 

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資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。

過去の歴史を見ると、それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

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しかし、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てません。であれば、我々は早々にリスクの高い個別株投資という選択肢は捨てるべきです。

そして、投資のプロが運用する「ファンド」(投資信託、ETF、ヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

ここでファンド選びが最も大切です。長年、筆者も資産運用を実施してきました。

 

結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続けるファンド。このようなファンドを活用することがベストプラクティスであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

 

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

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