BMキャピタルで利益が出た場合の税金である総合課税とは？分離課税との比較も含めわかりやすく解説！

会社員ですと、月々の給料は会社が計算し、手取り金額のみを口座に振り込んでくれるというシステムとなっていますよね。

自分で株式投資などをする場合、税金としては、基本的には分離課税となります。

しかし、BMキャピタルなどヘッジファンドに投資をして、利益が出た場合はどのような税金体型になるのでしょうか。

サラリーマンの給料にかかる総合課税とは？

サラリーマンの方であれば、一度は自分の所得からどれくらいの税金が支払われているかは計算した方が良いでしょう。

所得税率は、国税庁のホームページに掲載されています。

参照：所得税の税率

（注） 例えば「課税される所得金額」が7,000,000円の場合には、求める税額は次のようになります。

7,000,000円×0.23 - 636,000円= 974,000円

※ 平成25年から令和19年までの各年分の確定申告においては、所得税と復興特別所得税（原則としてその年分の基準所得税額の2.1パーセント）を併せて申告・納付することとなります。

BMキャピタルから引き出す際は、総合課税となります。

BMキャピタルに1000万円預けて、引き出し時に1500万円になっていた場合、500万円に対して税金がかかってきます。

本業の年収が800万円だった場合、合計で1300万円が課税所得です。

13,000,000 × 0.33 - 1,536,000円= 2,754,000円

500/1300=38%がBMキャピタルで獲得した利益分です。

2,754,000 × 38％=1,046,520円が投資利益にかかる税金となります。

投資にかかる所得税は20％程度ですね。

法人契約の場合は、法人税が適用されメリットがある場合がありますので、その場合は担当者に相談した方が良いでしょう。

分離課税（譲渡課税・配当課税）とは？

株式投資をするには、譲渡課税・配当課税を気にする必要があります。

例えば1000万円で株式投資をして、500万円の利益が獲得できた場合、この500万円にキャピタルゲイン税がかかってきます。

キャピタルゲイン税は譲渡課税です。20.315％の税率となっています。

500万円の20.315％は1,015,750円です。

年収800万円でBMキャピタルで500万円の利益が出た場合と概ね同じ金額ですね。

配当課税ですが、こちらも税率はキャピタルゲイン税と同じで20.315％です。

1000万円を投資して3％の配当を貰った場合、受け取りは30万円です。

30万円に20.315％の配当課税がかかります。60,945円ですね。

分離課税の話をしておいてなのですが、個人で株式投資で利益を出すのはとても難しいです。

例えば、2020年の世界的な金融緩和が実施された時には、株はかなり勝ちやすい時期がありました。

しかし、その背景には、米国政府に何の非もないウィルス（COVIDー19）が大流行し、政策金利を0-0.25%に下げ、資本市場へ大きく資金を流入させたことがあります。

今後、社会システムの欠陥（リーマンショックなど）ではなく、経済が一気に不況に陥ってしまうことは、かなり可能性が低いです。

それは何を意味するかというと、株式投資はまたも利益を出すことが難しい時代が到来したということです。

特に2022年以降は米国をはじめとしたインフレ率の高騰により利上げサイクルが始まります。それも直角的に金融引締めを行うということで、株には逆風の嵐です。

その中で、投資経験が5年にも満たない（専業で）投資家が、リターンを獲得しようにもそれは虫が良すぎる話です。

株式投資はとても危険なので、そんな時のために、投資信託やヘッジファンドなど、プロの投資家に任せることが最良の選択肢になってくるのです。

まとめ

BMキャピタルの税金事情について解説してきました。

個人の状況により税金の金額は変わってきますので、まずは担当者に相談してみるのも良いでしょう。

過去にBMキャピタルは様々な質問を受けていると思います。

その中に、何か問題があればソリューションがあるのではないかと思います。