BMキャピタル(BM CAPITAL)

東京大学卒ファンドマネジャーが運用するBMキャピタルの会社概要を総括。森山武利氏を始め経営体制も外資系投資銀行、総合商社など出身者で運営

2022年5月19日

BMキャピタルは2013年より国内ヘッジファンドとして運用を開始し、10年以上が経過しています。もうすでに国内では老舗のヘッジファンドと言えるほど運営期間は長く、その運用における実績は確固たるものとなり始めています。

投資信託やヘッジファンドを選ぶ際に、最も気にしなければならないのは当然運用リターンです。しかし、3年ほどの運用で派手なリターンを出したからといって、それは実力があるとは言い難いのです。

 

「10々以上運用し、堅実に安定したリターンを出してくれる。複利効果でパフォーマンスを最大化してくれる。」

資産のスノーボール化

資産の「スノーボール(雪だるま)」化

 

これが最も良い運用先であり、また機関投資家の間でも、これが一番難しく、そして理想の運用と言われています。

実際に時間をかけて複利運用するのは想像以上にパワフルです。

 

さて、BMキャピタルはすでにその10年以上の運用をしてきました。また、堅実なリターンと市場が下落した際にもしっかりと損失を抑え、「損失を出さない」という哲学を実現してきました。

そんなBMキャピタルの会社概要について、そもそもではありますが今回は総括していきたいと思います。

 

BMキャピタルの詳細情報の総括は以下の記事にあります。

総括記事:【BMキャピタル】年利10パーセント?日本国内ヘッジファンド「BM CAPITAL」の実態とは?運用実績や投資手法を実際の投資家がわかりやすく解説!

 

BM CAPITALの会社概要(合同会社スキーム)

会社名 ビーエムキャピタル合同会社
(BM CAPITAL LLC)
会社住所 東京都港区六本木7-18-1
代表 森山武利(たけとし)
運用者 運用手法流出の観点から非公開(面談時に確認可能)
運用資産高 約50億円以上
設立年度 2013年
年平均利回り 10%以上(手数料後)
運用手法 伝統的なバリュー株投資とアクティビストを組み合わせて昇華
投資形態 合同会社への社員権出資
手数料 成功報酬:運用益の30%~50%程
管理報酬:運用額の年間で5%前後
最低出資額 1000万円~少額からの段階投資も相談可

 

BMキャピタルは「合同会社」形式で、ヘッジファンドサービスを提供しています。投資家は合同会社に出資し、社員という形で運用益を享受することになります。

合同会社にてヘッジファンドを運営するにあたり、金融庁への登録は必要ありません。

ただ、不定期で金融庁と連絡を取り合うなど、それなりに金融庁の監視下にはあるようです(詳しくは面談で聞くのが良いでしょう)。

合同会社の社員権を、自ら販売する場合には、金融商品取引業の登録が必要がありません。そのため、資金調達の手段として、合同会社の社員権販売が行われているのです。

参照:弁護士「中野秀俊」

 

この合同会社を用いる方式を持分権募集といいます。ヘッジファンドとしての運用の容易さ、事業にかかるコストパフォーマンスも高く、採用しているとのことでした。

米国のヘッジファンドも合同会社形式(LLC, Limited Liability Company)が多いですね。

 

LLCは、元々欧米で普及していて、米国においては株式会社と同等に普及している会社形態です。日本では登場してから日が浅いため、まだLLCの数は多くありません。

アマゾンジャパン、フェイスブックジャパンなど、外資系企業を中心に導入しているところが増えています。

(関連) 【解散済み?】BMキャピタルは果たして怪しいのか?懸念されるポンジスキームの可能性を検証(合同会社の社員権とは)

 

会社HP(ホームページ)

投資者向けに直接営業活動をBMキャピタルは行いませんが、自社のホームページは存在します。

会社の企業理念などを確認することができます。

BMキャピタルのHP

 

受託者としての理念

弊社は出資に係る受託者としての責任を果たし、出資者様の利益最大化を目的としております。投資家様が安心して投資して頂けるよう高い倫理観を持って業務を遂行いたします。

 

投資戦略

出資者様の投資元本の安全性を最重視し、徹底した証券分析により証券の持つ本質的な価値の適切な評価を行い、投資対象の本質的な価値と市場価格との差を見極め大きな安全域を有する証券に投資を行います。

短期的な市場価格の変化に一喜一憂することなく、中長期的な視点を持ち収益実現機会を追及します。また投資先企業に対し株主及び債権者として積極的に働きかけ、投資収益の最大化と企業及び市場の健全化に貢献致します。

 

専門知識とチームワーク

弊社は東京大学や京都大学など一流大学を卒業し、外資系投資銀行や海外ヘッジファンドでの実務経験を有するメンバーによって投資活動を行っております。各々が豊富な専門知識と高度な分析能力、各方面への幅広い人脈を有しております。出資者様が安心して投資して頂けるよう高い倫理観を持って業務遂行をしております。

 

私募ファンドである特性や、投資手法の漏洩を防ぐためなどの観点から、やはりホームページ内では殆ど投資判断に関わる情報は記載されていませんね。

運用手法やファンドマネージャー等、詳しくは以下でお伝えしています。

 

 

BMキャピタルの住所

BMキャピタルの住所は東京都港区六本木7-18-1となっています。六本木ヒルズが後ろに見えますね。

BM CAPITALのオフィス

 

BMキャピタルのファンドマネジャーは海外を拠点としており、日本では運用指示を出していません。

即ち、ファンド運営に事務作業は発生しますが日本に大きなオフィスを構えるなどの必要性はほとんどなく、会社経営の効率化を図っているものと思います。

Covid-19の影響もあり、今は多くの企業がリモートワークに移しており、BMキャピタルもその流れを加速した形でしょうか。

 

社長(代表)は森山武利氏

BM CAPITALの代表社長は、森山武利(もりやまたけとし)氏です。問い合わせをしてもしかしたら面談を実際にする人もいるのかもしれません。

過去の経歴としては、金融業界長らく活躍されている方です。

 

森山武利氏の経歴

 

山一證券で激動の日本バブルを経験しており、金融業界を知り尽くした方とも言えますね。

 

日本の対面証券会社で今、大きな3社を挙げると、野村證券、大和証券、SMBC日興証券だろう。しかしかつては「四大証券」と呼ばれてる存在があった。野村證券、大和証券、日興証券の3社と「山一證券」だ。1997年の自主廃業から2017年で20年となる(法人の解散は2005年)。この節目に山一の破たんについて振り返ってみよう。

山一證券とは

創業1897年と歴史ある証券会社、山一證券は長らく日本の四大証券会社の一角を担ってきた。戦後の一時期には、業績は業界トップだったという。法人向け業務が強く、企業の新規上場の際の主幹事証券も数多く担った。「法人の山一」とも称されていたという。

従業員数も7500人、顧客からの預り資産は24兆円にも達した。当時はネット証券もなく、取引は証券会社に行くか、電話でするのが一般的だった。手数料も今のネット取引に比べ高額であり、高度成長期からバブルの頃までは山一證券の売上は右肩上がりとなっていた。

ソース:https://news.line.me/issue/oa-zuuonline/r1l4jjzzxgdw

 

ファンドマネジャーは東京大学時代の学生起業家、その後超一流外資系金融機関出身

BMキャピタルのファンドマネジャーの経歴はとても華々しく、東京大学で学生起業し、そこで築いた資産を個人で運用を開始。

東京大学を卒業し、一流外資系金融機関である英国バークレイズキャピタル(現・バークレイズ)に入社。

 

森タワー

 

筆者も就職活動を経験したのでわかりますが、バークレイズに入社できるのはエリートの中でのエリートのみです。就職難易度の格が違います。

バークレイズに入社できるような学生は三菱商事やトヨタ自動車を始めとした日本の大企業に落ちることはまずないという認識くらいで良いと思います。

 

バークレイズの就職データ

募集人数 若干名
採用実績人数 2015年 約20名(予定)
採用実績大学 <大学>
東京大学 、 慶應義塾大学
東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、一橋大学、東京工業大学、京都大学、上智大学等
※上記以外にも全国様々な大学から採用を行っております。

 

年収も750万円〜5600万円となっており破格ですね。マーケットに向き合う仕事であれば、1億円も夢ではない業界です。しかし、その程度の収入では満足できない人が、ヘッジファンドなどで独立していきます。

バークレイズ証券の年収

バークレイズ証券の年収

 

BMキャピタルのファンドマネジャーも、バークレイズ証券で経験を積んだ後に、当時の同僚や大学時代の友人で総合商社や経営コンサルに務めていた友人達と会社を設立し、ヘッジファンドマネジャーとして独立したそうです。

ファンドマネージャーは本格的なバリュー株投資とアクティビスト投資を組み合わせてアクティブリターンを獲得しています。

 

投資手法を確立できたのは金融機関での経験から、またアクティビスト活動に関しては学生時代より事業開発をしていた経験が生きているのでしょう。

 

まとめ

今回はBMキャピタルの会社概要について触れました。以下はまとめです。

  • BMキャピタルは2013年より国内でヘッジファンド運用を開始し、10年以上の運営実績を持つ。
  • 合同会社形式で運営し、金融庁への登録不要で、不定期に金融庁と連絡を取り合っている。
  • 運用戦略は長期的な視点での複利効果を重視し、堅実なリターンと損失抑制に注力。
  • 社員権を販売する方式で資金調達を行い、ヘッジファンドとしての運用の容易さとコストパフォーマンスを高めている。
  • 米国ではLLC形式が普及しており、BMキャピタルも同形式で運営されている。
  • 投資戦略は元本の安全性を最重視し、証券分析による本質的価値の評価と大きな安全域を有する証券への投資を行う。
  • 東京大学や京都大学など一流大学卒業のメンバーで構成され、専門知識とチームワークを活かした投資活動を行っている。
  • 代表社長は森山武利氏で、金融業界で長年活躍してきた経歴を持つ。
  • ファンドマネジャーは東京大学出身でバークレイズ証券などでの経験を持ち、バリュー株投資とアクティビスト投資を組み合わせた手法でリターンを追求している。

 

その他の情報は以下の記事も確認してみてください。

総括記事:【BMキャピタル】年利10パーセント?日本国内ヘッジファンド「BM CAPITAL」の実態とは?運用実績や投資手法を実際の投資家がわかりやすく解説!

締め括り

 

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おすすめ投資先ランキング

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資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。

過去の歴史を見ると、それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

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しかし、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てません。であれば、我々は早々にリスクの高い個別株投資という選択肢は捨てるべきです。

そして、投資のプロが運用する「ファンド」(投資信託、ETF、ヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

ここでファンド選びが最も大切です。長年、筆者も資産運用を実施してきました。

 

結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続けるファンド。このようなファンドを活用することがベストプラクティスであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

 

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

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