サイバーセキュリティ株式オープン(投資信託)の今後を読み解く。評判・口コミ通りのリターンなのか?

日本の投資信託(含むETF)分析

サイバーセキュリティ株式オープン(投資信託)の今後を読み解く。評判・口コミ通りのリターンなのか?

時代に合わせて領域に特化した「テーマ型」の投資信託は次々と生まれていきます。

今回は流行りの「サイバーセキュリティ」をテーマとし、サイバーセキュリティ関連株をポートフォリオの中心に据えたサイバーセキュリティ株式オープンを取り上げます。

 

サイバーセキュリティに関しては2000年代前半より話題であり、昨今の巣篭もりでさらに脚光を浴びました。リモートワークをするワーカーが増えれば、それだけリスクも増えますよね。

当ファンドが、投資対象として検討して良い商品なのかどうかを見ていきたいと思います。

 

サイバーセキュリティ株式オープンとは?

商品分類:

  • 単位型・ 追加型:追加型
  • 投資対象 地域:内外
  • 投資対象資産 (収益の源泉):株式

属性区分:

  • 投資対象資産:その他資産 (投資信託証券 (株式 一般))
  • 決算頻度:年1回
  • 投資対象地域:グローバル (含む日本)
  • 投資形態:ファミリー ファンド
  • 為替ヘッジ:なし

 

ファミリーファンドでグローバル投資を行う投資ファンドであることは把握できました。詳細を見ていきましょう。

 

ファンドの特色と組入銘柄:サイバーセキュリティ関連企業へ投資

サイバーセキュリティ銘柄への投資を行うファンドです。

サイバーセキュリティというとあまり馴染みのない言葉ですが、ここではサイバー攻撃に対するセキュリティ技術を有し、これを活用した製品・サービスを提供するテクノロジー関連の 企業等に投資するとしています。

 

Covidパンデミックにより、巣篭もりが増え、人々の間でインターネットに繋いで仕事をすることはこれまで以上に普通になりました。

インターネットを利用する人数、時間が増えるということは、それだけ情報の流出などのリスクなどが発生する頻度も多くなります。

そんな時代の変化に適応するために、サイバーセキュリティ技術は必要不可欠になりましたね。

 

それではサイバーセキュリティ株式オープンの具体的なポートフォリオを見ていきましょう。最新の5月末の情報です。

まずは業種です。

業種 比率
1 ソフトウェア・サービス 63.0
2 半導体・半導体製造装置 14.4
3 テクノロジ・ハードウェア・機器 12.9
4 メディア・娯楽 4.0
5 不動産 1.0

 

当然ですが、ソフトウェア・サービスがトップに入ってきます。これ以外ですとありえないですよね。サイバー・セキュリティを解決するソフトウェアが世の中には必要です。

具体的な銘柄を見ていきます。

 

銘柄 銘柄 通貨 業種
1 マイクロソフト アメリカ 米ドル ソフトウェア・サービス
2 パロアルトネットワークス アメリカ 米ドル ソフトウェア・サービス
3 クラウドストライク・ホールディングス アメリカ 米ドル ソフトウェア・サービス
4 フォーティネット アメリカ 米ドル ソフトウェア・サービス
5 ノートンライフロック アメリカ 米ドル ソフトウェア・サービス
6 マイクロン・テクノロジー アメリカ 米ドル 半導体・半導体製造装置
7 アルファベット アメリカ 米ドル メディア・娯楽
8 データドッグ アメリカ 米ドル ソフトウェア・サービス
9 ブロードコム アメリカ 米ドル 半導体・半導体製造装置
10 アップル アメリカ 米ドル テクノロジ・ハードウェア・機器

 

マイクロソフトが上位に入っており、サイバーセキュリティ分野にも進出しており本当にソフトウェアの王者ですね。

すべてを保護するセキュリティ-マイクロソフト

 

株価は年初来-20%です。金融引き締めはソフトウェアの巨人でさえ、抗えません。

マイクロソフト 株価

 

3位のクラウドストライク・ホールディングスなんかはサイバーセキュリティの王道中の王道とも言える銘柄ですね。

クラウドストライクはグロース銘柄の中でも底堅い値動きですね。軒並みグロース銘柄が大暴落している中でこれは凄いことです。サイバーセキュリティはもう流行という領域ではなく、インフラとも言えることからこのような結果になっているのではないかと思われます。

クラウドストライク 株価

 

 

ファンドの特色:アリアンツ・グローバル・ 2 インベスターズU.S.LLCが実質的な運用

最近分析したグローバルAIファンドと同様、アリアンツの運用になります。

アリアンツGIのホームページ

 

本社はアメリカのサンフランシスコにあります。2021年に少なくとも25件の訴訟が投資家によってアリアンツ・グローバルに対して起こされ、総額60億ドルの賠償金を求められた事案が直近では有名ですね。

世界的な(ドイツの)保険グループ傘下の運用会社ではあります。

 

<運用プロセスのイメージ>

 

サイバーセキュリティ株式オープンの手数料

アクティブファンドであり、アリアンツの助言も受けているのでインデックスファンドに比べると当然高くなります。しかし、テーマは個人投資家が選ばなければならないので、その点は割高に感じますね。

サイバーセキュリティ株式オープンの購入手数料は購入時の基準価額に対して3.3%(税込)、信託報酬が年率1.870%(税込)となります。

 

予想分配提示型とは?

予想分配掲示型とは、基準価額に応じて分配金を分配する仕組みです。

各ファンドおよび「サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」・「サイバーセキュリティ株式 オープン(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の間でのスイッチングが可能です。

 

予想分配型

 

筆者であれば、分配金なしを選択します。複利効果を毀損するような行動は資産を育てるにあたり弊害となります(分配を受け取る度に分離課税がかかってくる)。

 

 

サイバーセキュリティ株式オープンの基準価格チャート推移、利回りとリスク(運用実績)

サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジあり)

基準価額は2020年の金融緩和の追い風を受けながらも2017年から運用を開始して1.5倍に満たない水準です。少し物足りないですね。

まだ10年も経過していないファンドなので、真の実力は測れませんが直近のパフォーマンスは以下です。

金融引き締めはまだまだ続きます。今からサイバーセキュリティファンドを購入するという判断には中々ならないのではないでしょうか。

 

1カ月 3カ月 6カ月 1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン -1.40% -18.37% -25.18% -12.67% 17.48% -- --

 

指数との比較

ハイテク銘柄が主力の指数であるナスダックと比較すると以下のような結果です。

サイバーセキュリティ株式(H無)

 

ほぼ同様のリターンとなっていますね。一進一退といったようなパフォーマンスの競争をしています。テーマ型であれば株価指数は大きく差を突き放してほしいところですが。

 

ファンドの今後とまとめ

サイバーセキュリティ株式オープンについてまとめてきました。ナスダックにパフォーマンスは類似しており、まさに米国の金融政策動向次第で高いボラティリティが発生するファンドであることがわかりました。

金融政策に相当にパフォーマンスが依存していますので、金融引き締めが続くであろう2022年、2023年に購入を検討することはまずないファンドであることを筆者は理解できました。

 

締め括り

 

堅実複利運用

おすすめ投資先ランキング

長期で資産を着実に育てる

 

資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。

過去の歴史を見ると、それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

各資産の超長期リターン

 

しかし、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てません。であれば、我々は早々にリスクの高い個別株投資という選択肢は捨てるべきです。

そして、投資のプロが運用する「ファンド」(投資信託、ETF、ヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

ここでファンド選びが最も大切です。長年、筆者も資産運用を実施してきました。

 

結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続けるファンド。このようなファンドを活用することがベストプラクティスであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

 

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

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