まとまったお金の預け先

退職金はどうする?使い道やどこに預ける(資産運用)べきなのかを解説。投資信託、ヘッジファンド、金投資などが選択肢に?

2022年7月12日

定年退職により会社より退職金を手にし、悠々自適な老後の生活を考えている人も多いでしょう。

これまでの貯蓄に今後支給される年金、そして退職金。資金に余裕がある人は、何に使えば良いか迷ってしまいますよね。

 

インターネット上でも以下のような質問を見ました。同じような悩みを持つ人も多いのではないでしょうか?

来年、夫が定年退職を迎えるので、退職金の使い道をどうしようか悩んでおります。

老後の貯蓄はする予定、額によっては使うこともできたらいいなと思っています夫がいうには2000万くらいもらえるらしく、現在の貯蓄には手をつけずに考えたいです。

定年退職を迎えた後の皆さん、何に使ったか参考にしたいので、ご教授ください。
ちなみに親はすでに亡くなっているので、介護にはお金かかりません。

 

今回の記事では、この質問に答えるような形で、退職金の扱いについて筆者の考えを述べていきたいと思います。筆者は基本的に異常な怖がりであるため、結論は間違いなく運用に回すべきと主張したいです。

 

退職金を運用しない場合に考えられる使い道

一番に考えられるのは、生活費だと思いますが、運用を除けば海外旅行、居住している家のリフォーム、自動車の購入、趣味・娯楽、子供の教育費など、色々とありますね。引っ越しなどを検討する人もいそうです。

夢だった飲食店をオープンするなどの開業資金などもあると思います。夢があるのであればそれを止める権利は誰にもありません。ただし、中途半端にやると事業は失敗するものです。

 

退職金を受け取る際に貯蓄に余裕がある人、ない人とで使い道は変わる

当たり前のことを言うようですが、退職金を受け取った際に、貯蓄に余裕がない人は特別なことを考えてはいけません。

生活水準も上げず、できるだけ貯蓄することをおすすめします。

 

冒頭の質問のように、貯蓄がある上で、親の介護も必要なく、退職金も2000万円とまとまった金額がある場合は余裕があると判断ができます。

しかし、例えば住宅ローンの返済を前倒しにするなどの経済合理性のない選択肢は避けるようにしましょう。払えばスッキリしますが、ゆっくり返済して、その期間に運用で資産をさらに増やすといった好機をみすみす逃すことになります。

 

そもそも金額的に老後は安泰と言い切れる水準なのかを問うべき

人それぞれ生活水準は異なりますので、これくらいの資産があれば後は安泰だという金額があると思います。

筆者の場合は極度の怖がりなので1.6〜2億円がないと安心してリタイアできません。計算の根拠は以下の記事を参考にしてください。

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独身ならリタイア生活可能な「1 億円」の貯金があったらどんな資産運用ポートフォリオを組成すべき?預け先は優良ヘッジファンドも考慮に入れるべし

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退職金を受け取るような人は、当然、勤めていた企業によって変わるとは思いますが、年金もありますのでもう少し基準は下げても良いかと思います。

ただ、人生は何が起こるかわかりません。家族の不幸や天災に見舞われたり、自分自身が病気になってしまったりと、出費が嵩む可能性はいくらでもあるのです。当然、子息子女の教育費などもあります。

 

年金があるにしても、最低でも5000万円程度の貯蓄は確保しておきたいものです。人生100年時代ですので、40年間働いてきた時間をまた生きる必要があり、この時間はとても長いです。

お金で解決できる問題はしっかり解決し、また有意義な時間を過ごせるよう、資金は余裕を持っておきたいものです。

 

 

まとまったお金は運用効率が大幅に上がるが投資先は気をつける必要がある

退職金を手にして、資産運用をする人も少なくありません。筆者自身も退職金を受け取ったら間違いなく運用に回すでしょう。

非常に賢い選択だと思います。しかし、投資先を間違えると大変なことになります。

 

例えば、筆者が実際に退職した人に聞いた話ですと、銀行担当者にテーマ投信を勧められたとのことでした。テーマ投信とは、昨今ではAI、サイバーセキュリティ、クリーンエナジー、デジタル・トランスフォーメーションなど。

しかし、これらの投信は投資タイミングを間違えるととんでもないことになります。

 

例えばデジタル・トランスフォーメーションをテーマにしたファンドであるゼロ・コンタクトは投資タイミングがFRBの利上げ局面だった場合、運用結果はひどいことになります。

【今後どうなる?】下落が止まらないゼロ・コンタクトを速報ベースで解説。解約検討すべきかをデジタル・トランスフォーメーション株式ファンドの組入銘柄や株価チャートから評価
【今後どうなる?】下落が止まらないと評判のゼロ・コンタクトを速報ベースで解説。解約検討すべきかをデジタル・トランスフォーメーション株式ファンドの組入銘柄や株価チャートから評価

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<ゼロコンタクトファンドのリターン>

1-3月期 4-6月期 7-9月期 10-12月期 1-12月期
2022年 -24.11% -- -- -- --
2021年 -0.24% 13.03% -13.20% -15.23% -17.03%

 

退職金があっという間に溶けてしまいます。このようなテーマファンドに投資すべきタイミングは、不況懸念により利下げ、そして金融相場が生まれたタイミングであり、経済・株式市場それぞれに精通した投資家でないとそもそも運用は成功しにくいのです。

筆者は金融機関の担当者が、テーマ株を強くプッシュして販売していることに恐怖を感じました。あっという間に資産が溶けてしまう可能性のある商品を売っているわけなので。

 

洗練された投資機関の運用から学ぼう

堅実運用で洗練された運用機関といえば、世界最大のヘッジファンドであるブリッジ・ウォーター・アソシエイツや、ハーバード大学年金基金などが思い浮かびます。

ブリッジウォーターの運用リターンは非常にリスクが低く堅実であり、退職金という大切な資金を預けるにはうってつけと言えるでしょう。

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米国の株式市場は1980年代より利下げを続け、つまりドーピングを続けた結果S&P500は異常な上昇を示してきました。しかし、2022年には大幅下落、方やブリッジウォーターは年初来で+32%の利回りを達成しており、インデックスファンドに大差をつけている状況となっています。

そんなブリッジウォーターのポートフォリオは以下の通りです。ほとんどプラスであり、凄まじい銘柄選定力です。

 

Top 50 Bridgewater Associates Holdings 

Stock Company Name % of Portfolio % Change
VWO Vanguard Ftse Emerging Markets Etf 4.22% 35.18%
PG Procter And Gamble Co 4.20% 31.50%
IEMG Ishares Core Msci Emerging Markets Etf 3.57% 92.47%
EEM Ishares Msci Emerging Index Fund 3.57% 120.19%
SPY Spdr S&p 500 3.43% 0%
BABA Alibaba Group Holding Ltd Sp A 3.28% 75.25%
JNJ Johnson & Johnson 3.10% 40.26%
KO Coca Cola Co 2.98% 37.36%
PEP Pepsico Inc 2.81% 36.68%
COST Costco Wholesale Corp 2.76% 29.72%
WMT Wal-mart Stores Inc 2.42% 42.38%
MCD Mcdonalds Corp 2.30% 37.67%
IVV Ishares Core S&p 500 Etf 2.05% 28.58%
GLD Spdr Gold Trust 1.53% -7.88%
ABT Abbott Labs 1.45% 39.46%
SBUX Starbucks Corp 1.21% 28.84%
TGT Target Corp 1.13% 26.15%
MDT Medtronic Plc 0.84% NEW
CL Colgate Palmolive Co 0.80% 38.36%
PDD Pinduoduo Inc Sponsored Ads 0.80% 85.56%
EL Lauder Estee Cos Cl- A 0.80% 41.43%
PFE Pfizer Inc 0.69% 352.33%
ISRG Intuitive Surgical Inc 0.64% 31.36%
BIDU Baidu 0.60% 50.22%
SYK Stryker Corp 0.59% 33.66%
DG Dollar Gen Corp New 0.56% 26.92%
BDX Becton Dickinson And Co., 6.125% Dep Shares Mand Conv Preferred Stock Series A 0.54% 40.45%
EW Edwards Lifesciences Corp 0.54% 40.70%
JD Jd Com Inc 0.50% -19.54%
IAU Ishares Gold Tr Ishares New 0.50% -7.88%
CVS Cvs Health Corp 0.49% 54.79%
KMB Kimberly Clark Corp 0.49% 34.48%
LQD Ishares Iboxx $ Investment Grade Corporate Bond Etf 0.49% 3.93%
SYY Sysco Corp 0.48% 33.96%
CMG Chipotle Mexican Grill Inc 0.47% 33.72%
BSX Boston Scientific Corp 0.47% 44.79%
NIO Nio Inc Spon Ads 0.45% 73.50%
BRKB Berkshire Hathaway Inc Cl B 0.43% NEW
FXI Ishares China Large-cap Etf 0.42% 10.63%
KR Kroger Co 0.42% 32%
YUM Yum! Brands Inc 0.42% 39.35%
V Visa Inc 0.41% 187.60%
STZ Constellation Brands Inc 0.41% 33.52%
DLTR Dollar Tree Stores Inc 0.41% 30.77%
HCA Hca Holdings Inc Com 0.39% 24.45%
XOM Exxon Mobil Corp 0.38% 17497.38%
HSY Hershey Co 0.38% 34.05%
KHC Kraft Heinz Co 0.36% 47.75%
LIN Linde Plc Com 0.36% NEW
LI Li Auto Inc Sponsored Ads 0.35% 115.56%
EWT Ishares Inc Ishares Msci Taiwan Etf 0.34% -2.30%
MNST Monster Beverage Corp New 0.34% 32.58%
VEEV Veeva Sys Inc 0.33% 33.94%

 

上記のような銘柄を参考に、自身でポートフォリオを組み立てるのが良いでしょう。かなり分散が効いていますが、VWO、IEMG、EEMなど新興国投信にP&G、JNJ、KOなどバリュー株、またSPYといったインデックスファンドも組み入れられています。

 

ハーバード大学年金基金のポートフォリオも覗いてみましょう。2021年のパフォーマンスは+34%と非常に高いものとなっています。

ハーバード大学のPerformance

 

組み入れている銘柄はわかりませんが、PEファンドが1位、ヘッジファンドが2位、その次に上場株式となっています。かなりPEとヘッジファンドに投資は依存していることがわかります。

ヘッジファンドはもしかしたら、上記のブリッジウォーターも入っているのかもしれないですね。

 

実際に自分でポートフォリオを組み立てるのは難しい、プロの運用・預け先を検討

上記のように、ブリッジウォーターのポートフォリオを参考にして学びながら投資をしていくのが、堅実なリターンに繋がるのは間違いないと思います。博打要素がゼロなので安全ですが如何せん学習にとても時間がかかります。

また、世界経済情勢に合わせてポートフォリオを常に更新していく必要もありますので、非常に手間がかかります。ブリッジウォーターに預けられれば良いのですが、同社は世界最大のヘッジファンドです。

機関投資家しか投資ができませんし、最低出資額も$7.5Billion(8000億円程度)となっています。

そもそも米国ですので、言葉の壁もありそもそも他に最低出資額の小さいファンドを見つけても投資にたどり着くのすら難しいです。

 

近年では、日本にもヘッジファンドが徐々に知名度を上げてきています。

ブリッジウォーターと同様の哲学を持ったヘッジファンドもあり、最低出資額も1000万円からと投資がしやすい環境が整い始めています。

運用を本格的に検討している方は、筆者がファンドをこれまで分析してきましたのでその結果を参考にしてみてください。

 

【2022年】日本国内の優良ヘッジファンド(&投資信託)のおすすめ先を紹介!選択に必要な知識と魅力的な金融商品をランキング形式で初心者にもわかりやすく解説
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締め括り

 

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おすすめ投資先ランキング

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資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。

過去の歴史を見ると、それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

各資産の超長期リターン

 

しかし、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てません。であれば、我々は早々にリスクの高い個別株投資という選択肢は捨てるべきです。

そして、投資のプロが運用する「ファンド」(投資信託、ETF、ヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

ここでファンド選びが最も大切です。長年、筆者も資産運用を実施してきました。

 

結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続けるファンド。このようなファンドを活用することがベストプラクティスであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

 

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

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