日本の投資信託(含むETF)分析

【ジェイリバイブ】一斉を風靡したSBI中小型割安成長株ファンド(jrevive)の今後とは?復活するのか?過去非常にリターンが高く評判が高かったが不調に苦しむ投資信託を徹底評価!

SBI中小型割安成長株ファンドは高い成績を収めている日本株アクティブファンドとして評判を集めている投信です。

ジェイリバイブという愛称で親しまれています。

ジェイリバイブは評判のひふみ投信よりも長期でみるとリターンをあげています。以下、ジェイリバイブひふみ投信の比較チャートです。

 

ジェイリバイブとひふみ投信の過去10年比較

 

本日は人気のジェイリバイブがどのような投資信託なのか?

という点を紐解いた上で今後の見通しについてお伝えしていきたいと思います。

 

【ジェイリバイブ】SBI中小型割安成長株ファンドとは?どんな投信?

まずは、ジェイリバイブがどのような投資信託かという点について見ていきましょう。

投資対象は日本の魅力的な中小型株

ジェイリバイブの投資対象は以下の通り目論見書で説明されています。

 

株価が下落した銘柄から財務安定性に優れ、業績も安定しており、わが国の経済 社会に貢献すると考えられる企業の株式に厳選投資します。

参照:ジェイリバイブ目論見書

 

あくまで株価が下落した銘柄の中から、銘柄選定をしているのが面白いですね。ジェイリバイブが投資する対象を図解したものが以下となります。

ジェイリバイブの投資対象

つまり利益成長率が低いけどもPERが低く割安な銘柄か、PERが高いけども利益成長率が高い銘柄を選定しているということですね。

日本の上場銘柄数は3500銘柄以上あり、大半が中小型株で占められています。

中小型株は大手証券会社の調査対象外なので、魅力的であっても放置されている可能性があるのです。

日本の上場企業数

 

日本株の投資対象としては中小型株にこそ勝機があるのは間違いないので素晴らしい領域を投資対象にしていると言えます。

また投資対象は約9割が東証一部となっています。

ジェイリバイブの市場別の組み入れ比率

 

組入上位10銘柄の顔ぶれとは?

ジェイリバイブの2022年4月末時点での上位10銘柄の顔ぶれは以下となっています。

銘柄名 業種 組入比率
SHOEI その他製品 3.7%
マークラインズ 情報・通信業 3.7%
東京精密 精密機器 3.6%
扶桑化学工業 化学 3.6%
くら寿司 小売業 3.5%
システナ 情報・通信業 3.5%
デクセリアルズ 化学 3.3%
MCJ 電気機器 3.3%
サイゼリヤ 小売業 3.2%
ホシザキ 機械 2.9%

上位10銘柄の構成比率合計は34.3%となっており、全銘柄数は51銘柄なので極端に上位銘柄に集中して投資しているわけではなさそうですね。

構成比率トップのSHOEIについてはコラムで取り上げています。

 

分配金の方針は?

投資信託の中には毎月分配するような投資信託も存在しています。

毎月分配する場合は複利効果が失われたり余分な税金をはらったり、中には元本から分配金を拠出している悪質な投資信託も存在しています。

しかし、ジェイリバイブは分配金は出していません。長期的な資産形成を目指した投信としては非常に良心的ですね。

 

高い手数料が懸念

ジェイリバイブは指数に対してプラスのリターンを狙うアクティブ型の投資信託です。

一般的にアクティブ型投信は高い手数料となっているのですが、ジェイリバイブの手数料は非常に高くなっています。

 

購入手数料は3.3%で、信託報酬は年率1.87%となっています。つまり、初年度は年間5.17%の手数料が発生し、翌年度以降は1.87%の手数料が発生します。

 

他のアクティブ型投信と比べても高い手数料水準となっています。

関連:パッシブ運用型(=インデックス型)とアクティブ運用型投資信託はどちらがおすすめ?成績や手数料を含めてわかりやすく比較する!

 

投資比率TopのSHOEIってどんな会社?

では最も構成比率が高いSHOEIについて取り上げてみています。SHOEIは世界トップの高級ヘルメットメーカーです。なんて、ニッチな業界。。

 

高級二輪乗車用を中心に航空機用・戦車用・白バイ用等の「SHOEI」ブランドのFRP(繊維強化プラスチック)を用いたプレミアムヘルメットを製造、グローバル販売。デザイン性・機能性・安全性の高い最高級ヘルメットとして定評、60カ国以上に販売(海外売上は約75%、欧州市場は約45%、生産は国内)

 

株価はコロナショックで大きく下落していますが、その後最高値を更新しています。

株価が下落した局面で狙い撃ちできていれば大きな利益を獲得できていますね。

SHOEIの株価推移

 

業績は売上高と営業利益、当期純利益ともに右肩あがりで上昇しています。

安定した事業基盤を有してる企業が苦境に苦しんでいる時に投資を行うということですね。

 

SHOEIの業績推移

決算期 売上高 営業利益 純利益
Sep-07 13,586 2,942 1,630
Sep-08 14,995 3,608 2,214
Sep-09 10,300 1,047 837
Sep-10 10,078 898 638
Sep-11 9,047 395 217
Sep-12 8,606 97 65
Sep-13 11,158 1,340 799
Sep-14 13,406 2,765 1,669
Sep-15 14,244 3,210 1,996
Sep-16 14,138 3,145 2,192
Sep-17 15,641 3,461 2,358
Sep-18 17,148 3,734 2,578
Sep-19 18,616 4,203 2,935
Sep-20 19,479 4,740 3,348
Sep-21 23,752 6,024 4,407
Sep-22 予測 26,430 6,620 4,720

 

 

ジェイリバイブのリターンとは?

では重要なジェイリバイブのリターンについて紐解いていきます。

非常に高いジェイリバイブの長期リターン

以下は設定来のジェイリバイブの価格推移です。

2020年11月時点で+343%のプラスとなっています。つまり100万円投資していたら443万円となっているということですね。

ジェイリバイブの基準価格の推移

 

同様の投信の平均である分類平均を大きくアウトパフォームしているのが分かります。しかし2018年以降にフォーカスすると、また見え方が変わってきます。

2018年からですとむしろ分類平均から劣後した成績となってしまっているのです。

近年不調なジェイリバイブ

 

ひふみ投信や日経平均株価と比較する

単体の成績だけみていても優秀な投資信託なのか見えてきません。以下はジェイリバイブのチャートをひふみ投信日経平均と比較したものです。

 

過去10年のジェイリバイブの成績をひふみ投信と比較

 

評判のひふみ投信よりもさらに高い成績を残していますね。

ただ、先ほどと同様に直近の成績をみると見え方が変わってきます。

ひふみ投信や日経平均に比べて大きく下落していることが分かりますね。ここ数年は苦境にあえいでいることが分かります。

2018年以降のジェイリバイブの成績を日経平均とひふみ投信と比較

 

→ やめたほうがいい?幾度の暴落を経験した「ひふみ投信(プラス)」の時代は終わった!?評判のアクティブ投信の近年の不調の原因と見通しを徹底評価!

 

比較的高いリスク

ジェイリバイブは比較的高いリスクの投信となっています。投資におけるリスクというのは平均リターンに対するブレ幅のことを意味します。

→ 投資におけるリスクとは?統計学的に標準偏差を図解で理解してシャープレシオの高い投資を実践しよう!

 

投資におけるリスク

以下はジェイリバイブのリスクとリターンです。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン -9.03% 6.15% 7.41% 15.63%
標準偏差 15.54 15.76 16.03 15.84

 

過去5年のリターン7.41%と標準偏差16.03%の場合、今後1年のリターンは確率毎に以下となります。

 

【68%の確率で以下のリターンに収まる】
▲8.62%(=7.41%-16.03%) 〜 23.44%(=7.41%+16.03%)

【95%の確率で以下のリターンに収まる】
▲24.65%(=7.41%-16.03%×2) 〜 39.47%(=7.41%+16.03%×2)

【99.7%の確率で以下のリターンに収まる】
▲40.68%(=7.41%-16.03%×3) 〜55.5%(=7.41%+16.03%×3)

 

最大で50%以上の下落があることは十分に注意をしておいた方がよいですね。

 

まとめとジェイリバイブの見通し

ジェイリバイブは日本株の中小型株に投資をする投資信託で、過去長期リターンは高いですが近年は不調にあえいでいます。

株式市場が軟調に推移している時は小型株は勢いよく下落します。しかし、株式市場が堅調に推移する状況となれば勢いよく上昇を開始します。

 

コロナが本格的に解決に向かうことには再び飛翔していくことが見込まれます。ただ、不透明性も高く実態経済の影響をうけて今後また大幅に下落する可能性も十分あるので十分注意が必要です。

重要なのは、どのようあ局面であっても資産を守り育てることができるファンドに投資をすることです。以下のランキングでは筆者が実際に投資している銘柄を含めて、以下の観点でまとめています。

  • 下落耐性の強さ
  • 安定したリターン
  • 優秀なファンドマネージャー
  • ファンドの将来性

ぜひ参考にしていただければと思います。

締め括り

 

堅実複利運用

おすすめ投資先ランキング

長期で資産を着実に育てる

 

資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。

過去の歴史を見ると、それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

各資産の超長期リターン

 

しかし、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てません。であれば、我々は早々にリスクの高い個別株投資という選択肢は捨てるべきです。

そして、投資のプロが運用する「ファンド」(投資信託、ETF、ヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

ここでファンド選びが最も大切です。長年、筆者も資産運用を実施してきました。

 

結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続けるファンド。このようなファンドを活用することがベストプラクティスであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

 

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

堅実複利運用

おすすめ投資先ランキング

長期で資産を着実に育てる

 

-日本の投資信託(含むETF)分析