資産運用

投資におけるリスクとは?標準偏差を理解してシャープレシオの高い投資を実践しよう!

投資におけるリスクとは?標準偏差を理解してシャープレシオの高い投資を実践しよう!

よく投資信託を投資する際にリスクリターンという言葉を耳にすると思います。しかし、皆さん投資におけるリスクについて理解されていますでしょうか?

感覚的には下落する可能性を表すような気がしますが、投資におけるリスクは全く違う意味を含有しています。

 

投資におけるリスクを理解することで、安定した精神状態で投資を行い資産形成を行うことができるようになります。

本日は投資におけるリスクは何を示しているのかという点をお伝えした上で、シャープレシオという指標について紹介していきたいと思います。

 

できる限り図を用いてわかりやすく解説していきたいと思います。

 

投資におけるリスクとは?標準偏差とは?

まずは投資におけるリスクの概念についてお伝えしていきたいと思います。

投資におけるリスクは価格のブレ幅の大きさを表している

同じ期間で同じリターンを叩き出す資産Aと資産Bがあったとします。同じリターンをだしている両資産ですが、皆さんならどちらに投資したいでしょうか?

 

安定した資産形成を行いたいという方であれば、値動きが一定で右肩上がりの資産Aを選択するのではないでしょうか?

 

 

リスクが低い資産とは

上記の二つでは値動きが激しい資産Bがリスクの大きい資産となり、値動きが緩やかな資産Aがリスクの小さい資産となります。この値動きの激しさを標準偏差として定量的に表すことができます。

 

リスクを表す標準偏差とは?

標準偏差は統計学で使われる指標で、データのバラつきの大きさを示す指標です。「S」や「σ」としても表されます。標準偏差の算出式は以下となります。

 

標準偏差の算出式

はい。難しいですね。高校数学で挫折した方からすると、もう目を覆いたくなる数式だと思います。

しかし、当サイトは統計の講義を目的とするものではありません。重要なのは投資におけるリスクである標準偏差が意味するところだと思います。

 

標準偏差は平均からどれだけの幅にどれだけの確率で収まるかということを表す指標となっています。わかりやすく図にすると以下の通りとなります。

 

標準偏差の意味するところ
範囲中に数字が存在する確率
平均値±(標準偏差×3) 99.7%
平均値±(標準偏差×2) 95.4%
平均値±標準偏差 68.3%

 

この数値だけみても正直理解できないと思いますので、具体的な図を用いながらお伝えしていきたいと思います。

投資における標準偏差(=リスク)の意味するところを図解

では分かりやすく例を用いて解説していきたいと思います。

例えばリターンが7%でリスクが15%の投資信託の想定されるリターンは確率毎に以下の通りとなります。

投資におけるリスクを例を用いて解説

平均リターン:7%
リスク(=標準偏差):15%

 

【68.3%の確率】

平均値±標準偏差の範囲に収まる

▲8%(=7%-15%) 〜 22%(=7%+15%)

【95.4%の確率】

平均値±(標準偏差×2)の範囲に収まる

▲23%(=7%-15%×2) 〜 37%(=7%+15%×2)

【99.7%の確率】

平均値±(標準偏差×3)の範囲に収まる

▲38%(=7%-15%×3) 〜 52%(=7%+15%×3)

 

リスクである標準偏差が大きくなればなるほど、最悪の事態が発生した時に想定される損失が大きくなります。

逆にいうと標準偏差が小さい銘柄であれば大きな損失を免れる可能性が高いということですね。

コラム:平均リターンの求め方

リスクを今回取り上げていますが、リターンの考え方についても息抜きとしてお伝えしていきたいと思います。

先ほど平均リターンと申し上げましたが、平均リターンにも種類がありますし、求め方も特殊です。過去3年の平均リターンなのか、過去5年の平均リターンなのか、過去10年の平均リターンなのかで全く意味合いが異なってきます。

 

短期的な目線でみるのであれば3年でもよいですが、中期的には過去5年の平均リターン、長期的な資産形成を見るのであれば過去10年の平均リターンをみるようにしましょう。

また、当然リスクである標準偏差も同様に期間毎に算出される数値がことなります。リターンとリスクは同じ期間のものを使用するようにしましょう。

また算出も幾何平均を用います。例えば以下の例を考えてみましょう。

 

現在 100
1年後 120
2年後 110
3年後 130

 

一見すると、3年後に30%上昇しているので単純に平均リターンは10%と安易に考えると間違いです。実際には以下の数式で求められて9.13%となります。

平均リターンの求め方

この9.13%というのは100万円を毎年9.13%で増えると3年後に130万円になるという数値です。平均的に増えた場合の利率を求めてリターンとしているのです。

シャープレシオとは?より低いリスクで高いリターンを!

リスクとリターンを統合することによって示唆深いシャープレシオという指標を理解することができます。

シャープレシオの意味と計算方法とは?

シャープレシオというのは簡単にいうとリスク1単位あたりで、どれだけの超過リターンが得られるのかという指標です。

ここで超過リターンという言葉が出てきて混乱された方もいらっしゃると思います。超過リターンとは無リスクで取れるリターンを超えた部分のリターンということです。

無リスクレートとして一般的に用いられるのが10年国債の利回りです。例えば10年国債の利回りが1%であれば、国債に投資することで無リスクで1%のリターンを得ることができます。

 

その間、株式投資で8%のリターンが出たとするのであれば、超過リターンは7%ということになるのです。つまり株式投資を行なったことで得られた、つまりリスクをとって得られたリターンが7%ということになるのです。

ただ、現在日本は大規模な金融緩和が継続しており、10年国債であっても利回りは0%近傍なので無リスクレートは無視することとします。因みに2021年1月現在、米国の10年国債でも1%程度となっています。

話をシャープレシオに戻します。シャープレシオをわかりやすく図解すると以下の通りとなります。中学数学を思いだしてほしいのですが、下の図の傾きを表すaがシャープレシオとなります。

シャープレシオを図解

 

たとえ、商品Aの方が商品Bよりも超過リターンが高かったとしても、商品Aの標準偏差が高いので結果的にシャープレシオは商品Bの方が高いという結果になっています。

上記の図で確かに商品Bの方が傾きが大きいですよね。つまり、商品Bの方が同じリスクをとったとするならば、商品Aよりも高いリターンを叩き出すことができるということを意味しているのです。

 

価格のボラティリティが高い商品は時に高いリターンを叩き出しますが、一方大きな損失を招く結果となることもあります。できる限り少ないリスクで高いリターンを出すことが理想なのです。

その際にシャープレシオの大きさというのが非常にわかりやすい指標になるのです。

シャープレシオの高い投資とは?

では実際問題としてシャープレシオが高い投資とはどのような投資を指すのでしょうか?

一つの答えとしてヘッジファンドが挙げられます。以下の図をご覧ください。ヘッジファンド米国の代表的な指数であるS&P500指数を上回るリターンとなっています。

 

ヘッジファンドとS&P500指数と世界株式指数のチャート

しかし、価格の値動きの幅は全く異なるものとなっています。ヘッジファンドは右肩あがりに上昇しているにも関わらず、S&P500指数は上下動を繰り返しながら上昇しています。

どちらの方がシャープレシオが高いかというと圧倒的にヘッジファンドということになります。同じリターンだとしても、どちらが安心して投資できるかというと間違いなくヘッジファンドですね。

 

そのため、筆者もヘッジファンドに投資を行っています。筆者の投資しているヘッジファンドも上記の図と同様に右肩上がりに上昇しています。

以下筆者が投資しているヘッジファンドを含めてランキング形式でお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

 

あわせて読みたい
【2021年】国内優良ヘッジファンドおすすめランキング。資産運用にヘッジファンドを選ぶ理由とファンド選びで失敗しないコツを紹介
【2021年】国内優良ヘッジファンドおすすめランキング。資産運用にヘッジファンドを選ぶ理由とファンド選びで失敗しないコツを紹介「ヘッジファンド」といえば、投資のプロであるファンドマネジャーが下落相場でも上昇相場でも果敢にプラスリターンを狙っていく、という印象が強...

 

まとめ

今回のポイントをまとめると以下です。

  • 投資におけるリスクは価格のブレ幅の大きさ
  • リスクを表す指標として標準偏差がある
  • 標準偏差を理解することで最大損失や最大リターンを想定できる
  • シャープレシオはリスク1単位で狙える超過リターンを表す指標
  • シャープレシオが高い資産に投資をして安定的に資産を殖やしていこう
長期で力強く資産を育てる安定複利運用。筆者が考える勝率の高いおすすめ投資先、投資哲学・投資戦略が明確なファンド。

 

>>おすすめファンドランキング

 

資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。過去の歴史を見ると。それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

 

苦労なく、と申し上げました。しかし「個別株」については別です。

自分で株式投資で高いリターンを狙うのは、はっきりいって危険極まりありません。株式市場とはそんなに甘い世界ではないです。株式市場で勝つには、血の滲むような努力が必要です。とある米国の有名トレーダーは言いました。

医者になるには膨大な勉強が必要だ。高度な知識と技術が求められるから。株式投資も同様だ。しかし、株式投資は皆すぐにハイリターンを叩き出せると思ってしまう。そして破産する。株式投資で勝つにも医者になるのと同じくらいの勉強が必要だ」(グーグルで調べたらすぐに出てくる言葉です)。

 

筆者も同感で、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てないと思料します。であれば、我々は早々にリスクの高い個別投資という選択肢は捨てるべきです。そして、銘柄分散された「ファンド」(投資信託ETFヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

 

多くの人は短期間で大きなリターンを狙います。しかしこの考え方では資産は大きく築けません。投機思考は早く卒業することが大切です。月利なんて言葉はこの世から消えれば良いのに、くらいに思っています。高配当株も大嫌いです。元本が溶けるので。

 

長期間・マイナスを出さず、着実なプラスリターン」を重ねる資産運用。これが、資産を増やす上で最もパワフル、そして強烈です。(計算してみてください。10年間、毎年5%の利回りを出し続けるのと、高いリターンは出す年はあるもマイナスリターンもある、という10年間を。「10年間、毎年5%の利回り」の複利効果に度肝を抜かれるのではないでしょうか?)

 

長年、筆者も資産運用を実施してきました。結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続ける。これがBest of Bestであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

 

>>>筆者のおすすめ運用先ランキング