宝くじに当たったら資産運用が必要?相談するなら誰?高額当選したあと破産しないために必要な対策を解説

1億円以上・富裕層の資産運用

宝くじに当たったら資産運用が必要?高額当選したあと破産しないために必要な対策を解説!

2022年5月15日

宝くじに当選したい!」という夢は、誰しもが持つものでしょう。

では、実際に高額当選したらどうすれば良いでしょうか?

 

仕事を辞めたい、家を買いたい、車を買いたい、服を買いたい、旅行をしたいと様々な使い道を思い浮かべる方が多いかと思います。

しかし、残念ながら宝くじ販売元によると、高額当選した人の8割はその後自己破産するという話が出ています。

 

折角、高額当選しても一度生活水準を引き上げると元に戻せなくなってしまうのです。

この記事では、宝くじにそもそも当選する確率についてお伝えした上で、破産を免れるための合理的な方法についてお伝えしていきたいと思います。

 

 

宝くじが当選する確率と期待値とは?宝くじは賭博と投資のどっちなのか?

まずは宝くじが当選する確率と期待値についてみていきましょう。直近のドリームジャンボ宝くじの当選金額と当選本数となります。

販売額は270億円で1枚300円なので発売数量は9000万枚となります。この枚数を元に当選確率や期待値も算出しています。

 

当選金 当選本数 当選確率  期待値
1等 3億円 13本 0.00001% 30円
前後賞 1億円 26本 0.00002% 20円
組違賞 10万円 1,2877本 0.00099% 1円
2等 1000万円 52本 0.00004% 4円
3等 100万円 2,600本 0.00200% 20円
4等 5万円 13,000本 0.01000% 5円
5等 1万円 130,000本 0.10000% 10円
6等 3000円 1,300,000本 1.00000% 30円
7等 300円 13,000,000本 10.00000% 30円
期待値合計 150円

 

2億円が当選する確率は13本と本当に少ないですね。上記をみると300円購入して得られる期待値は150円と半分程度となります。

競馬やパチンコよりも悪い還元率ですね。まさに形を変えた税金ということが出来るからもしれません。

投資ということはできず、完全に賭博の類ですね。しかも相当に割りの悪い賭博ということです。

 

筆者も宝くじは絶対に買わないというスタンスです。しかし、筆者の両親は「夢を買っているんだ」と毎回購入しています。

夢を購入しない限り夢は掴めないという気持ちで期待値関係なく購入しているという方もいらっしゃることと思います。

これは、もはや趣味の領域ですね。趣味がお金を生むことはありません。

 

何故、高額当選者は破産してしまうのか?賢いお金の使い方を学ぼう

では、何故高額当選者は破産してしまうのでしょうか?

 

仕事を辞めてしまい収入が途絶える

まず収入面からです。1億円以上の高額当選となれば仕事をやめるという選択肢をとる方も多いのではないでしょうか?

実際、米国では高額当選者の44%が仕事をやめてしまうというデータもあります。確かに生きるための資産を既に構築しているのであれば、働きたくないですよね。

 

しかし、完全にリタイアするためには保守的に見積もると2億円は必要となります。

1等の2億円が当選したとしてもギリギリというレベルですね。1億円程度で仕事を辞めてしまうのは危険といえるでしょう。

→ 完全リタイアは2億円あったら資産運用だけで可能?50歳〜60歳で労働意欲が無くなっても安定的に不労所得を獲得するための投資ポートフォリオの割合について考察!

 

また、日本は一度キャリアが途絶えた人に対して厳しい見方をします。

一度、仕事をやめてしまうと復帰も難しいということを考えると安易に仕事を辞めるべきではありません。

(本来は、一度キャリアが途絶えても優しい社会であればよりフレキシブルな働き方が可能で、生産も上がると思うのですが)

 

一度引き上げた生活水準は下げられない

次に支出面です。人は大金を手にすると気持ちが大きくなります。家を買ったり高級な外車を買ったり、今までに比べて食事を贅沢にしたりと浪費をする傾向が強くなります。

 

luxury car

 

結果として加速度的に当選金額が減っていきます。また、皆さん経験がある方は多いと思いますが一度あがった生活水準を再び引き下げるのは難しい傾向にあります。

一度、贅沢をしてしまうと人間は、その味を忘れられないのです。

 

dinner

 

もし、仕事を辞めてしまっており、更に贅沢の蜜の味を味わってしまっていては破産への道を突き進んでいくしかないのです。

 

派手な遊びもいいが程々に!堅実な資産運用をすべし!

宝くじが当選し大金が入ってきたのであれば、遊んでしまうのは仕方ないでしょう。しかし、遊ぶのも程々に「お金」がなくなってしまってはどうしようもないです。

一度引き上げられた金銭感覚はなかなか下がりません。お金が底をつきて金銭感覚だけ当選した後の感覚となると地獄ですからね。

 

分かっていても湯水のようにお金を使ってしまうのでしょうが、使う前に資産運用である程度資金を振っておけば資金を使い切ることはないでしょう。

遊ぶ前に資産運用を始めることが肝心です。

 

また、資産運用は元本が大きくなればなるほど威力を発揮します。100万円が2倍になっても200万円にしかなりませんが、1億円を2倍にすると2億円になりますからね。

複利の威力を実感するのも1000万円以上からと言われています。

豪遊したい気落ちをぐっと堪えて資産運用を行いましょう。実際に、豪遊しても手元には何も残りませんので、やはり資産を買うべきだと思います。

 

投資で年利回り10%のリターンを狙う

投資は危険と考えている方が多いと覆いますが、投資をすることで資産を増やすことができます。

しっかりとした投資をすることで10%までのリターンであれば狙うことが可能です。別に難しい個別株投資を行う必要もありません。

→ 個人投資家が目指すべき投資利回りは10パーセントが妥当?狙うべきリターンと投資先を検証する。

 

10%のリターンを狙う方法については以下で詳しくお伝えしていますので、今回は割愛させていただきたいと思います。是非ともご覧いただければと思います。

 

 

手っ取り早く資産を下落から守りながら安定的に10%のリターンを積み上げたいという方は以下のランキングをご覧いただければと思います。

 

【2023〜2024年】日本国内優良ヘッジファンド(&投資信託)のおすすめ運用先をランキングで紹介!
【2024年4月更新】日本国内優良ヘッジファンド(&投資信託)のおすすめ運用先をランキングで紹介!

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4%ルールで切り崩そう

せっかく宝くじにあたったのに少しの贅沢もできないのは勿体ないですよね。そこでおすすめなのが4%ルールです。

4%ルールとは名目リターン7%からインフレ率3%を差し引いた実質4%のリターンを前提として生きていくという戦略です。

 

アメリカでは、「Financial Independence / Retire Early (経済的に自立した早期退職) 」の頭文字をつなげた「F.I.R.E」という言葉が流行し、一大ムーブメントになった。アメリカでは、「F.I.R.E」を実現する目安として、「4%ルール」が注目されている。

「4%ルール」とは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなえるという考え方だ。年間支出が仮に250万円なら、6,250万円の資産を築いて年利4%で運用すれば、理論上は資産を維持したまま生活できるというわけだ。

大和ネクスト銀行

 

4%ルールは資産の4%を切り崩して生活費の足しにするというものです。

4%ルールで切り崩せば仮に投資をしていなかったとしてお25年間は宝くじの当選金を使用しつづけることができ幸福感が長続きします。

 

更に先ほど目標としてあげた10%で運用することにより切り崩しながら資産を形成することができます。

仮に1億円当選して10%で運用しながら4%切り崩した場合の資産推移は以下となります。資産が増えながらも切崩額も共に増えていっています。

 

1億円を10%で運用しながら4%ずつ切り崩した場合の資産額の推移

運用額 切崩額
現在 10,000 -
1年目 10,600 400
2年目 11,236 424
3年目 11,910 449
4年目 12,625 476
5年目 13,382 505
6年目 14,185 535
7年目 15,036 567
8年目 15,938 601
9年目 16,895 638
10年目 17,908 676
11年目 18,983 716
12年目 20,122 759
13年目 21,329 805
14年目 22,609 853
15年目 23,966 904
16年目 25,404 959
17年目 26,928 1,016
18年目 28,543 1,077
19年目 30,256 1,142
20年目 32,071 1,210

 

12年目には資産を倍にすることができます。1億円の当選であれば12年後には完全リタイアが見えてくるということですね。

 

まとめ

今回のポイントを纏めると以下となります。

  • 宝くじで高額当選をする可能性は限りなくゼロの近い
  • 宝くじの期待値は半分程度でパチンコより低い
  • 高額当選者は仕事をやめたり浪費によって破産確率は高い
  • 投資をしながら切り崩して資産を守り育てよう

 

 

 

締め括り

 

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資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。

過去の歴史を見ると、それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

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しかし、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てません。であれば、我々は早々にリスクの高い個別株投資という選択肢は捨てるべきです。

そして、投資のプロが運用する「ファンド」(投資信託、ETF、ヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

ここでファンド選びが最も大切です。長年、筆者も資産運用を実施してきました。

 

結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続けるファンド。このようなファンドを活用することがベストプラクティスであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

 

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

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