【世カエル】インベスコ世界ブロックチャーン株式ファンドを掲示板での評判や口コミを含めて徹底評価!今後の見通しは?

日本の投資信託(含むETF)分析

【世カエル】インベスコ世界ブロックチャーン株式ファンドを掲示板での評判や口コミを含めて徹底評価!今後の見通しは?

2022年12月1日

ブロックチェーンときくとビットコイン等お仮想通貨を思い浮かべる方は多いかと思います。

しかし、ブロックチェーンはデジタル革命の基幹技術として世界を変えるものであると期待されています。AIとともに今後の世界に革命を起こす技術として注目されています。

 

当サイトでも、グローバルフィンテック株式ファンドを分析しました。

→ 【2022年】グローバルフィンテック株式ファンドの株価の暴落の理由とは!?評判と2022年以降の今後の見通しを踏まえて徹底評価。

 

本日はインベスコが提供するインベスコ世界ブロックチャーン株式ファンド(愛称:世カエル)について取り上げたいと思います。

インベスコで運用している他のファンドについては以下をご参照ください。

→ 【世界のベスト】掲示板で評判?インベスコ世界厳選株式オープンを口コミや今後の見通しを含めて徹底評価!

 

そもそもフィンテックとは?

まずは「世カエル」について見て行く前にフィンテックとはなにかという点について見ていきたいと思います。

ブロックチェーンの特徴は以下となります。

 

ブロックチェーンの特徴

  • ブロックチェーンは情報を安全につなげて管理する技術
  • 暗号化されたデータのブロックを生成し、それぞれのブロックをチェーンのようにつないで管理する仕組み
  • ブロックチェーン上のデータは参加者が皆で共有していることから一部のデータに改竄を試みても他の参加者が保有しているデータと照合して改竄を防止できる
  • さらに仕組み上、全データの履歴も追跡可能なため情報の安全性・信頼性が高い
  • 2009年のビットコインで実用化されインターネットで価値や資産の取引が可能となった
  • 現在ではNFTなどにも拡

 

ブロックチェーンの仕組み

 

現時点では以下の分野での活用がなされていますが、今後広がり続けることが想定されています。

現金 現金のデジタル化
契約 契約やハンコの電子化
不動産 賃貸契約や引っ越しを一元化
相続 相続手続きの短期化
医療 電子カルテの一元化
物流・貿易 貿易手続きの効率化
ゲーム インラインゲームのアイテム偽造防止
ブランド 偽物排除
食品 安全管理

 

ブロックチェーンの市場規模は今後10年で200倍の142兆円になることが見込まれています。

 

ブロックチェーンの市場規模の拡大の予測

 

 

インベスコ世界ブロックチャーン株式ファンド(愛称:世カエル)の特徴とは?

それでは「世カエル」の特徴についてみていきたいと思います。

 

投資対象はテーマ型のインデックス投信

世の中にはインデックス投信とアクティブ投信があります。

アクティブ投信はインデックスに対してプラスのリターンをだすことを目的として運用されています。

→ インデックス型投信(=パッシブ)とアクティブ型投資信託はどっちがおすすめ?成績や手数料を中心に金融庁データをもとに徹底比較!

アクティブ投信とパッシブ投信の違い

 

前回分析したグローバルフィンテック株式ファンドはアクティブ投信でしたが、「世カエル」はインデックス投信です。

「世カエル」は「コインシェアーズ・ブロックチェーン・グローバル・エクイティ・インデックス(円換算ベース)」に連動するインデックス投信です。

ある特定のセクターにだけ投資をする、セクターインデックスということですね。

同インデックスはコインシェアーズ社が独自の分析に基づいて選定したブロックチェーン関連銘柄で構成されています。

インデックスとはいいながらも、かなりアクティブ要素が強いといえるでしょう。

 

構成上位銘柄

2023年3月末時点での構成上位銘柄は以下となります。

No. 銘柄名 国名 概要 構成比率
1 コインベース 米国 金融サービス 5.7%
2 TSMC 台湾 半導体・半導体製造装置 5.0%
3 マネックスグループ 日本 金融サービス 4.9%
4 カカオ 韓国 メディア・娯楽 4.4%
5 SBIホールディングス 日本 金融サービス 4.4%
6 マイクロストラテジー 米国 ソフトウェアサービス 4.0%
7 CMEグループ 米国 金融サービス 3.9%
8 インテル 米国 半導体・半導体製造装置 3.8%
9 サムスン電子 韓国 テクノロジー・ハードウェアおよび機器 3.5%
10 メタ・プラットフォームズ 米国 メディア・娯楽 3.4%

 

コインベースがずっと1位ですが、株価は地獄の様相です。

Coinbase

 

2022年10月末からの変動は以下です。

2023年3月末 2022年10月末
コインベース コインベース
TSMC マネックスグループ
マネックスグループ SBIホールディングス
カカオ マイクロストラテジー
SBIホールディングス TSMC
マイクロストラテジー スタンダードチャーター
CMEグループ CMEグループ
インテル ハイブ・ブロックチェーン
サムスン電子 カカオ
メタ・プラットフォームズ リミックスポイント

 

かなり日本企業が入っていますね。国別構成比率は以下となります。

比率
アメリカ 40.3%
日本 32.0%
韓国 15.0%
台湾 4.8%
カナダ 4.1%

 

手数料

手数料は以下となります。

購入手数料:3.3%
信託手数料:年率1.573%

 

「世カエル」の運用実績をグローバルフィンテック株式ファンドと比較しながら評価

世カエルの運用実績は以下となります。グローバルフィンテック株式ファンドと全世界株式と比較しています。

青:世カエル
赤:グローバルフィンテック株式ファンド
緑:全世界株(円建)

世カエルとグローバルフィンテック株式ファンドとeMAXIS Slim 全世界株式の比較

 

一時は急激に上昇しましたが、2021年後半から大きく下落して結局全世界株と同様のリターンとなってしまっています。

グローバルフィンテック株式ファンドについてはあれだけのバブルを享受しながら、運用はマイナスとなっています。フィンテック投信の中では「世カエル」はマシな成績といってもよいでしょう。

 

掲示板での口コミや評判

では掲示板での「世カエル」の評判についてみていきます。

フィンテック産業の今後が明るいことと、株価の未来が明るいことは必ずしも一致しませんが以下の通り希望の声がきかれます。

 

口コミ①

ようやく普通の状態に落ち着いたような印象です。
ここからジワジワと上がっていく未来が見えます。

ブロックチェーンの用途は暗号通貨だけではなく、個人の資産(貨幣的価値のあるもの以外に自分が発信したデータやデジタル世界内で培ってきた信用度など)を守るものだからです。
現実世界としての、地球というバースの住人ではなく、デジタル世界の個人の権利を守るもの。

国連などが世界中の国で禁止するでもしない限り、成長しかありません。

 

ただ、貯金の下落で諦めのような声も聞こえます。

 

口コミ②

web3終わりw

もうこれ人生終わりじゃんw

 

今後の見通しは明るい?

重要なのは今後の見通しですが正直言ってしばらくは厳しいです。その理由は3点あります。

 

ビットコインは落ちるナイフとなっている

まずビットコインのチャートですが以下の通り下落が止まる兆しは見当たりません。

BTCUSDのチャート

 

落ちるナイフは掴みにいってはいけません。直近FTX破綻のニュースもあり環境は非常に悪くなっています。

FTXとは、バハマに本社を置く仮想通貨の交換会社のこと。2019年にサム・バンクマン-フリードによって創設されたが、22年11月に経営破綻した。

FTXの特徴は、豊富な金融商品を取り扱っていることだ。日本の交換会社では現物取引またはレバレッジ取引でしか仮想通貨を取り扱えないが、FTXはデリバティブ取引の1つである先物取引や株式トークンの取引にも対応していた。

FTXの破綻は、暗号資産関連のニュースサイト「コインデスク」による報道がきっかけとされている。報道の内容はFTXの財務健全性を疑問視するもので、これが取り付け騒ぎに発展した。報道からわずか10日あまりで破綻したFTXだが、その直後にハッキングにより数億ドル(数百億円)もの資産が不正に引き出されるなど混乱が続いた。

FTXとは? 大手仮想通貨交換会社の破綻がもたらす影響とその背景

 

投資をするのであればビットコインの価格が上昇に転じてからでも遅くありません。バブルが一度発生し、大暴落すると、回復までは日柄が必要になります。しばらく冬の時代が続くでしょう。

 

リスク資産への投機熱が低下している

そもそも2020年にビットコインや世界中で株式が急騰したのは世界中でパンデミックに対応するために金融緩和と量的緩和を実施したためです。

大量にばら撒きが行われた結果、余ったマネーがリスク資産に向かい、歴史的な資産高を演出しました。

 

しかし。2021年後半からインフレが大きく上昇していきました。そのためインフレをおさえるため、世界中の中央銀行がばらまいたお金を回収する金融引き締めを実施しています。

当然、資産価格も逆回転を開始し株価やビットコインなどのリスク資産は大きく下落しているのです。

 

そして、2023年5月現在、まだまだ米国のインフレ率は高く、FRBが目標とする2%とは程遠いレベルとなっています。

2023年度中は引き締めを続けると宣言しており、来年も厳しい環境となることが想定されます。

 

ドル円も下落することが見込まれている

世カエルは為替ヘッジなしなのでドル円が上昇すれば基準価額が上昇しますし、ドル円が下落すれば基準価額は下落します。

一時、ドル円は152円までいきました。これは完全に日米金利差が拡大してきたことに起因しています。

米国がインフレをおさえるために金利を上昇させてきた反面、日銀は金融緩和を継続したのでポリシーミックスに注目があつまりドル円も上昇していきました。

日米金利差とドル円

 

来年の世界景気の後退を織り込み始め米金利が下落することで逆回転を始めています。

しかし、現在の140円という水準はまだまだ序章です。本格的に景気後退が訪れると米長期金利は急落してドル円は100円をめざしていきます。

 

まとめ

「世カエル」はフィンテック関連銘柄に投資するインデックス型の投資信託です。

昨年末から大きく下落し、バブル崩壊の様相を呈しています。

来年は株価もビットコインも厳しく、ドル円も下落するので厳しい展開が想定されます。

以下では、どのような環境でも安定したリターンが狙える投資先についてまとめていますのでご覧いただければと思います。

締め括り

 

堅実複利運用

おすすめ投資先ランキング

長期で資産を着実に育てる

 

資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。

過去の歴史を見ると、それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

各資産の超長期リターン

 

しかし、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てません。であれば、我々は早々にリスクの高い個別株投資という選択肢は捨てるべきです。

そして、投資のプロが運用する「ファンド」(投資信託、ETF、ヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

ここでファンド選びが最も大切です。長年、筆者も資産運用を実施してきました。

 

結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続けるファンド。このようなファンドを活用することがベストプラクティスであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

 

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

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