投資信託

海外一流ファンドが運用と評判の日興レジェンド・イーグル・ファンド(資産成長コース)を評価!円ヘッジコースと毎月決算コースとの違いを含めてわかりやすく解説する。

日興レジェンド・イーグルの基準価格の推移

日興レジェンド・イーグル・ファンドは日興という名前が付いていますが、実質的には海外ファンドが運用する評判のファンドです。

日興レジェンド・イーグル・ファンドは資産成長コース、円ヘッジコース、毎月決算コースの三つが存在しています。

 

本日は日興レジェンド・イーグル・ファンドの特徴と、三つのコースの違いについてお伝えした上でリターンと今後の見通しについて紐解いていきたいと思います。

日興レジェンド・イーグル・ファンドの特徴とは?

日興レジェンド・イーグル・ファンドの特徴とは?

ファースト・イーグル・グルーバル・バリュー・マスター・ファンドが運用を行う

日興レジェンド・イーグル・ファンドは日興の名前を冠していますが、実際の運用は米国の投資ファンドが行います。

運用を担当するのはファーストイーグル インベストメント マネジメント社のグローバル・バリュー・チームです。

同チームが運用するファースト・イーグル・グローバル・バリュー・マスター・ファンドに投資をする形でファンドを組成しています。

正直、日興レジェンドイーグルに投資をするより、直接ファースト・イーグル・グローバル・バリュー・マスター・ファンドに投資をした方が手数料を二重で取られないのでお得ですよね。(後述)

世界中の株式をバリュー株投資の観点で厳選

日興レジェンド・イーグル・ファンドは以下の方法で銘柄を厳選しています。

 

✔︎ 新興国株を含めた世界各国の株式を投資対象
✔︎ PBRやFCFを用いた財務分析で割安と考えられる銘柄に投資

 

バリュー株投資については以下で詳しくお伝えしています。株価が企業の実態の企業価値に対して安いと考えられる銘柄に投資をするという指標です。

→ バリュー株投資とグロース株投資はどっちがおすすめ?あらゆるデータから両者を徹底比較する

 

筆者が投資しているBMキャピタルというファンドもバリュー株投資を行っています。ただ、BMキャピタルはPERやPBRといった指標だけで銘柄を判断するわけではなく、財務諸表を精査して圧倒的に割安な銘柄を抽出していくという点で他のバリュー株ファンドと一線を画しています。

以下で詳しくお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

→ BMキャピタルの運用実績とは?直近の投資銘柄から投資手法を徹底解説!

 

金と現金を一定量保有する方針

相場の大きな下落の緩衝材として常に5%-25%の現金を保有することを方針としています。

更に資産の安定性を保つために現金だけでなく、株価とッカカク変動が連動しない金を保有するという方針をとっています。

金と現金を取り入れる理由

 

金は株式と動きが異なるオルタナティブ資産として注目されており、ポートフォリオの安定性を確保することが期待されています。

青:金
赤:全世界株

金と株式のリターンの比較

ドルベースでのパフォーマンスを追求

日興レジェンド・イーグル・ファンドは米国籍のファンドなのでドルベースでのリターンを追求します。

つまり、ドル高が想定されるのであれば、ドル建以外で投資している銘柄の通貨を売り、ドルを買うことで為替ヘッジを行なっています。

日興レジェンド・イーグル・ファンドの為替ドルヘッジ

構成上位10銘柄

以下は2021年6末時点の日興レジェンド・イーグル・ファンドの構成上位銘柄は以下となります。

順位 銘柄 国名 組入比率
1 金ETF 米国 8.40%
2 オラクル 米国 2.95%
3 コムキャスト 米国 2.46%
4 エクソンモービル 米国 2.22%
5 フェイスブック 米国 1.76%
6 フィリップ・モリス 米国 1.62%
7 フィナンシェール・リシュモン スイス 1.59%
8 グループ・ブリュッセル ベルギー 1.59%
9 ブリテッシュ・アメリカン 英国 1.52%
10 ダノン フランス 1.48%

 

金が最も大きなポーションを占めています。ただ、多くはやはり米国の主力銘柄で占められています。各資産配分は以下となっています。

 

日興レジェンド・イーグル・ファンドの資産別構成比率
構成資産 構成比率
米国株式 42.1%
欧州株式 17.2%
日本株式 8.7%
その他株式 10.5%
金関連 12.3%
債券 1.4%
現金・その他 7.8%

 

二重で取られる手数料

日興レジェンド・イーグル・ファンドの表面上の手数料は以下となっています。

購入手数料:3.85%(税込)
信託手数料:年率1.232%(税込)

海外のファンドに投資しているので、当然海外ファンドに対する手数料も発生しています。目論見書では実質的な手数料の上限は2.032%であるとしています。

つまり最大初年度は6%程度の手数料が発生するということですね。

資産成長コースと毎月決算コースと円ヘッジコースの違いとは?

日興レジェンド・イーグル・ファンドは「資産成長コース」と「毎月決算コース」と「円ヘッジコース」の3つが存在しています。

決算 為替変動リスク
資産成長コース 年2回 あり 為替ヘッジを行わないため、ドル高となれば円ベースでの資産は成長します。反対にドル安となれば円ベースでの資産価格は下落します。
毎月決算コース 年12回
円ヘッジコース 年2回 一部為替ヘッジを行う 一部為替ヘッジを行うため上記の為替変動リスクを低減できる。

 

毎月決算コースでは分配金を毎月だしています。ただ、筆者としては毎月分配金をだすと複利効果をだすことが出来ないので、推奨はできません。

分配金を出した瞬間に20.315%の税金が拠出されるので、できる限り分配金をださずに基準価格の上昇に集中した方が投資家のリターンは高くなるのです。

日興レジェンド・イーグル・ファンドのリターン

では肝心の日興レジェンド・イーグル・ファンドの実績についてみていきたいと思います。以下は資産成長コースの円ヘッジコースのリターンです。赤色は配当を出さなかった場合の基準価格の推移です。

しかし、実際は配当金を拠出した瞬間に20.315%の税金が拠出されるため、赤色のリターンは実現しません。実際に投資家が受け取るリターンは赤色と青色の間となります。

日興レジェンド・イーグル(資産成長コース)の基準価格の推移

ちなみに毎月決算型は更におおくの分配金を拠出するため以下の通り基準価格は沈み込んでいます。複利効果を考えると確実に資産成長コースの方が合理的なのです。

日興レジェンド・イーグル(毎月決算型)の基準価格の推移

以降は資産成長コースのデータとしてみていきたいと思います。以下はmorningstarがまとめたリターンとリスク(=標準偏差)の推移です。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータル
リターン
29.17% 7.56% 7.72% 9.58%
標準偏差 12.81 15.65 13.17 14.21

 

過去10年の年率リターン9.58%と標準偏差14.21%から考える今後10年のリターンは以下となります。

平均リターン:9.58%
リスク(=標準偏差):14.21%

【68.3%の確率】

平均値±標準偏差の範囲に収まる

△4.63%(=9.58%-14.21%)

23.79%(=9.58%+14.21%)


【95.4%の確率】

△18.84%(=9.58%-14.21%×2)

38.00%(=9.58%+14.21%×2)

 

【99.7%の確率】

平均値±(標準偏差×3)の範囲に収まる

△33.05%(=9.58%-14.21%×3)

52.21%(=9.58%+14.21%×3)

リターンとしてはそれなりの水準を見込めますが、30%程度の下落は覚悟しておく必要があります。

日興レジェンド・イーグル・ファンド以上のリターンを獲得しながら、高いリターンを出したいという方に向けておすすめのファンドをお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

 

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日経平均株価や全世界株式指数と比較

以下は日興レジェンド・イーグル・ファンドと日経平均株価と全世界株式指数との比較です。

青:日興レジェンド・イーグル・ファンド
赤:日経平均株価
緑:eMAXIS全世界株式(全世界株式の時価総額加重平均指数)

日経平均株価や全世界株式指数と比較

日興レジェンド・イーグル・ファンドは残念ながら指数に劣後する成績となってしまっているのです。

まとめ

本日は日興レジェンド・イーグル・ファンドについてまとめてきました。纏めると以下となります。

✔︎ 全世界の株式を対象としたバリュー株投資を実践
✔︎ 金や現金を取り入れている
✔︎ 毎月決算型コースは複利効果を損ない非合理的
✔︎ 標準偏差が高く最大想定損失は大きい
✔︎ 全世界株式や日経平均株価に劣後した成績となっている

以下で筆者の観点から資産運用を行う上で必要な考え方と魅力的な投資先についてまとめていますので参考にしていただければと思います。

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資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。過去の歴史を見ると。それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

 

苦労なく、と申し上げました。しかし「個別株」については別です。

自分で株式投資で高いリターンを狙うのは、はっきりいって危険極まりありません。株式市場とはそんなに甘い世界ではないです。株式市場で勝つには、血の滲むような努力が必要です。とある米国の有名トレーダーは言いました。

医者になるには膨大な勉強が必要だ。高度な知識と技術が求められるから。株式投資も同様だ。しかし、株式投資は皆すぐにハイリターンを叩き出せると思ってしまう。そして破産する。株式投資で勝つにも医者になるのと同じくらいの勉強が必要だ」(グーグルで調べたらすぐに出てくる言葉です)。

 

筆者も同感で、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てないと思料します。であれば、我々は早々にリスクの高い個別投資という選択肢は捨てるべきです。そして、銘柄分散された「ファンド」(投資信託ETFヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

 

多くの人は短期間で大きなリターンを狙います。しかしこの考え方では資産は大きく築けません。投機思考は早く卒業することが大切です。月利なんて言葉はこの世から消えれば良いのに、くらいに思っています。高配当株も大嫌いです。元本が溶けるので。

 

長期間・マイナスを出さず、着実なプラスリターン」を重ねる資産運用。これが、資産を増やす上で最もパワフル、そして強烈です。(計算してみてください。10年間、毎年5%の利回りを出し続けるのと、高いリターンは出す年はあるもマイナスリターンもある、という10年間を。「10年間、毎年5%の利回り」の複利効果に度肝を抜かれるのではないでしょうか?)

 

長年、筆者も資産運用を実施してきました。結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続ける。これがBest of Bestであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

 

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