投資信託

野村ファンドラップの概要とそのパフォーマンス(運用実績)、口コミ・評判をチェック。

野村ファンドラップの概要とそのパフォーマンス(運用実績)、口コミ・評判をチェック。

近年人気を博している「ファンドラップ」。

 

今回はその中でも大手の証券会社である野村証券が提供している野村ファンドラップについて、少し見ていきたいと思います。

ファンドラップとは?

ファンドラップとは、大手証券会社が提供している資産運用サービスの一つです。

個人投資家(顧客)に担当者がついて、ライフプランに合わせて投資計画を作成し、運用も委託します。

契約金額は大きめに設定されており、500万円以上が基本になっています。

 

個人投資家からすれば、大手証券会社が代わりに運用してくれるのである意味丸投げ可能で、忙しいサラリーマンなどであれば助かりますよね。

また、相続なども相談可能です。

 

しかし、その代わりに自分で投資信託などで運用するよりも高い手数料がかかってしまうというデメリットもあります。

 

ファンドラップについては詳しくは以下の記事でも解説していますので参考にしてみてください。

野村証券が提供するファンドラップとは

3つの種類があります。

野村ファンドラップ

一番ベーシックな口座です。

2つのプログラムが選択可能になっています。

 

一つがプレミア・プログラム、もう一つがバリュー・プログラムです。

 

プログラム名:プレミア・プログラム

概要:アクティブ運用で、市場指数を上回る収益を目指す

契約金額:1,000万円から

投資対象資産:

  • 国内株式
  • 国内債券
  • 外国株式
  • 外国債券
  • REITおよびオルタナティブ

為替ヘッジ:あり/なし/50%

お客様ご自身で選択できるもの:

  • 為替ヘッジの有無
  • REITおよびオルタナティブの有無

     

    プログラム名:バリュー・プログラム

    概要:コストを抑えたインデックス運用で、世界成長をとらえる

    契約金額:500万円から

    投資対象資産:

    • 国内株式
    • 国内債券
    • 外国株式
    • 外国債券
    • REIT

    為替ヘッジ:あり/なし/50%

    お客様ご自身で選択できるもの:

    • 為替ヘッジの有無
    • REITの有無
    • 新興国投資商品の有無

    参照元:https://www.nomura.co.jp/retail/wrap/fundwrap/

       

      バリュープログラムは500万円からですが、プレミアプログラムは1000万円からと契約金額が大きいですね。

      バリュープログラムはインデックス運用、アクティブ運用は市場指数を上回る収益を目指すとあり、個人的には少し不安を覚えました。

       

      なぜなら、金融庁が公表している投資信託のインデックス、アクティブ運用の成績は、アクティブがインデックスを大きく下回っているからです。

       

      分類 5年累積
      リターン平均(%)
      5年シャープ
      レシオ平均
      全ファンド
      (パッシブ)
      22.6 0.4
      全ファンド
      (アクティブ)
      9.7 0.2
      国内株式
      (パッシブ)
      40.0 0.5
      国内株式
      (アクティブ)
      30.9 0.4
      先進国株式
      (パッシブ)
      37.0 0.47
      先進国株式
      (アクティブ)
      12.0 0.23
      新興国株式
      (パッシブ)
      15.2 0.24
      新興国株式
      (アクティブ)
      12.8 0.20
      グローバル株式
      (パッシブ)
      32.6 0.44
      グローバル株式
      (アクティブ)
      8.2 0.17

      参照:金融庁「資産運用業高度化プログレスレポート」

       

      個人的には、そのようなインデックスに劣後する傾向にあるアクティブ運用をするプレミア・プログラムは少し怖いので、選ぶとすればバリュープログラムにすると思います。

      野村ファンドラップのプレミア・プログラムの契約を考えている人は、過去5年以上の成績を見て、年利回りどれくらいを達成しているのかを確認した方が良いでしょう。

       

      手数料は以下の通りとなっています。

       

      野村ファンドラップの料金とリスク

      野村ファンドラップの料金は、投資一任受任料とファンドラップ手数料の合計額となります。投資一任受任料は固定報酬制と実績報酬併用制があり、固定報酬制では最大で運用資産の0.418%(税込み・年率)、実績報酬併用制では最大で運用資産の0.209%(税込み・年率)+運用益の積み上げ額の11.0%(税込み)となります。ファンドラップ手数料は最大で運用資産の1.320%(税込み・年率)となります。このほかに投資信託では運用管理費用(信託報酬)(最大で信託財産の1.35%±0.70%(概算)(税込み・年率))、信託財産留保額(最大で信託財産の0.5%)、その他費用をご負担いただきます。その他費用は運用状況等により変動するため、事前に上限額等を示すことができません。また、投資一任契約に基づく投資信託への投資は、投資信託の基準価額等が変動しますので損失が生じるおそれがあります。詳しくは、お客様向け資料、契約締結前交付書面及び目論見書をよくお読みください。

           

          • 固定報酬制では最大で運用資産の0.418%(税込み・年率)
          • 実績報酬併用制では最大で運用資産の0.209%(税込み・年率)+運用益の積み上げ額の11.0%(税込み)
          • ファンドラップ手数料は最大で運用資産の1.320%(税込み・年率)
          • 投資信託運用管理費用(信託報酬)(最大で信託財産の1.35%±0.70%(概算)(税込み・年率))、信託財産留保額(最大で信託財産の0.5%)
          • その他費用

           

          となっています。

          固定報酬制であれば、運用資産の0.418%(税込み・年率)+1.320%(税込み・年率)+1.35%±0.70%(概算)(税込み・年率))と考えると、

          1000万円を運用した場合、約28万円(2.763%)前後がかかる計算になります。(あくまで概算です)

           

          実績報酬併用制では、0.209%(税込み・年率)+1.320%(税込み・年率)+1.35%±0.70%(概算)(税込み・年率))、

           

          1000万円を運用した場合、約25万円(2.554%)前後がかかる計算になります。(あくまで概算で、この上に運用益の積み上げ額の11.0%(税込み)がかかってきます)

           

          その他費用もありますので、実際に店舗に行かないと本当の手数料はわからずですね。

          野村SMA(エグゼクティブ・ラップ)

          こちらは上記の野村ファンドラップのワンランク上のサービスになります。

          契約金額はなんと3000万円からです。

          特徴としては、

           

          お客様と投資計画を共有するためにファイナンシャル・カウンセリングを行います。

          リスク許容範囲内で、高い水準のリターンを具体的な投資提案書をご提示いたします。

          国内外一流の運用商品を数多くご用意、オープンアーキテクチャー(注)を採用しています。

          参照元:https://www.nomura.co.jp/retail/wrap/sma/

           

          とされています。

          オープンアーキテクチャは、野村グループの会社に限定せずに金融商品を選んでいくというものです。

          以下は手数料についての記載です。

          野村SMAの料金とリスク

          野村SMAの料金は、投資一任受任料とSMA手数料の合計額となります。投資一任受任料・SMA手数料の料率は資産クラスごとにあらかじめ定められております。投資一任受任料は最大で運用資産の0.110%(税込み・年率)、SMA手数料は最大で運用資産の1.540%(税込み・年率)となります。このほかに投資信託では運用管理費用(信託報酬)(最大で信託財産の4.00%(概算)(税込み・年率))、信託財産留保額(最大で信託財産の0.5%)、その他費用をご負担いただきます。その他費用は運用状況等により変動するため、事前に上限額等を示すことができません。また、投資一任契約に基づく投資信託への投資は、投資信託の基準価額等が変動しますので損失が生じるおそれがあります。詳しくは、お客様向け資料、契約締結前交付書面及び目論見書をよくお読みください。(また、投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とするため、当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により基準価額が変動します。従って損失が生じるおそれがあります。投資信託は、個別の投資信託ごとに、ご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。また、上記記載の手数料等の費用の最大値は今後変更される場合がありますので、ご投資にあたっては、目論見書や契約締結前交付書面をよくお読みください。)

          なお、上記の投資一任受任料、SMA手数料等は、あくまで最大の料率を表示しておりますので、お客様のご負担になる実際の料率に関しましては、お客様が採用されるプランに係る投資提案書等をご参照ください。

           

          • 投資一任受任料は最大で運用資産の0.110%(税込み・年率)
          • SMA手数料は最大で運用資産の1.540%(税込み・年率)
          • 投資信託では運用管理費用(信託報酬)(最大で信託財産の4.00%(概算)(税込み・年率))
          • 信託財産留保額(最大で信託財産の0.5%)
          • その他費用

           

          0.110%+1.540%+4.00%=5.65%(概算)がかかり、3000万円を預けると169.5万円(年)ほどかかりそうです。

          その他費用もありますし、あくまで概算にはなりますが、高額ですよね。

          そもそも運用リターンを5.65%以上出さなければマイナスで推移してしまいます。

           

          上記で金融庁が公表している5年累計の投資信託のアクティブ型、インデックス型の年利回りはアクティブ型1.84%、インデックス型は4.15%です。

          かなりの成績を残す必要があることを意味しています。

          パッシブ運用型(=インデックス型)とアクティブ運用型投資信託はどちらがおすすめ?成績や手数料を含めてわかりやすく比較する!

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          ラップ信託

          ラップ信託は上記の野村SMAで運用し、相続人に引き継いで運用を行うサービスですね。

          相続をスムーズに行うサービスになります。

          ラップ信託のしくみ

          相続のソリューション提供が野村SMAに加わったと考えればOKです。

          野村ファンドラップの運用

          基本的にラップ口座は個人投資家の意向に従い投資計画を作成し運用していくスタンスですので、なかなか運用成績というと公表するのは難しいでしょう。

           

          リサーチ会社がヒヤリングした結果は以下の通りとなっています。リスクは普通で設定し、ネットリターンは4.688%です。手数料は投資一任手数料以外にも上記で記載したようにかかってきますので、その点は頭に入れておきましょう。

           

          順位 サービス名 ネットリターン ①
          (②-③)
          過去の運用実績 ② 投資一任手数料 ③
          1 SMBCファンドラップ 8.068% 年率 9.58% 1.512%
          2 三井住友信託ファンドラップ 4.688% 年率 6.20% 1.512%
          3 野村ファンドラップ 4.569% 年率 5.93% 1.361%
          4 ダイワファンドラップ 2.855% 年率 4.367% 1.512%
          5 日興ファンドラップ -2.176% 年率 -0.88% 1.296%
          6 みずほファンドラップ -3.440% 年率 -1.82% 1.620%
          三菱UFJ信託ファンドラップ 運用期間が
          1年未満の為除外
          1.512%
          野村エグゼクティブラップ オーダーメイドの為非公表 1.620%
          三井住友信託SMA オーダーメイドの為非公表 1.728%
          ダイワSMA オーダーメイドの為非公表 最低投資額が
          1億円以上のため除外

          2016年4月~7月にかけて調査を実施し、大手7社・10サービスについて比較・検討を行った

          「ネットリターン①」について:「過去の運用実績(年率換算)」-「投資一任手数料」で計算

          「過去の運用実績②」について:公表されている中で最も運用期間が長いものを利用、ポートフォリオが複数存在する場合はミドルリスクのものを利用。また、運用実績は各社へのヒアリング調査によるもので、実態の数値と異なる可能性がございます。

          「投資一任手数料③」について:投資額を1,000万円~5,000万円とした際の最も高い料率で計算。小数点以下4桁を四捨五入。野村ファンドラップはリスク水準によって手数料水準が変動になるため、リスク水準を普通として算出しています。

          https://fundwrap-research.com/

           

          関連:【FWヘッジFセレクト】評判の「ダイワファンドラップ ヘッジファンドセレクト」は魅力的?大和証券が取り扱うファンドラップシリーズを紐解く!

          野村ファンドラップの評判

          インターネット上では以下のようなものが見つかりました。

          野村ファンドラップについて 大学生です。 両親が700万円を野村ファンドラップに預けたのですが4ヶ月経った現在44万円減っているみたいです。 長い目で見るのが大切というのは分かっていますが、いくら何でもこの短期間でこれだけの額が減るのは客観的に見ていておかしいです。 騙されているのではないか心配です。 ①この減り方は妥当なものでしょうか? ②野村ファンドラップの評判はいかがでしょうか(皆様の個人的な見解をお願いします) 日本の現在の景気の観点も含めてご回答頂けると嬉しいです。

          参照元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10159047005

          ファンドラップの問題点

          基本的に、運用の一任契約で個人投資家としては大手証券会社に丸投げできる状態になりますので、楽といえば楽です。

          しかし、野村ファンドラップに関わらず、これはどのファンドラップでも言えることですが、大前提として大手証券会社は「ビジネス」としてサービスを提供していることを念頭に置いておきましょう。

           

          そして、ビジネスに置いては顧客の情報というのは非常に重要な意味を持ちます。例えば投資計画を顧客と一緒に作成するときに、様々なヒヤリングが行われます。

          そのときに、資産がどれくらいあり、子孫はどのようなステータスかなど、そのようなデータを大手証券会社は獲得し、営業先をどんどん増やしていきます。

          また、顧客に合わせて投資計画をアレンジしつつ、担当者によっては高い手数料のプランに促していくこともありえます。

           

          手数料が基本的に高く、運用収益が見込めないのであれば、顧客側にはリターンが全くなく、本当はもっとリターンが出せたのに機会損失になっていただけという場合も将来起こり得ることは、意識しておきましょう。

           

          まとめ

          今回は野村ラップ口座について考察してみました。

          ラップ口座は基本的に手数料が高いのが通常ですが、その手数料を超えるようなリターンが見込まれると納得できた場合のみ、契約をしても良いものと思います。

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          自分で個別株投資をする自信がないという方はプロに資産を預けて運用をするという選択肢を取ることになります。

          長期的に資産を形成していくためのファンドを選ぶ際に重視するポイントは以下となります。

           

          • 安定したリターンを積み上げているか?
          • 暴落時にしっかり資産を守れるか?

           

          いくら良いリターンを出していても、暴落時に40%下落してしまっては通常の精神状態を保てませんし投資自体から撤退してしまう可能性すらあります。

          以下のランキングでは上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング形式でお伝えしています。

           

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