投資信託

三菱UFJ国際が運用を行うマクロ・トータル・リターン・ファンドの評判とそのリターンは?様々な角度から評価。マイナスを出してしまった年がありそれがファンド選ぶのネックに

ヘッジファンド型の投信「マクロ・トータル・リターン・ファンド」の実際の成績を見ていきたいと思います。

世界各国の株式、債券など幅広い取引を行うファンドです。75億円程度の小規模ファンドです。

 

マクロ・トータル・リターン・ファンド ★★★

マクロ・トータル・リターン・ファンドの特徴とは?

マクロ・トータル・リターン・ファンドの特徴についてみていきたいと思います。

 

三菱UFJ国際投信株式会社とJ.P.モルガン・アセット・マネジメントが運用

三菱UFJ国際投信株式会社とJ.P.モルガン・アセット・マネジメントが運用を行います。

三菱UFJ国際投信株式会社

 

三菱UFJ国際投信株式会社は市中銀行の王者、三菱UFJ傘下のアセットマネジメント会社です。

ネームバリューだけでもどんな商品も売れてしまうでしょう。このカラクリに個人投資家は注意です。有名であることと、高いリターンは比例しません。

 

三菱UFJ国際投信は、マクロ・トータル・リターン・ファンドの他に、AI日本株式オープン(絶対収益追求型)、AMP グローバル・インフラ株式ファンドなどの金融商品を展開しています。

<その他展開商品>

  • AI日本株式オープン(絶対収益追求型)(愛称:日本AI(あい)) 日本AI
  • 三菱UFJ/AMP 米国ハイインカムリートファンド<為替ヘッジあり>(毎月決算型)(愛称:アスリート) アスリート有
  • 三菱UFJ/AMP 米国ハイインカムリートファンド<為替ヘッジなし>(毎月決算型)(愛称:アスリート) アスリート無
  • AMP グローバル・インフラ株式ファンド(ラップ向け) イン株ラップ
  • 三菱UFJ/AMP オーストラリアREITファンド<Wプレミアム>(毎月決算型)(愛称:コアランド) 豪リートWプ
  • 三菱UFJ/AMP オーストラリアREITファンド<為替ヘッジなし>(毎月決算型)(愛称:コアランド) 豪リートヘ無
  • 三菱UFJ/AMP オーストラリア・ハイインカム債券ファンド 豪ドル円プレミアム(毎月決算型)(愛称:コアラ・プレミアム) 豪ハイ債プレ
  • 三菱UFJ/AMP オーストラリア・ハイインカム債券ファンド(毎月決算型)(愛称:カンガルー・ジャンプ) 豪ハイイン債
  • 三菱UFJ/AMP グローバル・インフラ債券ファンド<為替ヘッジあり>(年1回決算型)(愛称:世界のいしずえ) インフ債有1
  • 三菱UFJ/AMP グローバル・インフラ債券ファンド<為替ヘッジあり>(毎月決算型)(愛称:世界のいしずえ) インフ債あり

 

この他にも数えきれないほどの金融商品を展開しています。津波かと思うほどの数でした。ちゃんとリターンを出しているのでしょうか。

 

J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、JPMベスト・インカム(年1回決算型)、JPMアジア株・アクティブ・オープン、JPモルガン・アメリカ成長株ファンド(為替ヘッジなし、年1回決算型)などを展開しています。

 

投資対象は国内外資産複合(絶対収益追求型)

世界中の株式、債券、デリバティブなどで運用。非常に幅広いです。

ファンドマネジャーの手腕が問われます。絶対収益追求とは、特定の市場の動向に左右されにくい収益の追求をめざすことをいいます。

 

マクロ・トータル・リターン・ファンドの戦略

そもそもですが、J.P.モルガン・アセット・マネジメントが運用の主体になっています。

マクロ・トータル・リターン・ファンドは以下の2つのファンドに投資をするファミリーファンドです。

  1. JPMグローバル・マクロ・ オポチュニティーズ・ ファンド(Iクラス)(円建て、円ヘッジ)・・・J.P.モルガン・アセット・マネジメントによる運用→日本を含む 世界各国の株式、 債券、 デリバティブ取引等
  2. マネー・マーケット・ マザーファンド・・・三菱UFJ国際投信による運用→日本の短期公社債等

 

もはやJPモルガン次第なのは否めませんが、個人投資家としては運用リターンが安定して高ければ良いですよね。

マクロ・トータル・リターン・ファンドはJPMグローバル・マクロ・オポチュニティーズ・ファンド(Iクラス)への投資が99.1%となっています。

 

資産構成 比率
JPMグローバル・マクロ・オポチュニティーズ・ファンド(Iクラス)(円建て、円ヘッジ) 99.10%
マネー・マーケット・マザーファンド 0.00%
コールローン他
(負債控除後)
0.90%
合計 100.00%

 

 

マクロ・トータル・リターン・ファンドのリスクとリターンを分析

では肝心のマクロ・トータル・リターン・ファンドのリターンとリスクについて紐解いていきたいと思います。

1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 11.83% 3.96% 3.33%

 

5年トータルリターンはプラスに保っていますが、直近1年と3年で大きく差があるように見えます。何があったのでしょうか。詳しく見ていきます。

 

1-3月期 4-6月期 7-9月期 10-12月期 1-12月期
2021年 2.43% 1.52%
2020年 2.37% 0.17% 1.69% 5.75% 10.28%
2019年 0.68% 2.31% -0.44% -1.78% 0.73%
2018年 1.45% -3.00% -3.39% 0.68% -4.29%
2017年 -1.46% 4.42% 7.19% 4.14% 14.86%

 

やはり2018年にマイナスを出してしまっていますね。複利運用で資産を大きくしていく上で、これはネガティブです。

複利で運用するにあたり、「マイナスを出さないこと」の重要性は非常に高いです。

 

マイナスを出さないことの重要性についてはあの世界が誇る投資家であるウォーレンバフェットも、投資で最も重要なルールとして「損失を出さない」を挙げています。

 

Rule No. 1: Never lose money. Rule No. 2: Never forget rule No. 1.

ウォーレン・バフェット

 

マクロ・トータル・リターン・ファンドの投資妙味

全世界の株式、債券、デリバティブに投資を実施するファンドとして、詳細を見てきました。

やはり、複利運用をしていく上で、5年のトータルリターンが3.33%と今ひとつパッとしない点と、マイナスを出してしまう年があるのがネックです。ファンド選びをしていく上で、優先順位は下がります。

 

長期で力強く資産を育てる安定複利運用。筆者が考える勝率の高いおすすめ投資先、投資哲学・投資戦略が明確なファンド。

 

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資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。過去の歴史を見ると。それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

 

苦労なく、と申し上げました。しかし「個別株」については別です。

自分で株式投資で高いリターンを狙うのは、はっきりいって危険極まりありません。株式市場とはそんなに甘い世界ではないです。株式市場で勝つには、血の滲むような努力が必要です。とある米国の有名トレーダーは言いました。

医者になるには膨大な勉強が必要だ。高度な知識と技術が求められるから。株式投資も同様だ。しかし、株式投資は皆すぐにハイリターンを叩き出せると思ってしまう。そして破産する。株式投資で勝つにも医者になるのと同じくらいの勉強が必要だ」(グーグルで調べたらすぐに出てくる言葉です)。

 

筆者も同感で、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てないと思料します。であれば、我々は早々にリスクの高い個別投資という選択肢は捨てるべきです。そして、銘柄分散された「ファンド」(投資信託ETFヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

 

多くの人は短期間で大きなリターンを狙います。しかしこの考え方では資産は大きく築けません。投機思考は早く卒業することが大切です。月利なんて言葉はこの世から消えれば良いのに、くらいに思っています。高配当株も大嫌いです。元本が溶けるので。

 

長期間・マイナスを出さず、着実なプラスリターン」を重ねる資産運用。これが、資産を増やす上で最もパワフル、そして強烈です。(計算してみてください。10年間、毎年5%の利回りを出し続けるのと、高いリターンは出す年はあるもマイナスリターンもある、という10年間を。「10年間、毎年5%の利回り」の複利効果に度肝を抜かれるのではないでしょうか?)

 

長年、筆者も資産運用を実施してきました。結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続ける。これがBest of Bestであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

 

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