投資信託

三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する「国内株式絶対収益追求型ファンド」を評価!ファンズ・オブ・ファンズ形式で国内株式リビジョン&バリュー型戦略MNファンドに投資。実績はまだ1年しかないので様子見

国内株式絶対収益追求型ファンド

ヘッジファンド型の投信「国内株式絶対収益追求型ファンド」の実際の成績を見ていきたいと思います。

ファミリーファンド方式で、国内株式の運用を行うファンドです。302百万円程度の小規模ファンドです。

 

国内株式絶対収益追求型ファンド基準価額

国内株式絶対収益追求型ファンドの特徴とは?

国内株式絶対収益追求型ファンドの特徴についてみていきたいと思います。

 

三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用

三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用を行います。

三井住友トラスト・アセットマネジメントは、三井住友トラスト・ホールディングス株式会社の運用部門というところでしょうか。

 

三井住友トラスト・アセットマネジメントで有名なファンドは以下です。

 

  • グローバルETF・インカム・バランスファンド(年1回決算型)
  • 世界経済インデックスファンド
  • コア投資戦略ファンド(成長型)

 

投資対象は国内株式(絶対収益追求型)ファンズ・オブ・ファンズ

日本株で運用です。絶対収益追求とは、特定の市場の動向に左右されにくい収益の追求をめざすことをいいます。

ファンドオブファンズ」とは、複数の投資信託を組み入れる投資信託のことです。

ファンド・オブ・ファンズ方式で運用

結局は、国内株式絶対収益追求型ファンドと謳っていますが、成績の良さそうなファンドを選ぶ目利きがある、ということですね。株式銘柄ではなく、投資信託銘柄の目利きを売りにしているということです。

現在の運用先は

  • 国内株式リビジョン&バリュー型戦略MNファンド(適格機関投資家専用)・・・49.7%
  • マネープールマザーファンド・・・49.3%

となっています。

国内株式リビジョン&バリュー型戦略MNファンド(適格機関投資家専用)のような個人では買えないファンドを、国内株式絶対収益型ファンドを買えば49.7%分享受できるということです。

 

マネープールファンドの意味するところは以下となります。49.3%はリスク資産に投じていません。高いリターンは見込めるのでしょうか・・・?

 

マネープールファンド

通貨選択型投資信託、業種別選択型投資信託、セレクト型投資信託などで、資金を一時的に待機させておくために用意されているファンド。 一般的に、スイッチング可能なファンドにおいて保有ファンドから他のファンドに乗り換える際などに利用されることが多い。 プールとは資金を蓄えておくことをいう。

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ma/moneypool_f.html

 

 

ポートフォリオ構築プロセス

以下がポートフォリオ構築プロセスです。

STEP1・・・各投資対象ファンドの中長期的な期待リターン、リスク(標準偏差)、相関係数(各投資対象ファンド間の値動きの 関係性を示す係数)を推定

STEP2・・・ポートフォリオのリターン向上及びリスク低減を目的として、投資対象ファンドの組入れや入替え効果を検証

STEP3・・・投資対象ファンドの組入れ・入替え効果の検証結果に基づき、ファンドの組入れ・入替えや投資割合を決定

 

至って普通です。特段目新しさはありません。

 

手数料体系

購入手数料は3.3%(税抜3.0%)を上限。信託報酬は年率0.693%(税抜0.63%)。

標準のアクティブ投信の手数料水準です。

 

国内株式絶対収益追求型ファンドのリスクとリターンを分析

では肝心の国内株式絶対収益追求型ファンドのリターンについて紐解いていきたいと思います。

まだ一年しか成績がありませんが、マイナスですね。標準偏差は7.4%と非常に低いです。

1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン -0.11%
標準偏差 7.4

 

基本的に5年以上の実績がないので買いの判断にはなりませんが年率がマイナスなのでしばらく検討することもないと思います。

 

複利運用をする上で、マイナスは痛いです。これでは資産は大きくは増えていきません。

マイナスを出さないことの重要性についてはあの世界が誇る投資家であるウォーレンバフェットも、投資で最も重要なルールとして「損失を出さない」を挙げています。

Rule No. 1: Never lose money. Rule No. 2: Never forget rule No. 1.

ウォーレン・バフェット

 

今年の1-3月期で大きくマイナスになっていますね。今年プラスで乗り切れるようでしたら、また検討の余地はありますが、それでも2020年の利回り自体が弱いですね。

1-3月期 4-6月期 7-9月期 10-12月期 1-12月期
2021年 -2.41% 1.34%
2020年 -1.43% 1.62% 2.76% -1.71% 1.17%

 

TOPIXに連動する1308 – 上場インデックスファンドTOPIX (愛称:上場TOPIX)と比較

日本株に投資をしているアクティブ投信ですので、TOPIXのインデックス成績を下回るようではダメです。価値がありません。実際に比較してみましょう。

 

1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
上場インデックスファンドTOPIX 27.21% 6.29% 11.68% 10.90%
国内株式絶対収益追求型ファンド -0.11%

 

1年のみですが大きく差がついてしまっています。TOPIXの直近の1年は27.21%となっていますが、これは異次元金融緩和が理由なので、今後はそうはいきません。

あまり正確に比較はできていませんが、せめて3年くらいの運用実績が揃ってから検討したい銘柄ですね。

 

国内株式絶対収益追求型ファンドの今後の見通し

まだ1年の成績しか出ていないのでなんとも言えないのが本音です。今年の運用成績がプラスでしたら、2年連続のプラス運用になります。筆者の投資信託のウォッチリストに残り続けると思います。

同ファンドはファンズ・オブ・ファンズ形式の運用で、49.7%を国内株式リビジョン&バリュー型戦略MNファンド(適格機関投資家専用)に投資、他はマネープールマザーファンドに入れています。

実質49.7%の資金しか運用していませんので、そこまで大きなリターンを見込めるファンドではないのかもしれませんし、現在一時的に資金を待機させているだけかもしれないので、引き続きウォッチしておく必要がありそうです。

すぐに運用を開始したい人は別のファンドを選べば良いでしょう。国内株式絶対収益追求型ファンドは様子見状態だと思います。

 

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苦労なく、と申し上げました。しかし「個別株」については別です。

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長年、筆者も資産運用を実施してきました。結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続ける。これがBest of Bestであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

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