日本の投資信託(含むETF)分析

【ジェイネクスト】ジェイリバイブの兄弟投信「SBI中小型成長株ファンド」を徹底評価!評判通りの結果をのこしているのか?

以前、当サイトで人気のファンドとしてジェイリバイブを分析しました。

→ 【ジェイリバイブ】一斉を風靡したSBI中小型割安成長株ファンド(jrevive)の今後とは?過去非常にリターンが高く評判が高かったが不調に苦しむ投資信託を徹底評価!

 

以前は成績が良かったのですが、ファンドの規模が大きくなるにつれてリターンが悪化して直近は平凡な成績になっているという結果をお伝えしました。

本日は、ジェイリバイブの兄弟分として運用されている「SBI中小型成長株ファンド」(通称:ジェイネクスト)についてお伝えしていきたいと思います。

 

ジェイネクスト(=JNEXT)の特徴とは?

ではジェイネクストの特徴についてお伝えしていきます。

ジェイネクストが投資対象とする銘柄群

ジェイネクストが投資対象とするのは上々からある程度時間がたって成長力が高い銘柄群です。

ジェイネクストの狙う銘柄群

銘柄選択は財務諸表で分析を行なった上で直接面談を行い以下の銘柄を選定していきます。

✔︎ 中長期の成長戦略が描けているかどうか
✔︎ 直近の業績が堅調かどうか
✔︎ 財務的に安定しているか
✔︎ 企業経営者の理念や志

銘柄毎の組み入れ比率を限定しているとしています。おって構成上位10銘柄を見ていきますが、基本的には1銘柄あたり5%未満の構成比率となっています。

投資するタイミングは時間分散を行なっている

ジェイネクストでは厳選した銘柄に一度に投資をせずに、時間分散をかけるとしています。

つまり、一気に投資予定額全てを投資せずに、徐々に投資が気宇を引き上げて購入単価を平均していくということですね。

 

この点に関して、筆者としては疑問を持たざるを得ません。本当に自信がある銘柄なら、良いタイミングでできる限り一気に購入した方がよいからです。

購入単価を平均化するというのは機会損失を逃す可能性もありますし、銘柄選択に自信があるのであれば合理的な選択とはいえません。

ジェイネクストの構成上位銘柄

ジェイネクストは2022年2末時点で56銘柄を組み入れており、その中の上位10銘柄は以下の通りとなっています。

順位 銘柄 構成比率
1 エムアップホールディングス 3.5%
2 メンバーズ 3.3%
3 SHIFT 3.1%
4 エスプール 3.1%
5 メック 2.9%
6 スノーピーク 2.8%
7 朝日インテック 2.8%
8 トランザクション 2.8%
9 ジャパンマテリアル 2.8%
10 寿スピリッツ 2.8%
合計 30.0%

 

54銘柄組み入れていて、上位10銘柄で30%しか構成していないとなると銘柄は分散されていることが伺えます。

では、構成比率トップのエムアップホールディングスについてみていきましょう。

 

エンターテイメントビジネス会社。「エンターテイメント」と「IT」をキーワードにタレント・アニメのファンクラブサイト運営、コンテンツ配信からeコマース、電子チケット販売に至る複合的なビジネスを展開。コンテンツ(アーティスト・タレント・キャラクター関連の有料コンテンツ提供、アニメ等の動画配信サービス、PCコンテンツ配信、ファンクラブサイト運営、グッズ・CD等パッケージ商品販売)、電子チケット(電子チケット販売、チケットトレード)の2セグメント。動画配信のノウハウを生かしたVR事業(新会社によるVRライブ、VRドラマ等)に注力。2014年中国向けEC事業に参入。2017年公式アプリ「乃木坂46〜always with you〜」配信。2018年ファンサイト/ファンクラブ運営のEMTGを完全子会社化。2019年電子チケット販売のイープラスと資本業務提携。2020年持株会社化。

 

以下の業績となっています。

エムアップホールディングスの業績推移

決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期利益
2011/03 2,748 366 367 202
2012/03 3,603 486 471 261
2013/03 4,278 601 615 374
2014/03 3,537 467 426 266
2015/03 3,712 554 605 359
2016/03 3,736 397 371 226
2017/03 3,711 426 467 310
2018/03 3,683 309 434 96
2019/03 6,919 403 450 -2,269
2020/03 11,061 729 924 470
2021/03 12,325 1,107 1,168 633
2022/03予 13,600 1,700 1,700 1,000

 

アクティブ型投信としては一般的な手数料水準

以下はジェイネクストの手数料水準です。

 

購入手数料:3.3%(税込)
信託手数料:年率1.65%(税込)

 

初年度は5%のマイナスから始まるということですね。ただ重要なのはリターンです。次項でリターンを見ていきましょう。

 

ジェイネクストのリターンとリスクを分析

ジェイネクストの運用が開始された2005年2月以降の基準価格の推移は以下となります。

ジェイネクストの基準価格の推移

データとしてみると以下となります。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータル
リターン
36.39% 13.52% 21.54% 23.11%
標準偏差 16.86 24.48 19.97 18.52
シャープ
レシオ
2.16 0.55 1.08 1.25

 

過去3年のリターン13.52%とリスク24.48%から考えられる今後1年間のリターンは以下となります。

 

平均リターン:13.52%
リスク(=標準偏差):24.48%

【68.3%の確率】

平均値±標準偏差の範囲に収まる

▲10.96%(=13.52%-24.48%)

38.0%(=13.52%+24.48%)

【95.4%の確率】

平均値±(標準偏差×2)の範囲に収まる

▲35.54%(=13.52%-24.48%×2)

62.48%(=13.52%+24.48%×2)

【99.7%の確率】

平均値±(標準偏差×3)の範囲に収まる

▲60.02%(=13.52%-24.48%×3)

86.96%(=13.52%+24.48%×3)

 

リスクがある程度高いので最大損失はある程度覚悟する必要があります。

下落せずに安定してジェイネクストのリターンを出すファンドについては以下ランキングの中でお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

 

 

ジェイネクストのリターンを日経平均株価と比較

ジェイネクストはアクティブ型の投資信託なので日経平均との比較が重要となります。以下は運用開始後からの日経平均株価との比較となります。

日経平均株価とジェイネクストの運用開始以降の比較

 

2016年から2019年の大きなリードを保っているという形になっています。

しかし、過去3年で見ると見方が変わってきます。

過去3年のジェイネクストと日経平均のチャート比較

 

殆ど同じ動きとなっています。

なかなか、長期的に指数に対してプラスのリターンを出し続ける難しさが伺えますね。

 

「ジェイリバイブ」や「ひふみ投信」と比較

では兄弟分のジェイリバイブや「ひふみ投信」とも比べてみましょう。

青色:ジェイネクスト
赤色:ジェイリバイブ
緑色:ひふみ投信

 

ジェイネクストとジェイリバイブとひふみ投信の比較

 

ジェイリバイブとジェイネクストは「ひふみ投信」を置き去りにしていますね。しかし、過去3年でみると、また景色が変わってきます。

青色:ジェイネクスト
赤色:日経平均
緑色:ジェイリバイブ
黄色:ひふみ投信

ジェイネクストとジェイリバイブとひふみ投信の過去3年の比較

 

殆ど3つとも日経平均と同じ動きとなっており、ひふみ投信やジェイリバイブは日経平均にすら劣ったリターンとなっています。

ジェイリバイブは他の二つよりは幾分よいですが、動きとしては同じ傾向となっています。

暴落時に資産を守れるかという観点にたつと疑問符がつきますね。

 

まとめ

ジェイネクストは成長力の高いグロース企業に投資をするアクティブ投信です。

長期的にみると高いリターンをだしていましたが、直近はジェイリバイブや「ひふみ投信」と同じく日経平均と同様のリターンになっています。

また、値動きの幅が広く暴落時に資産を守れないという点が難点としてあげられます。安全に長期的に資産を形成したいという方は他の選択肢を考えた方がよいでしょう。

締め括り

 

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資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。

過去の歴史を見ると、それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

各資産の超長期リターン

 

しかし、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てません。であれば、我々は早々にリスクの高い個別株投資という選択肢は捨てるべきです。

そして、投資のプロが運用する「ファンド」(投資信託、ETF、ヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

ここでファンド選びが最も大切です。長年、筆者も資産運用を実施してきました。

 

結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続けるファンド。このようなファンドを活用することがベストプラクティスであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

 

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

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