投資信託

三菱UFJ国際投信が運用する百戦錬磨の名人ファンド(日本株)の評判とそのリターンは?様々な角度から評価。2021年の通年の成績を待ち、もう少し様子見したいファンド

三菱UFJ国際投信が運用する百戦錬磨の名人ファンド(日本株)の評判とそのリターンは?様々な角度から評価

ヘッジファンド型の投信「百戦錬磨の名人ファンド」の実際の成績を見ていきたいと思います。

日本の株式を実質的な主要投資対象としており、非常に新しいファンドです。ファミリーファンド方式で運用。純資産総額は4000万円台の超小型です。運用始めたばかりですしね。

 

百戦錬磨の名人ファンドの特徴とは?

百戦錬磨の名人ファンドの特徴についてみていきたいと思います。

 

三菱UFJ国際投信が運用

運用を行うのは三菱UFJ国際投信です。

三菱UFJ国際投信株式会社は市中銀行の王者、三菱UFJ傘下のアセットマネジメント会社です。

ネームバリューだけでもどんな商品も売れてしまうでしょう。このカラクリに個人投資家は注意です。有名であることと、高いリターンは比例しません。

 

三菱UFJ国際投信は、百戦錬磨の名人ファンドの他に、AI日本株式オープン(絶対収益追求型)マクロ・トータル・リターン・ファンドなどの金融商品を展開しています。

 

この他にも数えきれないほどの金融商品を展開しています。津波かと思うほどの数でした。ちゃんとリターンを出しているのでしょうか。過去に調べてみたAI日本株式オープン(絶対収益追求型)マクロ・トータル・リターン・ファンドは、うーんと言ったところです。

 

投資対象は国内株式の「買い」と「売り」の組み合わせ(絶対収益追求型)マーケットニュートラル戦略

国内株式でポートフォリオを構築し、高いリターンを目指していく絶対収益追求型のファンドです。絶対収益追求とは、特定の市場の動向に左右されにくい収益の追求をめざすことをいいます。

 

「買い」と「売り」の組み合わせが特徴としています。また以下のメリット・デメリットを挙げています。

メリット・・・株式市場全体の下落の影響を受けない。

デメリット・・・株式市場全体の上昇に追随しない。

 

株式の「買い」と「売り」*を組み合わせて株式市場全体の価格変動リスクを低減させつ つ、「買いポートフォリオ」における株式市場全体を上回る部分の収益と、「売りポート フォリオ」における株式市場全体を下回る部分の収益の確保をめざします。

 

買いと売りのポートフォリオをそれぞれ作成するので、市場全体が上昇する時も下落する時も大きな損益変動が出ない設計で安全に運用を行うということですね。はマーケットニュートラル戦略というやつですね。

マーケット・ニュートラル戦略

現物株式と株価指数先物取 引の売建てを組み合わせることによって、株式市場の変動リスクを低減し、安定的 な収益の確保を目指す運用手法をいいます。

 

百戦錬磨の名人ファンドの構成上位銘柄

資産構成は以下の通りです。

組入上位銘柄 業種 比率
1   九州旅客鉄道 陸運業 1.0%
2   出光興産 石油・石炭製品 0.8%
3   住友商事 卸売業 0.8%
4   アイシン精機 輸送用機器 0.8%
5   リクルートホールディングス サービス業 0.8%
6   小糸製作所 電気機器 0.8%
7   東武鉄道 陸運業 0.8%
8   京阪ホールディングス 陸運業 0.7%
9  SMC 機械 0.7%
10  名古屋鉄道 陸運業 0.7%

 

伝統的な企業が並びます。非常に分散していますね。

 

手数料

購入手数料はありません。アクティブファンドにしては珍しいですね。

信託報酬は日々の純資産総額に対して、年率0.044%(税抜 年率0.040%)をかけた額です。

 

その他、成果報酬が存在します。

毎営業日に、当該営業日の成果報酬控除前基準価額が「成果報酬の算出の基準となる価額(実質的な過 去最高値)」を超過した場合に、その超過分に対して16.5%(税抜15.0%)の率をかけた額*に当該営業日 における受益権総口数をかけた額です。 *超過分に対して税抜15%の率をかけた額(成果報酬単価)に1円未満の端数がある場合は、これを切捨 てた額に消費税等がかかります。

 

非常にシンプルに計算すると、100万円を預けて利益が10万円(10%)出たら、16.5%をファンド側に成果報酬をくださいというものです。10万円×16.5%=1.65万円

 

百戦錬磨の名人ファンドのリターンを分析

では肝心の百戦錬磨の名人ファンドについて紐解いていきたいと思います。

 

1-3月期 4-6月期 7-9月期 10-12月期 1-12月期
2021年 0.52% -1.05%

 

まだ運用を開始したばかりのファンドですので、そこまでしっかりと評価はできません。

これまで運用暦の長いファンドの、実績を出し続けている投資信託を中心に色々と分析してきました。今回は運用が始まったばかりのファンドを、世界情勢、マーケット動向と合わせてウォッチしてみたいと考え百戦錬磨の名人ファンドを取り上げています。

 

現時点で百戦錬磨の名人ファンドはトータルではマイナスになっています。

1カ月 3カ月 6カ月 1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率) 設定来
トータルリターン -0.50% -1.05% -0.53% -2.93%

 

取り上げておいてあれなのですが、現時点のマイナスの運用はどうでも良い数字です。

特に2020年の異次元金融緩和から、2021年の日本株マーケットの不安定な状況を見ると、2021年から運用開始したのであればこのリターンも頷けます。

大事なのは1年を通じてどれくらいのリターンをあげるのか、3年〜5年ほど運用して、どれだけ信頼を積み重ねることができるのか、マイナスを出さないのか、に注目していきたいと思っています。

 

特に「マイナスを出さない」かどうかはとても注目しています。

マイナスを出さないことの重要性についてはあの世界が誇る投資家であるウォーレンバフェットも、投資で最も重要なルールとして「損失を出さない」を挙げています。

 

Rule No. 1: Never lose money. Rule No. 2: Never forget rule No. 1.

ウォーレン・バフェット

 

 

百戦錬磨の名人ファンドの今後の見通し

今後の見通しとしては、なんとも言えないというのが本音です。

まずは、2021年の通年の成績を待ちましょう。3年ほどは成績を流石に見たいのですが、今年の成績が指数を大きく超えるようであれば、なぜそのようなリターンになったのかを分析して買いにいく戦略もありではあると思います。

安全に考えるのであれば、2024年までプラスを出し続けるようであれば、その頃に買いたい金融商品ですね。成果報酬型で資金を運用するファンドマネジャーの腕がどれほどのものなのか、期待です。

 

今回は投資信託の選定の考え方、のような記事になってしまいましたが、新興の投資信託もリアルタイムでこのような分析結果を残し、定期的にメンテナンスしていきたいと思います。

 

長期で力強く資産を育てる安定複利運用。筆者が考える勝率の高いおすすめ投資先、投資哲学・投資戦略が明確なファンド。

 

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資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。過去の歴史を見ると。それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

 

苦労なく、と申し上げました。しかし「個別株」については別です。

自分で株式投資で高いリターンを狙うのは、はっきりいって危険極まりありません。株式市場とはそんなに甘い世界ではないです。株式市場で勝つには、血の滲むような努力が必要です。とある米国の有名トレーダーは言いました。

医者になるには膨大な勉強が必要だ。高度な知識と技術が求められるから。株式投資も同様だ。しかし、株式投資は皆すぐにハイリターンを叩き出せると思ってしまう。そして破産する。株式投資で勝つにも医者になるのと同じくらいの勉強が必要だ」(グーグルで調べたらすぐに出てくる言葉です)。

 

筆者も同感で、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てないと思料します。であれば、我々は早々にリスクの高い個別投資という選択肢は捨てるべきです。そして、銘柄分散された「ファンド」(投資信託ETFヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

 

多くの人は短期間で大きなリターンを狙います。しかしこの考え方では資産は大きく築けません。投機思考は早く卒業することが大切です。月利なんて言葉はこの世から消えれば良いのに、くらいに思っています。高配当株も大嫌いです。元本が溶けるので。

 

長期間・マイナスを出さず、着実なプラスリターン」を重ねる資産運用。これが、資産を増やす上で最もパワフル、そして強烈です。(計算してみてください。10年間、毎年5%の利回りを出し続けるのと、高いリターンは出す年はあるもマイナスリターンもある、という10年間を。「10年間、毎年5%の利回り」の複利効果に度肝を抜かれるのではないでしょうか?)

 

長年、筆者も資産運用を実施してきました。結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続ける。これがBest of Bestであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

 

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