評判のeMAXIS Neo バーチャルリアリティを徹底評価!今後の見通しや口コミを含めてブログを更新する。

日本の投資信託(含むETF)分析

評判のeMAXIS Neo バーチャルリアリティを徹底評価!今後の見通しや口コミを含めてブログを更新する。

三菱国際投信のeMAXIS neoシリーズは2020年代を牽引する産業に集中投資をするファンドを組成しています。

eMAXIS Neoは、「VR技術」や「自動運転」、「宇宙開発」など、2020年代に世界でイノベーションを巻き起こして成長を遂げていくことが期待されるテーマの数々に、低コストで投資できるファンドです

参照:楽天証券

シリーズは以下の9つです。

  • 自動運転
  • バーチャルリアリティ
  • ウェアラブル
  • ナノテクノロジー
  • 遺伝子工学
  • フィンテック
  • ドローン
  • ロボット
  • 宇宙開発

 

本日取り上げるのはメタバースが現実のものとなりつつある現在において、必要不可欠となっているバーチャルリアリティ関連銘柄で組成される「emaxis neo バーチャルリアリティ」です。

本日はeMAXIS Neo バーチャルリアリティについて詳しく分析していきたいと思います。

 

eMAXIS Neo バーチャルリアリティはどのような投資信託なのか?

パフォーマンスの前にまずはどのような投資信託なのかという点を紐解いていきましょう。

S&P Kensho Virtual Reality Index(配当込み、円換算ベース)に連動することを目標とするパッシブ投信

投資信託には特定のインデックスに連動することを目標とするインデックス投信と、インデックス投信を上回るパフォーマンスを目指すアクティブ投信があります。

有名な「ひふみ投信」や「さわかみ投信」はTOPIXや日経平均に対して高いリターンを目指すアクティブ投信です。(実際出せていませんが、、)

 

 

 

一方、eMAXIS Neo バーチャルリアリティはS&P Kensho Virtual Reality Indexに連動する成果を目指すパッシブ投信です。

 

<S&P Kensho Virtual Reality Indexについて>

AIを活用し、企業の開示情報などの膨大な文献を自動的に処理すること等を通じて、第4次産業革命の原動力となる技術群(テーマ)に沿う銘柄を選定する「S&P Kenshoニューエコノミー指数」の一つです。このイ ンデックスでは、バーチャルリアリティ関連企業の銘柄を選定します。

参照:目論見書

 

構成上位銘柄

2022年6月末時点の構成上位銘柄は以下となります。

銘柄 国地域 業種 比率
VUZIX 米国 耐久消費財 9.1%
PTC 米国 ソフトウェア 7.0%
Unity 米国 ソフトウェア 6.8%
XEROX 米国 テクノロジー 6.3%
META 米国 メディア 6.1%
HIMAX ケイマン諸島 半導体 5.8%
MICROVISION 米国 テクノロジー 5.2%
ELBIT イスラエル 資本財 4.4%
Microsoft アメリカ ソフトウェア 4.3%

殆どが米国のテクノロジー企業ですね。業種別の上位3セクターは以下となっています。

 

業種 比率
半導体・半導体製造装置 29.8%
テクノロジーハードウェア 19.1%
ソフトウェアサービス 18.1%

 

 

為替ヘッジは行なわない

eMAXIS Neo バーチャルリアリティは為替ヘッジをおこないません。

つまり、ドル円上昇となれば基準価格は上昇となりますし、反対にドル円が下落すれば基準価格は下落します。

 

ドル円は140円近辺まで上昇したあと、現在130円近辺まで下落しています。

ほぼ、日米の金利差に連動して動いています。2022年後半からは景気後退が本格的に見込まれるので金利下落が想定されます。

つまりドル円は下落する可能性が高くなっていることは頭に留めておきましょう。

 

eMAXIS Neo バーチャルリアリティの運用実績

eMAXIS Neo バーチャルリアリティの運用実績をみていきましょう。

2021年の前半までは急上昇していきましたが、そこから停滞して2022年に入って下落に転じています。

eMAXIS Neo バーチャルリアリティの基準価額の推移

 

では円建の全世界株式とS&P500指数と比べてみましょう。

アクティブファンドであればインデックスに勝つ必要がありますからね。

運用開始以来の成績は大きくアウトパフォームしています。完全に2020年の相場の波に乗った感じですね。

 

青:eMAXIS Neo バーチャルリアリティ
赤:S&P500 (円建)
緑:全世界株式(円建)

eMAXIS Neo バーチャルリアリティの運用開始以来のリターンをS&P500指数と全世界株式の比較

 

しかし、直近1年でみると景色が変わってきます。

過去1年ではドル円が20%上昇しているにも関わらず、15%のマイナスとなっています。

つまりドル建てでは35%程度下落しているということになります。

 

青:eMAXIS Neo バーチャルリアリティ
赤:S&P500 (円建)
緑:全世界株式(円建)

過去1年はeMAXIS Neo バーチャルリアリティの成績はひどい

 

 

掲示板やTwitterなどでの評判や口コミ

ではリアルな声を聞いてみましょう。

 

Twitter

eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」 今はもう誰もこの投信についてツイートしてないな…

@いちごろ

 

調子が良かった時は盛り上がった時がありますが、調子が悪くなると誰も話題にしなくなるということですね。

 

5ch掲示板

何日連続で下落するんだろ?

5ch掲示板

 

Yahoo掲示板では祈りにも似たコメントが見かけられます。

 

Yahoo finance掲示板

大丈夫です。30000は来年には戻ってますよ。

 

今後の見通しは明るくない

重要なのは今後の見通しです。

2020年に高いリターンをだせたのは以下の2つの要因がありました。

✔︎ FRBによる大規模な金融緩和
✔︎ ハイテク企業の収益の続伸

しかし、これら2つの要因は剥落し現在では逆に以下の2つとなっています。

✔︎ インフレに対応するために金融引き締め
✔︎ 景気減速による企業収益の下落

つまり、今までeMAXIS Neo バーチャルリアリティの基準価格を押し上げていた要因は、今や押し下げる要因になっているのです。

 

さらに、ドル円も景気後退による米金利下落の影響をうけ今後下落することが見込まれています。

今後も厳しい展開が続くと想定されます。

この傾向は他のハイテク投信と同様です。テーマ型の投信は高いリターンを出す時もありますが、ブームが終わると逆回転が始まるのです。

 

 

 

以下ではいかなる環境でも安定したリターンが期待できるファンドを取り上げています。

長期的に資産を殖やしたいという方は活用いただければと思います。

 

 

まとめ

今回のポイントを纏めると以下となります。

ポイント

✔︎パッシブファンドである
✔︎米国のテクノロジー企業を組み入れ
✔︎2021年前半までは急騰したが、その後軟調
✔︎今後の見通しも明るくはない
✔︎テーマ投信は波に乗っている間だけ投資すべし

締め括り

 

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資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。

過去の歴史を見ると、それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

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しかし、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てません。であれば、我々は早々にリスクの高い個別株投資という選択肢は捨てるべきです。

そして、投資のプロが運用する「ファンド」(投資信託、ETF、ヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

ここでファンド選びが最も大切です。長年、筆者も資産運用を実施してきました。

 

結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続けるファンド。このようなファンドを活用することがベストプラクティスであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

 

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

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