前回eMAXIS Neo バーチャルリアリティについてお伝えしました。
→ 評判のeMAXIS Neo バーチャルリアリティを徹底評価!今後の見通しや口コミを含めてブログを更新する。
しかしeMAXIS Neoシリーズはバーチャルリアリティだけではありません。
eMAXIS Neoは、「VR技術」や「自動運転」、「宇宙開発」など、2020年代に世界でイノベーションを巻き起こして成長を遂げていくことが期待されるテーマの数々に、低コストで投資できるファンドです
参照:楽天証券
シリーズは以下の9つです。
- 自動運転
- バーチャルリアリティ
- ウェアラブル
- ナノテクノロジー
- 遺伝子工学
- フィンテック
- ドローン
- ロボット
- 宇宙開発
今回、お伝えするのは自動運転です。
今回はeMAXIS Neo 自動運転がどのような投資信託なのか?
今後の見通しはどうなのか?
という点を中心にお伝えしていきたいと思います。
eMAXIS Neo 自動運転の特徴とは?
ではeMAXIS Neo 自動運転がどのような投資信託なのか見ていきましょう。
S&P Kensho Autonomous VehiclesIndex(配当込み、円換算ベース)に連動を目指すパッシブインデックス
eMAXIS Neo 自動運転はインデックスに連動することを目指すパッシブ型の投資信託です。
→ インデックス型投信(=パッシブ)とアクティブ型投資信託はどっちがおすすめ?成績や手数料を中心に金融庁データをもとに徹底比較!
eMAXIS Neo 自動運転はS&P Kensho Autonomous VehiclesIndex(配当込み、円換算ベース)への連動を目指しています。
Kensho社はデータ分析・機械学習・自動言語処理などを強みとするテクノロジー企業で指数提供会社のS&P Globalの子会社です。
そのKensho社が自動運転関連企業を選定してインデックスを組成しています。
テスラやアップルは構成上位銘柄にはいっていない
構成上位は以下となります。上位は中国の電気自動車ですが、自動運転関連といえば真っ先におもいつくテスラやアップルが入っていないのは意外ですね。
銘柄 | 国地域 | 業種 | 比率 |
NIO | 中国 | 自動車・自動車部品 | 5.2% |
XPENG | 中国 | 自動車・自動車部品 | 5.1% |
LI AUTO | 中国 | 自動車・自動車部品 | 4.4% |
FARADY FUTURE | 米国 | 自動車・自動車部品 | 3.9% |
VISTEON | 米国 | 自動車・自動車部品 | 3.7% |
QUALCOMM | 米国 | 半導体 | 3.4% |
APTIV | ジャージー | 自動車・自動車部品 | 3.3% |
AEVA | 米国 | テクノロジ・ハードウェア | 3.2% |
AMBARELLA | ケイマン諸島 | 半導体 | 3.2% |
INNOVIZ | イスラエル | テクノロジ・ハードウェア | 3.1% |
いずれにせよ、電気自動車関連銘柄が多くなっています。
為替ヘッジは実施しない
eMAXIS Neo 自動運転に限らず、eMAXIS Neoシリーズの投信は為替ヘッジは実施しません。
為替ヘッジを実施しないということは円安になれば円建のリターンが上昇して、円高になれば円建のリターンが下落するということです。
わかりやすくドル円で説明すると、ドル円が上昇すればリターンが増加し、ドル円が下落すればリターンが減少するということです。
安い手数料
手数料は低くなっています。パッシブ投信なので調査などは必要ありませんからね。
購入時の手数料はゼロで、年間信託手数料は0.792%となっています。
eMAXIS Neo 自動運転の運用実績とは?
eMAXIS Neo自動運転の運用実績をみていきましょう。
1-3月期 | 4-6月期 | 7-9月期 | 10-12月期 | 1-12月期 | |
---|---|---|---|---|---|
2022年 | -15.92% | -18.56% | -- | -- | -- |
2021年 | 16.65% | 10.39% | -6.44% | 9.26% | 31.64% |
2020年 | -24.96% | 36.49% | 32.54% | 56.62% | 112.59% |
円建のS&P500指数や全世界株式と前回分析したeMAXIS Neo バーチャルリアリティと比較したものが以下となります。
青:eMAXIS Neo バーチャルリアリティ
赤:S&P500 (円建)
緑:全世界株式(円建)
黄:eMAXIS Neo 自動運転
インデックスにはかっていますがeMAXIS Neo バーチャルリアリティと比べるとほとんど同じリターンですね。
過去1年でみるとだいぶ景色が変わってきます。円安のプラスをうけてもなお20%のマイナスとなっています。
掲示板やTwitterでの口コミや評判
では評判をみていきましょう。
Twitterの口コミ
先ほどeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の純資産総額が1,000億円間近というツイートをしましたが、eMAXIS Neo 自動運転は今年に入り僅か1ヶ月で100億円の増です。今年中に余裕で1,000億円行きそうな勢いです
上記の口コミは2021年前半のTweetです。つまり調子のよかった時ですね。
調子がわるくなって暫く時間がたった2022年6月時点では以下の通り暴言まじりのツイートや祈りに似たツイートが見られます。
Twitterの口コミ
6月もしんどかった。。 毎月順調に含み益が減っていくひふみプラス。7月はついにマイ転してしまうのか。 eMAXIS Neoとかいう糞ザコ、手放す機会はまだ来ないのか。実は今が一番の売り時なんじゃないかと思い始めてきた。良いニュースよ来い!
5chの口コミ
このマイナスが十年後に莫大な利益あげたりするんだろうか・・・
NEOは未来産業への投資なのだ
eMAXIS Neo 自動運転の今後の見通しは明るい?
重要なのは今後の見通しです。
eMAXIS Neo 自動運転の見通しは基本的にはハイテクグロース銘柄の見通しと同じになります。
ハイテクグロース銘柄の先行きは暫く厳しいものであることを当ブログでは何度もお伝えしています。以下の投信でも同様の内容を記載しています。
関連
簡単に要約すると2021年までハイテクグロースの株価を押し上げていた以下二つの要素が逆回転を始めているということになります。
- 金融緩和による金利低下
- パンデミックによるデジタル化の進展をうけたEPS成長
上記が現在は、
- インフレ対応のための金融引き締め
- リセッションによるEPS成長の減速
特に爆発的に上昇してきたハイテクグロース株は副作用で厳しい環境が続いています。
テーマ型の投信はブームが終わると逆回転をはじめてしまうのです。いつ、いかなる環境でもリターンが狙えるファンドに投資をすることをおすすめします。
まとめ
今回のポイントをまとめると以下となります。
ポイント
- eMAXIS Neo 自動運転はパッシブファンド
- AppleやTeslaは含まれていない
- 2021年最初まで高いリターンものの現在は厳しい環境が続いている