最近評判のキャピタル世界株式ファンドは本当におすすめできるのか?今後見込まれる成績は?

日本の投資信託(含むETF)分析

最近評判のキャピタル世界株式ファンドは本当におすすめできるのか?今後見込まれる成績は?

投資信託への投資は、プロが運用してくれると思いつつ気軽に投資をしては失敗してしまいます。

米国のインデックスファンドでさえ、見通しは誰にもわかりませんが、どういうわけか軽い気持ちで投資をしてしまう個人投資家が後を絶ちません。

 

株式投資を自分で実践するよりも、大手金融機関が運用してくれる投資信託で運用を選ぶのはわかります。しかし、投資信託にはそれぞれテーマがあり、そのテーマに沿った運用が行われます。

そして、そのテーマは個人投資家が自分で選ばなければなりません。

 

つまりは、相当なマーケットの状況、景気見通し、トレンド(昨今ではAIや暗号通貨でした)を読む力がなければならないのです。

実は、非常に難易度の高い投資であることを認識しましょう。そして、まさにトレンドが終わり基準価額の下落が止まらないとの声が止まない「キャピタル世界株式ファンド」について今回は分析してみようと思います。

 

キャピタル世界株式ファンドとは?

ファンドの概要

商品分類:

  • 単位型・ 追加型:追加型
  • 投資対象 地域:内外
  • 投資対象資産 (収益の源泉):株式

属性区分:

  • 投資対象資産:その他資産 (投資信託証券 (株式 一般))
  • 決算頻度:年1回
  • 投資対象地域:グローバル (含む日本)
  • 投資形態:ファンド・ オブ・ ファンズ
  • 為替ヘッジ:なし

 

 

今回はキャピタル世界株式ファンドのシグネチャーファンドを取り上げるので、為替ヘッジはなしです。

投資形態はファンズ・オブ・ファンズと、投資信託に投資を行うファンドであることがわかりますね。

 

ファンドの特色:新興国 を含む世界各国の株式に投資

特色というほどではないですが、世界中の株式を対象に中長期で運用を行います。

どのような属性の株式に投資をしているのかはポートフォリオを確認しましょう。

キャピタル世界株式ファンドの主な投資先は「キャピタル・グループ・ニューパースペクティブ・ファンド( LUX)」となります。

 

同ファンドの最新、2022年5月末の業種とポートフォリオを確認します。

まずは業種ですが、情報技術セクターが最大の比率を占めています。次いで一般消費財。ヘルスケアなどディフェンシブセクターも取り入れており、どちらかというと不況時に本格的なパフォーマンスを発揮しそうなバランス感です。

 

業種名 比率
1 情報技術 20.60%
2 一般消費財・サービス 16.70%
3 ヘルスケア 13.20%
4 金融 10.20%
5 資本財・サービス 9.00%
6 コミュニケーション・サービス 6.70%
7 素材 6.20%
8 生活必需品 5.90%
9 エネルギー 3.00%
10 公益事業 1.30%
11 不動産 0.60%
現金・その他 6.40%
合計 100.00%

 

ポートフォリオを見ていきましょう。テスラが最大のポーションとなっています。時価総額が世界トップ10に入る同社ですが、ボラティリティが激しい銘柄でもあるので、長期で投資することを前提に保有するべき銘柄です。

 

銘柄名 国名 業種名 比率 概要
テスラ 米国 一般消費財・サー
ビス
6.70% 電気自動車と関連部品、ソーラーパネルなどの設計、製造、販売を手掛ける。
充電・蓄電の電力システムも製造。
マイクロソフト 米国 情報技術 4.00% ソフトウェア製品の開発、製造、ライセンス供与、販売およびサポートを手掛
ける世界的なソフトウェアメーカー。
アルファベット 米国 コミュニケーショ ン・サービス 2.60% インターネット検索、広告、地図、ソフトウェア・アプリケーションなどを手
掛ける「グーグル」などを傘下に置く持株会社。
台湾セミコンダクター・ マニュファクチャリング 台湾 情報技術 2.60% 世界最大級の半導体受託製造企業。半導体の小型・軽量化、高機能化に貢献す
る最先端の技術を有し、情報技術の発展に不可欠な部品供給に貢献。
メタ・プラットフォームズ 米国 コミュニケーショ ン・サービス 2 2.00% ソーシャル・ネットワーク・サービスの「フェイスブック」、「インスタグラ
ム」などを運営。仮想現実(VR)などの成長領域に注力。
ASMLホールディング オランダ 情報技術 1.90% 世界的な半導体製造装置メーカー。子会社を通じて半導体産業向けリソグラ
フィー装置の開発、製造・販売、関連サービスを手掛ける。
アマゾン・ドット・コム 米国 一般消費財・サー ビス 1.40% 幅広い商品を手掛けるオンライン小売事業のほか、企業向けにクラウド・コン
ピューティング・サービスを提供する事業なども手掛けている。
アストラゼネカ 米国 ヘルスケア 1.30% 英国大手製薬会社。強力な製薬パイプラインを有し、循環器疾患、呼吸器疾
患、がん領域の分野で高いシェアを誇る。
ブロードコム 米国 情報技術 1.20% 通信用、産業用、民生用の光電子工学製品や半導体製品のメーカー。携帯情報
端末向けの半導体製品はアップル社のスマホにも搭載されている。
AIAグループ 香港 金融 1.10% 保険および金融サービス会社。アジア地域を中心に生命保険、傷害疾病保険、
年金プランならびに健康管理サービスを提供。

 

 

見る限りテスラ、マイクロソフト、META、アマゾン、アルファベットと、アップル以外の「GAFAM」とテスラが入っています。

テック大型銘柄で長期で運用していく点はインデックスに投資している状態と似たようなパフォーマンスになるのではないかと思います。

 

2022年現在、テスラをはじめ、大型テック銘柄は大幅下落しておりどこまで下落しているかわからない状況です。

テスラの株価

MSFTの株価

 

これら大型株は2000年のITバブル期から復活し、2020年の金融緩和もあり大幅に株価を上昇させてきましたが、これが未来永劫続くわけではありません。

米テック大型銘柄はプラットフォームを提供することで成長してきましたが、世界はすでに次のステージへ向かっています。

 

上記のプラットフォームビジネスはWeb2、今後はプラットフォーマーが存在しない、ブロックチェーンを活用した分散型ネットワークを活用した世界になります。

米国のGAFAMの支配は終わらないという少し愚鈍な投資家は多いですが、米国自身が巨大テック企業のM&Aを規制するなどすでに独占を阻止する動きは明るみになっており、これは加速します。

 

キャピタル世界株式ファンドも、近い将来でポートフォリオの入れ替えは必要になってくるのではないかと考えています。

また、上記の株価チャートの通り、2022年以降は金融引き締めで情報技術セクターに最も手を出してはいけない時期です。

いつこのような時期が終わるかはわからないのですが、数年は沈むと思われますので、キャピタル世界株式ファンドを購入するタイミングは相当気をつける必要があります。

 

キャピタル世界株式ファンドの手数料

アクティブファンドであり、世界中の株式を調査し投資をしているのでインデックスファンドに比べると当然高くなります。

キャピタル世界株式ファンドの購入手数料は購入時の基準価額に対して3.3%(税込)、信託報酬が年率1.701%(税込)となります。

 

キャピタル世界株式ファンドの基準価格チャート推移、パフォーマンス(運用実績)

運用実績(円ベース)

 

上記は2015年からの運用実績となりますが、2021年11月以降の下落は米国株の大幅下落を円安で防いでいる状況とも言えます。

円安がありながらもこれだけの下落なので、これから本格的に米国がリセッションに陥り、一気に円高に向かえばあっという間に下落に転じるものと思われます。

 

他ファンドとの比較(eMAXIS 全世界株式インデックス/楽天・全世界株式インデックス・ファンド

今回は世界への株式投資をしているファンドといえば筆者が思いつくのはeMaxisや楽天全世界インデックスファンドなので、この両者と比較してみました。

キャピタル世界株式ファンドはアクティブファンドですので、インデックスファンドのリターンを超えている必要があります。

そうでなければ、投資家がわざわざインデックスファンドよりも高い手数料でアクティブファンドを購入する理由がないからです。

 

ファンド比較チャート

 

直近1年は以下の通りインデックスファンドに負けています。

相当な調査をしているにも関わらず調査なしのファンドに負けるのは少し情けない結果となっています。また、どうしても世界の景気動向により利回りが簡単にマイナスになってしまうので、複利を活かした飛躍的なリターンが獲得できるかどうかは神のみぞ知るというところですね。

アクティブファンドは利回りを作っていくプロ、インデックスファンドは神頼みとしての側面が強いです。

 

まとめ

キャピタル世界株式ファンドは評判が良いように聞いていましたが、インデックスファンドに負けておりわざわざアクティブファンドの手数料を払ってまで投資をする先なのかとそこは疑問が生じました。

筆者は景気動向に関係なく常にマイナスを出さない、プラスリターンで複利効果が実感できる投資先を追い求めています。

資産の飛躍は、複利以外にありえないからです。キャピタル世界株式ファンドの直近のリターンも、完全に米国の歴史上類を見ない規模の金融緩和により獲得したリターンであり、これから難易度がどんどん上がっていく相場で、インデックスファンドに負けるファンドが優秀な成績を挙げられるのかというと、もう少し様子を見たい次第です。

 

 

締め括り

 

堅実複利運用

おすすめ投資先ランキング

長期で資産を着実に育てる

 

資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。

過去の歴史を見ると、それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

各資産の超長期リターン

 

しかし、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てません。であれば、我々は早々にリスクの高い個別株投資という選択肢は捨てるべきです。

そして、投資のプロが運用する「ファンド」(投資信託、ETF、ヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

ここでファンド選びが最も大切です。長年、筆者も資産運用を実施してきました。

 

結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続けるファンド。このようなファンドを活用することがベストプラクティスであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

 

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

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