投資信託

ブームに全力乗りでハイリターンを叩き出すグローバルフィンテック株式ファンドを考察!評判と個人的な今後の見通し。

ブームに全力乗りでハイリターンを叩き出すグローバルフィンテック株式ファンドを考察!評判と個人的な今後の見通し。

グローバルフィンテック株式ファンドという、とても響の良いハイリターンをもたらしてくれそうな投資信託があると友人との会話で聞きつけました。

名前のインパクトが凄いので、この機会に少し内容を見ていきたいと思います。

似た名前のグローバルロボティクスはこちらの記事になります。

グローバルフィンテック株式ファンドとはどのような投資信託なのか

目論見書を参考に、概要を見ていきましょう。

ファンドの特色

主として、日本を含む世界の金融商品取引所に上場されているフィンテック関連企業の株式に 投資を行ない、中長期的な信託財産の成長をめざして運用を行ないます。

 

日興アセットマネジメントが取り扱う投資信託です。

 

<商品分類>

  • 単位型・ 追加型:追加型
  • 投資対象地域:内外
  • 投資対象資産 (収益の源泉):株式

<属性区分>

  • 投資対象資産:その他資産 (投資信託証券 (株式 一般))
  • 決算頻度:年1回
  • 投資対象地域:グローバル (含む日本)
  • 投資形態:ファミリー ファンド
  • 為替ヘッジ:なし

 

フィンテック分野は昨今の仮想通貨の盛り上がりもあり、また米国ではペイパル、スクエアを始めとしたキャッシュアプリの台頭により、世界中で注目されている分野です。

ファンドとして、攻めの切り口としては正しいと思います。

 

以下は組み入れ銘柄です。やはり米スクエア、ペイパルが入っていますね。

 

1位 SQUARE INC-A アメリカ ソフトウェア・サービス 8.20%
2位 MERCADOLIBRE INC アメリカ 小売 5.00%
3位 ADYEN NV オランダ ソフトウェア・サービス 4.60%
4位 INTERCONTINENTAL EXCHANGE INC アメリカ 各種金融 4.50%
5位 PAYPAL HOLDINGS INC アメリカ ソフトウェア・サービス 4.30%
6位 ZILLOW GROUP INC-C アメリカ メディア・娯楽 4.30%
7位 PINTEREST INC-CLASS A アメリカ メディア・娯楽 4.00%
8位 TENCENT HOLDINGS LTD 中国 メディア・娯楽 3.60%
9位 SEA LTD-ADR ケイマン諸島 メディア・娯楽 3.50%
10位 LENDINGTREE INC アメリカ 各種金融 3.00%

 

海外株が93%を占めるファンドとなっており、その66%がなんと米国株式です。

次いで香港、中国です。

 

香港、中国

フィンテックとはなんだったか

を少しここで述べます。フィンテックとはFinanceとTechnologyを組み合わせた言葉です。

 

代表的なフィンテックと言えばキャッシュレス決済ですね。例えば日本でも2019年初頭にPayPayがキャッシュレス決済で大規模還元を行いましたよね。たしか100億円相当あげちゃうキャンペーンとかでした。

私もビッグカメラやLABIなどで家電を買いに行きましたが、人がごった返していました。

 

また、家計管理をアプリで行う人も増えました。今時ノートで家計簿をつけている世帯もだいぶ少なくなったのではないでしょうか。

日本ではマネーフォワードなどがアプリで家計簿をつけられるプロダクトを提供していますね。

 

銀行口座、クレジットカード、決済アプリなど全て連携して、現在の家計資産はどれくらいかをわかりやすく確認できます。(私は一時期使っていたのですが連携がうまくいかず、結局エクセルで管理していますが・・・さらなる進化求む)

 

また、資産運用をAI(人工知能)に任せる「ロボアドバイザー」も人気を博しています。

日本では2020年末に上場したウェルスナビなんかはとても調子が良いですよね。

 

預かり資産がなんと3600億円を突破しています。同業他社で競合にTHEOもいますね。

こちらも預かり資産が1000億円を突破しています。

資産運用への意識の高まり、AIに代わりに運用してもらえるという手軽さが人気の背景でしょう。

 

フィンテック分野への投資も急速に増えています。

フィンテック分野への投資

 

この分野の投資信託ということで、グローバルフィンテック株式ファンドはとても人気なのではないでしょうか。

ストーリーとしては素晴らしいの一言です。

 

過去の数字、チャートから考察(為替ヘッジなし・あり)

さて実際の数字を見ていきましょう。ストーリーが素晴らしくても数字が悪ければ意味がありません。

為替ヘッジなし

投信基準価額チャート

上記は基準価額ですが、コロナショックを機に打ち上げ花火状態ですね。

バブルに近い水準です。

凄まじいリターンをあげていることでしょう。

 

1年 3年(年率)
トータルリターン 86.18% 32.61%
カテゴリー 16.03% 5.54%
+/- カテゴリー 70.15% 27.07%
順位 6位 1位
%ランク 3% 1%
ファンド数 298本 211本
標準偏差 31.67 26.8
カテゴリー 27.51 20.89
+/- カテゴリー 4.16 5.91
順位 244位 188位
%ランク 82% 90%
ファンド数 298本 211本
シャープレシオ 2.72 1.22
カテゴリー 0.64 0.29
+/- カテゴリー 2.08 0.93
順位 8位 1位
%ランク 3% 1%
ファンド数 298本 211本

(引用元:モーニングスター

 

トータルリターンが1年で86.18%、3年で32.61%です。バブルです。

2017年あたりから購入していた人はウハウハなのではないでしょうか。話題になる理由がわかります。

 

標準偏差は1年で31.67、3年で26.8です。これは最もリスクが高いと考えられる、新興国ファンドと同様の水準です。例えば野村新興国株式インデックスなどですね。

 

ハイリスクハイリターンということです。しかし、ちゃんとこの相場に乗った人には拍手を送りたいです。

→ 投資におけるリスクとは?標準偏差を理解してシャープレシオの高い投資を実践しよう!

 

私は個別株で米国株のスクエア(ティッカーシンボル:SQ)を持っていますが、こちらは半年+70%になっています。

バブルだな、という印象です。

 

為替ヘッジあり

も一応見ておきましょう。

投信基準価額チャート

 

1年 3年(年率)
トータルリターン 91.22% 31.44%
カテゴリー 17.26% 7.10%
+/- カテゴリー 73.96% 24.34%
順位 3位 2位
%ランク 5% 5%
ファンド数 67本 45本
標準偏差 31.93 26.44
カテゴリー 24.39 18.54
+/- カテゴリー 7.54 7.9
順位 63位 43位
%ランク 95% 96%
ファンド数 67本 45本
シャープレシオ 2.86 1.19
カテゴリー 0.69 0.35
+/- カテゴリー 2.17 0.84
順位 4位 3位
%ランク 6% 7%
ファンド数 67本 45本

(引用元:モーニングスター

 

こちらの方が数字としてリターンは高いですね。しかし為替というのは読めるものでもないので、私はいつも為替ヘッジなしを購入しています。

 

手数料・分配金の有無

為替ヘッジなし

  • 購入時手数料率(税込) 3.85%
  • 信託報酬等合計 1.93%(運用会社 0.94% 販売会社 0.94% 信託銀行 0.06% 監査報酬等 0.10%)

初年度は5.78%以上のリターンを求められます。

分配金はなしです。

為替ヘッジあり

  • 購入時手数料率(税込) 3.85%
  • 信託報酬等合計 1.93%(運用会社 0.94% 販売会社 0.94% 信託銀行 0.06% 監査報酬等 0.10%)

ヘッジなしと同様初年度は5.78%以上のリターンを求められます。

 

こちらは分配金ありです。年二回です。分配金がほしい人は為替ヘッジありのグローバルフィンテック株式ファンドを購入することになります。

 

<1万口当たり分配原資>

日付 分配金
2020/12/7 2,500円
2020/6/8 2,100円
2019/12/9 950円
2019/6/7 200円
2018/12/7 0円
2018/6/7 900円
2017/12/7 550円

 

評判と見通し

まずは評判からです。結果を出しているファンドは評判が良いのは当然です。

 


見通しですが、個人的には楽観視していません。

段々とリターンが上昇するのではなく、急騰しているからです。

 

ITバブルを思い起こすと、インターネットバブルが2000年代初頭に崩壊しました。

そして、今、我々の社会にはインターネットが根付いています。

 

新しい技術(テーマ)というのは、グローバルフィンテックや、米国のフィンテックブームなどで大衆に知れ渡り、大衆がブームに乗り、最後には必ず破滅するシナリオが通常です。

株価は暴落し、大衆が去った後に、また段々と株価が回復していく段階で、我々の社会にも根付いていきます。

 

今はブームです。投資信託で80%のリターンというのは永続しません。

今ブームなのはフィンテックの他にも、電気自動車、ドローン、大麻、半導体などが挙げられます。

 

これらは今後も人々の生活に馴染んでいくものであり画期的イノベーションです。しかし、バブルは一度崩壊し、そして落ち着いた、上昇する株価になるというサイクルが決まっています。

 

日本における情報通信産業の株価指数の推移

 

イノベーションは止まりません。しかし株価は崩壊します。これは基本的には避けられないものです。

 

<netWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンド>

分配金再投資基準価額と純資産総額の推移

 

今は左側の1999年11月頃のITブームの時期だと考えています。

つまり、ブームに乗るということは、一時的なハイリターンはありますが、長期リターンは可能なのかという点を考える必要があるということです。

 

ブームに乗り続け、崩壊を経ても10年、20年単位では上昇する、という考え方であれば、長期投資でほったらかしでもいいかもしれませんね。

 

グローバルロボティクス株式ファンド

似た名前のファンドが存在します。グローバルロボティクス株式ファンド。

 

世界各国の株式の中から主にロボティクス関連企業の株式に投資を行う。産業用やサービス用などのロボットを製作する企業のみならず、ロボット関連技術であるAI(人工知能)やセンサーなどの開発に携わる企業も投資対象とする。銘柄選定は、株式のアクティブ運用に注力するラザード社が、徹底した調査に基づき行う。外貨建資産への投資にあたっては、原則として為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。7月決算。

参照元:グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年) ★★★★★

 

こちらはまた別の機会に紹介しようと思います。ロボット特化の投資信託であり、面白そうです。リターンも良いですが、こちらもバブルを感じます。

 

投信基準価額チャート

 

1年 3年(年率) 5年(年率)
トータルリターン 34.24% 11.81% 18.68%
カテゴリー 16.03% 5.54% 7.60%
+/- カテゴリー 18.21% 6.27% 11.08%
順位 63位 39位 5位
%ランク 22% 19% 4%
ファンド数 298本 211本 160本
標準偏差 24.31 22.34 19.03
カテゴリー 27.51 20.89 17.93
+/- カテゴリー -3.2 1.45 1.1
順位 104位 152位 116位
%ランク 35% 73% 73%
ファンド数 298本 211本 160本
シャープレシオ 1.41 0.53 0.98
カテゴリー 0.64 0.29 0.44
+/- カテゴリー 0.77 0.24 0.54
順位 56位 45位 6位
%ランク 19% 22% 4%
ファンド数 298本 211本 160本

 

ブームに乗る投資と安定複利リターン投資

上記でも述べたフィンテックブーム、EVブームなど、ブームに乗った投資は短期的にハイリスクハイリターンではあるものの、青天井のリターンが期待できます。

手っ取り早くお金持ちになりたい人はブームに乗るべきです。

 

しかし、リスクと隣り合わせであるため、簡単にはおすすめはできません。

自分の知見のある分野であれば、自信を持って投資できるかもしれませんが、軽はずみにブームだ!と投資して失敗してしまっては元も子もないです。

 

私自身は基本的に個別株は少ないポーションで、遊び程度でやっており、大きなポーションは安定運用で複利で毎年しっかり資産が増える投資をしています。

以下の記事で、個人的に調べた中でのおすすめのファンドを記載しているので、安全な投資先を探している人は参考にしてみてください。

 

まとめ

今回はブームに全力で乗っているフィンテックグローバルについて開設しました。

非常に魅力的なリターンを出しており、天晴の一言です。

しかし、ブーム投資であることを認識した上で、投資をする人は資金を投下するようにしましょう。大衆が浮かれて飛びついた時が、基本的には天井です。

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