資産1000万円超え向けの運用法

貯金が1000万円貯まったらどうするべき?1000万円あったら何ができる?大きな元本のレバレッジを生かして低リスク運用。さらなる資産増加へ

2022年5月18日

資産が1000万円貯まったら、一般的に次に考えるのは本格的な資産運用ですよね。

1000万円という金額は、高校生、大学生の時には筆者自身、途方もない金額に感じました。

1000万円という資産があったら何ができるのか?

 

色々と想像していましたが、実際に1000万円を貯めて調査してみるとできることはそこまでなく、

資産運用の道に進むしかないのだと、寧ろ、さらに資産を増やせるチャンスにもなるということを知りました。

 

 

1000万円があれば何ができるのか?

まずは時間にゆとりがある人が、1000万円の資産を「自分のために」自由に使って良いとなれば、何に使うでしょう?

旅行に行ったり、地方に戸建の一軒家を購入してその家で時間を過ごしたりを考えるでしょう。

 

世界一周旅行

1000万円で旅行をするとしたら多くの人が憧れる「世界一周旅行」はできるでしょう。

一人で渡航費のみであれば、なんと45万円程度でいけるようです。

 

実際に110日間世界一周をした筆者が、航空券代として払ったお金は約45万円!

西回りルートで、

日本→ベトナム→カンボジア→タイ→インド→フィンランド→イタリア→ドイツ→フランス→イギリス→ベルギー→モロッコ→スペイン→アメリカ→メキシコ→ペルー→ブラジル

という16カ国を巡るルートで旅程を組みました。

参照:意外と安く行ける!一人旅で「世界一周にかかった費用」を大公開

 

これであれば、各国の少し値段水準の高いホテルに泊まりながら、現地の良質なレストランを周り、買い物をしてもまだお釣りがきそうですね。

 

  • 109泊×2万円=2,180,000円
  • 一日3食平均7,000円×109日=763,000円
  • お土産500,000円
  • その他観光など500,000円
  • 合計3,940,000円

 

夫婦で世界一周する場合は、1.6倍(630万円)くらいでしょうか?

航空券の90万円を足して720万円くらいです。ガバガバな計算ではありますが、まだ贅沢はできそうですね。

 

また、世界一周をした人19人の費用も公開されていますが、意外と1000万円以上の資産がある身として、世界一周はお金がかからない類の旅行なのかもしれません。

 

 

費用:70万円(準備込み)期間:90日間

費用:110万 期間:100日間

費用:180万円(留学100万、旅80万)期間:210日間(内120日間アメリカ留学、100日間世界一周)

費用:700万(準備込み)期間:約3年を予定しています

費用:約70万円(準備費込)期間:60日間

費用:200万円(準備込み)期間:360日間

費用:180万 期間:210日間(1回目) 予算:70万 期間:90日間(2回目)

費用:150万(準備費用込み)期間:360日

費用:380万円(内準備費用50万円)期間:580日間

費用:35万 期間:350日

費用:約150万円(準備費込み)期間:253日間

費用:150万円 期間:180日間

予算:200-300万円 期間:日本と世界を行ったり来たりの2年半

予算: 140万(準備費用含む)

費用:70万円 期間:62日

費用:130万 期間:150日間

費用:150万 期間:120日間

費用:120万 期間:8ヶ月

 

当然、期間が長くなればなるほど費用は嵩みますが、工夫次第で大きく変動するのが世界一周旅行ですね。

1000万円で半年程度の世界一周旅行であれば、相当贅沢に周れそうです。

 

地方の一軒家を購入

東京都内の一軒家はさすがに厳しいものがありますが、地方であれば大きな一軒家を構えることができます。

地方で一軒家を構える上で人気なのがやはり海の近くの家ですよね。

 

神奈川県の葉山や鎌倉などは人気ですがさすがにこの辺りは人気地域なので最低7,000万円程度が必要です。

千葉県の九十九里エリアであれば可能性があります。

房総物件一覧

 

 

但し「海が見える家」(御宿など)は人気なのでさすがに1000万円では購入できそうにありません。自動車が必要です。

出会いの御宿海岸

 

 

これくらいが自分のために贅沢をするとしたら限界でしょうか。

では、例えば3人家族で、息子、娘への教育への投資を実行した場合はどうでしょう?

東京の家庭の場合としてシミュレーションします。

 

筆者も経験しましたが、中学受験は、私立を受ける過程は早くて小学校3年生に塾に通い始めます。

1年の塾の学費は150〜200万円です。年間200万円と見積もり小学校の4年間で800万円がかかります。

私立の中高一貫校に合格すれば、6年間で大体600万円程度の学費がかかります。

 

塾代800万円と学費で600万円、合計1400万円です。

子供を人生のレール(有名大学→大手企業)に乗せるには、途方もないお金がかかりますね。残念ながら1000万円では足りそうにありません。奨学金などを考えるのが良いです。

 

1000万円は投資に振るべき

上記で1000万円を自分の贅沢、もしくは子供の学費に使うなど検討してみましたが、資産を運用してさらなる選択肢を増やす方が良いと思いました。

1000万円という金額は、資産運用を実際にしていくとわかると思いますが、元本の大きさによりレバレッジがかかります。

 

どういうことかというと、100万円で運用利回り10%だとして、それは10万円にしかなりませんが、1000万円であれば100万円になってしまうということです。

加えて、複利運用をしていくことで、そのレバレッジは何倍にも効果を発揮します。

以下は100万円を20年間10%運用した場合です。

 

元本 運用リターン
1年 1,000,000 100,000
2年 1,100,000 110,000
3年 1,210,000 121,000
4年 1,331,000 133,100
5年 1,464,100 146,410
6年 1,610,510 161,051
7年 1,771,561 177,156
8年 1,948,717 194,872
9年 2,143,589 214,359
10年 2,357,948 235,795
11年 2,593,742 259,374
12年 2,853,117 285,312
13年 3,138,428 313,843
14年 3,452,271 345,227
15年 3,797,498 379,750
16年 4,177,248 417,725
17年 4,594,973 459,497
18年 5,054,470 505,447
19年 5,559,917 555,992
20年 6,115,909 611,591

 

20年間で、100万円が6,115,909円になっています。約6倍ですね。

続いて1000万円を20年間10%運用した場合です。

 

元本 運用リターン
1年 10,000,000 1,000,000
2年 11,000,000 1,100,000
3年 12,100,000 1,210,000
4年 13,310,000 1,331,000
5年 14,641,000 1,464,100
6年 16,105,100 1,610,510
7年 17,715,610 1,771,561
8年 19,487,171 1,948,717
9年 21,435,888 2,143,589
10年 23,579,477 2,357,948
11年 25,937,425 2,593,742
12年 28,531,167 2,853,117
13年 31,384,284 3,138,428
14年 34,522,712 3,452,271
15年 37,974,983 3,797,498
16年 41,772,482 4,177,248
17年 45,949,730 4,594,973
18年 50,544,703 5,054,470
19年 55,599,173 5,559,917
20年 61,159,090 6,115,909

 

20年間で、1000万円が61,159,090円になっています。こちらも約6倍ですね。

しかし、100万円を6倍と1000万円を6倍、リターンは同様ですが実リターン金額が天と地の差がありますね。

1000万円など大きな元本を持っている人がどんどん富を得ていくのはこのような仕組みがあるからです。

同じリターンでも、金額で見ると凄まじい差があるのです。

 

1000万円という小さくない元本を手にした人は、ある意味でこれは「特権」なのです。元本が大きいからこそ、リターンを最大化できるのです。

もちろん、家を購入したり、車を購入したり、1000万円でできる消費は限りなくあります。

 

しかし、1000万円を活用して、資産をさらに大きくして、できることを増やした方が合理的だと思います。(もちろん人生全て合理性で決めるべきでもありません)

→ 1000万円運用

 

 

1000万円の次は2000万円を目指す

最初に断っておくと、1000万円まで0から貯めるよりも、1000万円から2000万円にする方がはるかに到達まで早いです。

それだけ最初の1000万円が大変なのです、資金効率が一番悪いので。

しかし、1000万円があれば、運用をしつつ、本業から得た収入を少しずつ運用に回していけば、資産はどんどん成長していきます。

 

ちなみに、1000万円では仕事をリタイアすることは不可能です。

例えば、現在は労働に縛られない人生として「FIREムーブメント」が流行しています。

「FIRE」とは「Financial Independence, Retire Early」の略です。

 

経済的自立をして、仕事を人よりも早くリタイアするというものです。

リタイアの基準は、自分の一月の生活費を、運用リターンのみで生活ができるかということです。

この生活にはもちろん、自分一人だけではなく家族も含めます。

 

例えば、筆者は妻と子供がいますが、月の生活費は大体50万円-60万円です。

東京に事情あり、住んでいますので、かなり高い水準だと思います。地方に移住をすれば半分くらいになると考えています。

 

60万円を資産運用のリターンで賄えれば、FIREです。

毎年の資産運用のリターンには変動があります。例えば3%程度を最低でも目指すという超安全な運用で考えます。

 

60万円×12ヶ月=720万円

720万円÷3%=2.4億円

 

筆者は2.4億円を目指さなければなりません。筆者の資産はまだ5000万円ほどなので、あと4倍以上増やす必要があります。

しかし、資産の増加スピードは、投資元本が大きくなればなるほど早いです。

 

また、毎年自分と妻の給料から運用に資金を充てていきます。それを考えると、あと10年もしない内に2.4億円は達成できるのではないかと考えています。

もちろん、そんなにうまくいくとは思っていませんので、年収をあげる努力も並行して実施しています。

 

1000万円を運用するならどこが最も効率が良い?

世界中に様々な金融商品が散らばっており、素晴らしいパフォーマンスを出す商品、途轍もない損失を出してしまう粗悪商品など、ある程度金融商品の目利きができないと、資産運用は失敗してしまいます。

 

資産運用は「時間」と「元本」が命です。

この時間と元本を上手に活用できる運用方法を選びましょう。

 

世界で一番リターンの高いアセットは何かを把握しましょう。これは長い歴史から明白です。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」を実践していきましょう。

資産別の長期のリターン

 

 

1802年からのチャートをみると、株式がぶっちぎりのリターンを出しています。

しかし、株式投資はリスクも高いのも真実です。

資産運用のリスクとリターンについて知っておきましょう

 

そこで選択肢になってくるのが、やはり株式投資のプロが運用している投資信託やヘッジファンドになってきます。

ハイリスクハイリターンの株式投資で、リスクを抑えつつリターンを出すプロの投資家に任せるのが手っ取り早いのです。

 

投資信託で資産運用

投資信託にはインデックス投信とアクティブ投信の二つの種類があります。

 

インデックスはTOPIX(東証株価指数)、S&P500(米国株指数500銘柄)が存在します。つまり、この指数に連動するパフォーマンスを目指す投資信託です。

ファンドマネジャーの腕は関係がありません。

 

アクティブは上記のような指数をアウトパフォームできるよう、ファンドマネジャーが市場でリターンを目指していくものになります。

アクティブ投信とインデックス投信のリターンは金融庁が公表しています。

 

分類 5年累積
リターン平均(%)
5年シャープ
レシオ平均
全ファンド
(パッシブ)
22.6 0.4
全ファンド
(アクティブ)
9.7 0.2
国内株式
(パッシブ)
40.0 0.5
国内株式
(アクティブ)
30.9 0.4
先進国株式
(パッシブ)
37.0 0.47
先進国株式
(アクティブ)
12.0 0.23
新興国株式
(パッシブ)
15.2 0.24
新興国株式
(アクティブ)
12.8 0.20
グローバル株式
(パッシブ)
32.6 0.44
グローバル株式
(アクティブ)
8.2 0.17

参照:金融庁「資産運用業高度化プログレスレポート」

 

公表されているアクティブ投信の年利回りは、1.86%程度です。(5年累計9.7%)

インデックス投信の年利回りは4.15%程度です。(5年累計22.6%)

 

アクティブがインデックスに負けるということは、ファンドマネジャーがガチャガチャと運用しない方がリターンが良かったことになります・・・。

金融機関で投資信託の営業を受けることが多々あると思います。それのほとんどは「アクティブ型投資信託」になりますので気をつけましょう。

 

ヘッジファンドで資産運用

ヘッジファンドのリターンに関しても歴史から学びましょう。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」です。

ヘッジファンドとS&P500指数と世界株式指数のチャート

 

ヘッジファンドが上記のS&P500の指数を上回っています。

S&P500といえば、インデックス投信の一番売れ筋商品であり、過去平均利回りは約7%程度です。優秀ですよね。

ヘッジファンドはそのリターンをオーバーパフォームしています。

 

また、S&P500については過去平均が7%の利回りで優秀だと言っても、マイナスの年が十年続くことも十分にあり得る指数です。

この落とし穴に誰も気づいていません。

S&P500指数の30年間の平均リターン

ヘッジファンドについては別の記事でも紹介していますが、下落相場でもハイリターンを果敢に狙っていく「攻めは最大の防御なり」の姿勢で相場に取り組んでいます。

例えば筆者が運用しているヘッジファンドの運用利回りは2013年から継続して日本株で10%以上の実績を出しています。以下の記事に記載しています。

 

S&P500年ごとリターン

 

ヘッジファンドが優秀な成績を出す理由は以下の記事に書いていますので読んでみてください。多くの人がありがたがっている投資信託のビジネスモデルの負の部分にも驚くかもしれません。

 

まとめ

1000万円の資産が貯まったら何ができるのか。どうすべきなのか。

投資をするとしたらどのような資産に投資をするべきなのかを紹介してきました。この記事を資産運用に役立てていただければ嬉しいです。

 

【2022年】日本国内の優良ヘッジファンド(&投資信託)のおすすめ先を紹介!選択に必要な知識と魅力的な金融商品をランキング形式で初心者にもわかりやすく解説
【2023〜2024年】日本国内の優良ヘッジファンド(&投資信託)のおすすめ先を紹介!選択に必要な知識と魅力的な金融商品をランキング形式で初心者にもわかりやすく解説

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締め括り

 

堅実複利運用

おすすめ投資先ランキング

長期で資産を着実に育てる

 

資産運用で資産を増やす方法は様々あります。効率を求めるのであれば、株式投資が最良の選択肢であることは疑いようのない事実です。

過去の歴史を見ると、それは火を見るより明らかです。「市場が伸びるところ」が最も効率よいです。苦労なく成果を挙げられます。

 

各資産の超長期リターン

 

しかし、株式投資も医者になるくらい勉強をしなければ勝てません。であれば、我々は早々にリスクの高い個別株投資という選択肢は捨てるべきです。

そして、投資のプロが運用する「ファンド」(投資信託、ETF、ヘッジファンド)を選ぶべきなのです。

ここでファンド選びが最も大切です。長年、筆者も資産運用を実施してきました。

 

結局は絶対にマイナスになる年を作らない、小さい利回りでも良いのでしっかりプラスを出す、それを長年続けるファンド。このようなファンドを活用することがベストプラクティスであり、正しい資産運用です。資産が強烈に伸びていきます。

 

上記の条件を主眼に置きながら、筆者のポートフォリオを構成するファンドを中心にランキング記事を作成してみましたので参考にしてみてください。

 

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